上場している企業は、一般的に知名度があり、社会的信頼もあるといえます。
上場するためには、厳しい審査を通らなければいけません。
企業の運営について、ルールを厳格に決め、膨大な書類にまとめる必要があります。
上場してからも、企業の株式や経営状態などを一般に公開しなければいけないため、誰でも企業の詳細が確認できます。
株主総会も行われ、株主から経営の指摘や指導をされる環境に置かれます。
企業の経営状態が見えやすくなるため、安定した社会的経営が行われやすいのです。
では、非上場の企業は不安定かというと、そうではありません。
非上場でも、安定した優良企業はたくさんあります。
上場すると、制限や手間などが増えるため「自社の経営に好ましくない」と判断する企業もあります。
経営の都合上、あえて上場を避ける企業もあるのです。
一度上場したものの、後から上場を辞めた企業もあります。
柔軟で自由な経営をするため、上場しないほうが経営に好都合である場合もあるのです。
上場は、企業の社会的信頼を確認できるポイントですが、あくまで基準の1つと考えるのが適切です。
上場という基準にこだわりすぎず、非上場の企業にも目を向け、可能性を探る姿勢が大切です。