年を取れば、しみは勝手にできるわけではありません。
たしかに年齢とも関係する点もありますが、わずかな影響です。
実は、しみの原因のほとんどは、紫外線です。
花粉症に似ています。
花粉症は、一定の花粉を吸い続けると、ある日から発症します。
染みも同じです。
肌の奥には、紫外線をためるコップのようなものがあります。
ある一定量を超えると、コップから水があふれ出すかのように、しみができるのです。
紫外線を浴びることがなければ、しみはできません。
たとえば、お尻を見てみましょう。
お尻には、しみが1つもできていませんよね。
毎日椅子に座り、衝撃や圧迫をよく受ける部分にもかかわらず、しみはありません。
お尻は普段、紫外線を浴びることがないため、しみもないのです。
そのほか、脇や腕の裏側なども、太陽の光が当たりにくい部分も、しみがないはずです。
皮膚に違いがあるからではありません。
体のどの部分も、皮膚は同じです。
違いがあるのは、紫外線にどれだけ当たっているかです。
紫外線さえ当たらなければ、しみができない証拠です。
もし生涯においてまったく紫外線を浴びなければ、しみができることはない、と主張する皮膚の専門家もいます。
いかに早く日焼け対策を始めるか。
人生で浴びる紫外線は、10代に6割浴びるといわれます。
「もうこれ以上、しみは作らない」
そう思ったら、今この瞬間から、紫外線対策を始めましょう。
日焼け対策がきちんとできていれば、これ以上しみが増えることはありません。
しみは、年を取れば勝手にできるものではありません。
しみのほとんどは、紫外線を浴びることでできる現象です。
日焼け対策をすれば、防ぐことができるものなのです。