仕事で「どちらでもいい」は、禁句です。
言われた相手は、心証を悪くします。
決断を放棄し、投げやりになっている印象を与えるからです。
ただし現実には「どちらでもいい」と思う場面があるのも、たしかです。
自分の希望を率直に言うことで、雰囲気が悪くなる場面もあるでしょう。
本当にどちらでもいいと思うときには、絶妙の表現があります。
「お任せします」です。
嬉しい一言です。
「どちらでもいい」という言葉と意味は同じですが、一転して嬉しい響きに変わります。
「あなたを全面的に信頼しています。あなたの意思を尊重させてください」という暗黙のメッセージが伝わってきます。
自分はどちらでもいいことを表現しつつも、相手の意思を尊重する言い方です。
「どちらでもいい」より「お任せします」です。
うまい表現を身につけることで「おや。この人は違うな」と思われます。