会社では、大物を中心とする派閥がよく見られます。
政治ではよく見られますが、会社でもあります。
会社のキーパーソンに、AさんとBさんの2人がいれば、A派閥とB派閥になります。
キーパーソンには、実力があり、コネもあります。
キーパーソンの力にあやかりたいと思い、自然と人が集まります。
ある一定数、人が集まると、派閥の完成です。
派閥の中は、たしかに居心地がいいです。
大きな力で守られ、仲間がいて、情報が共有しやすくなります。
短い目で見るといいところだらけですが、ここが要注意です。
長期で見ると、悪いところのほうが多くなります。
派閥に所属していると、派閥内の情報共有はできますが、ほかの派閥との情報共有ができなくなります。
情報が十分に行き来しないだけでなく、行き交う情報に偏りが出るのは、大きな痛手です。
派閥に所属すれば、自分も社内の対立に巻き込まれることになります。
社内でライバルができ、人間関係が悪くなります。
内輪の争いだけで体力と時間を使うのは、本当にくだらないことです。
一度派閥に所属すると、簡単に抜け出せなくなります。
抜け出すのは、裏切り者とされます。
今まで受けた恩恵より、ひどい仕打ちを受けてしまうことが多いです。
派閥に所属していると、最初はメリットがあるものの、後になるほど、デメリットのほうが大きくなります。
こういうことになるくらいなら、最初から派閥に所属しないほうが楽です。
中立的な立場が、一番です。
中立的な立場でも、仕事は十分スムーズに進められます。