日焼け止めの商品に必ずあるのが「SPF」という表記です。
UV-Bを防ぐ効果を意味する数字です。
SPFは、別名「日焼け防止指数」といわれます。
数字が高いほど、日焼け止めの効果が高くなります。
さて、日焼け防止指数とはいえ、実はこの数字には、厳密な定義があります。
何を意味しているのかというと「日焼けをするまでの時間」です。
皮膚は一定の紫外線を浴びると、日焼けします。
SPF1に対して、およそ20分です。
SPF2なら40分です。
SPF3なら60分です。
SPF10もあれば300分であり、およそ2時間半という計算になります。
SPF20になれば、およそ5時間です。
ということは、SPFが50もあれば、丸1日保てる計算になります。
しかし、これはあくまで理論上の数字であり、そうはいきません。
人間は、体温調整のため、汗をかいています。
時間が経てば、皮脂も分泌されます。
その結果、日焼け止めが落ちたりむらができたりするのです。
SPFがいくら高くても、落ちてしまえば意味がありません。
丸1日持たないのが現実なのです。
おすすめはSPF20から30程度の日焼け止めを、3時間に1回程度の割合で塗り直す習慣です。
塗り直しがきちんとできれば、SPFの数字が低くても十分日焼けを防げます。