執筆者:水口貴博

日焼けによるしみ・そばかすを防ぐ30の対策

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日焼け止めで見かける、SPFの数字の意味とは。

日焼け止めで見かける、SPFの数字の意味とは。 | 日焼けによるしみ・そばかすを防ぐ30の対策

日焼け止めの商品に必ずあるのが「SPF」という表記です。

UV-Bを防ぐ効果を意味する数字です。

SPFは、別名「日焼け防止指数」といわれます。

数字が高いほど、日焼け止めの効果が高くなります。

さて、日焼け防止指数とはいえ、実はこの数字には、厳密な定義があります。

何を意味しているのかというと「日焼けをするまでの時間」です。

皮膚は一定の紫外線を浴びると、日焼けします。

SPF1に対して、およそ20分です。

SPF2なら40分です。

SPF3なら60分です。

SPF10もあれば300分であり、およそ2時間半という計算になります。

SPF20になれば、およそ5時間です。

ということは、SPFが50もあれば、丸1日保てる計算になります。

しかし、これはあくまで理論上の数字であり、そうはいきません。

人間は、体温調整のため、汗をかいています。

時間が経てば、皮脂も分泌されます。

その結果、日焼け止めが落ちたりむらができたりするのです。

SPFがいくら高くても、落ちてしまえば意味がありません。

丸1日持たないのが現実なのです。

おすすめはSPF20から30程度の日焼け止めを、3時間に1回程度の割合で塗り直す習慣です。

塗り直しがきちんとできれば、SPFの数字が低くても十分日焼けを防げます。

日焼けによるしみ・そばかすを防ぐ対策(8)
  • SPFの数字の意味を、理解する。
高いSPFの日焼け止めを塗っていても、塗り直しは必要。

日焼けによるしみ・そばかすを防ぐ30の対策

  1. しみは、年を取れば勝手にできるものではない。
  2. 肌に問題がないなら、今こそ対策を始める、ベストタイミング。
  3. なぜ、日に当たり続けると、肌は黒くなるのか。
  4. 紫外線「UV-A」「UV-B」「UV-C」のそれぞれの特徴と違い。
  5. UV-AとUV-B。
    肌に、より悪い影響を及ぼすのはどちら?
  6. 日焼けには2種類ある。
    「サンタン」と「サンバーン」の違いとは。
  7. 日焼け止めは、SPFが20もあれば、十分に効果があると考えていい。
  8. 日焼け止めで見かける、SPFの数字の意味とは。
  9. 高いSPFの日焼け止めを塗っていても、塗り直しは必要。
  10. 日焼け止めを重ね塗りすれば、SPFの効果は足し算で計算できるの?
  11. どうしても塗る手間を減らしたければ、耐水性の日焼け止めを選ぶ。
  12. 状況に応じて使い分けたい、日焼け止めのSPFとPAの目安。
  13. SPFの数字は細かく表示されているのに、PAはなぜ3段階しか表示がないの?
  14. 塗っているのが日焼け止めだけでも、クレンジングは必要。
  15. 日差しが入るなら、部屋の中でも日焼け止めが必要。
  16. 日焼け止めに、時期が早すぎることはない。
  17. うっかり日焼けをしてしまいやすい5つのパターン。
  18. 日焼け防止をするなら、色に注意する。
    白い服より黒い服のほうが、紫外線を防ぎやすい。
  19. 日焼け止めを使っているほとんどの人が、実は塗り足りない状態である。
  20. なぜ、日焼け止めには「チタン」や「亜鉛」という金属が含まれているのか。
  21. 「ノンケミカル」の日焼け止めは、普通の日焼け止めとどう違うの?
  22. 日焼け止めを塗るのは面倒。
    こんなとき、しておけばいい対策は?
  23. 日焼け止めは、年中、必要。
  24. 朝や夕方にも紫外線対策が必要である、本当の理由。
  25. 赤ちゃんにも、日焼け止めは必要。
  26. 体の部分に応じた、上手な日焼け止めの落とし方。
  27. 生理中や妊娠中は、しみができやすい。
  28. 雨の日の傘は、黒を選べ!
  29. 男が日焼け止めをしても、まったく変ではない。
  30. 日焼け止めのコストパフォーマンスの悪さに悩んだときの工夫。

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