執筆者:水口貴博

日焼けによるしみ・そばかすを防ぐ30の対策

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紫外線「UV-A」「UV-B」「UV-C」のそれぞれの特徴と違い。

紫外線「UV-A」「UV-B」「UV-C」のそれぞれの特徴と違い。 | 日焼けによるしみ・そばかすを防ぐ30の対策

紫外線には大きく分けて、3種類あります。

「UV-A」「UV-B」「UV-C」です。

このうち、UV-Cについては、地球のオゾン層が吸収するため、地表には届きません。

地表に届く紫外線は「UV-A」と「UV-B」の2種類です。

そのため、一般に市販される日焼け止めは「UV-A」と「UV-B」を考慮されています。

ところで「UV-A」「UV-B」「UV-C」には、どのような違いがあるのでしょうか。

どれも紫外線ではありますが、特徴や違いがあります。

それぞれ整理をしながら確認していきましょう。

UV-A(Ultraviolet A)

UV-Aは、320~400ナノメートルの波長を持つ、波長の長い紫外線です。

UV-Aは、UV-Bより肌の深いところまで届くため、影響は肌の浅いところだけでなく、深いところまで影響が出ます。

長時間当たり続けると、皮膚の老化が早まり、しわやたるみの原因になります。

「しわやたるみの原因となる紫外線といえば、UV-A」と覚えておくといいでしょう。

化粧品で「PA+」表記は「Protection grade of UV-A」の略語であり、UV-Aを防ぐ効果を表します。

UV-B(Ultraviolet B)

UV-Bは、280~320ナノメートルの中程度の波長を持つ紫外線です。

UV-AはUV-Bほど、肌の深いところまでは届かず、肌の表面で吸収されます。

そのため悪影響も、肌の表面にできるしみが中心です。

「しみの原因となる紫外線といえば、UV-B」と覚えておくといいでしょう。

化粧品で「SPF」という表記は、UV-Bを防ぐ効果を表しています。

UV-C(Ultraviolet C)

紫外線のうち、一番肌に悪影響があるのは、UV-Cです。

これが一番怖いです。

波長は、100~280ナノメートル。

UV-AやUV-Bに比べて波長が短くて、悪影響も大きいため、皮膚がんの原因になりやすいとされています。

しみ、しわ、たるみの原因はもちろん、短時間当たるだけで遺伝子をぼろぼろに破壊する強力な紫外線です。

これまではオゾン層に吸収されて、地上には届いていませんでした。

しかし近年のオゾン層破壊の問題によって、次第に危険性が増しつつあります。

日焼けによるしみ・そばかすを防ぐ対策(4)
  • 「PA」と「SPF」で防げる紫外線の種類を覚えておく。
UV-AとUV-B。
肌に、より悪い影響を及ぼすのはどちら?

日焼けによるしみ・そばかすを防ぐ30の対策

  1. しみは、年を取れば勝手にできるものではない。
  2. 肌に問題がないなら、今こそ対策を始める、ベストタイミング。
  3. なぜ、日に当たり続けると、肌は黒くなるのか。
  4. 紫外線「UV-A」「UV-B」「UV-C」のそれぞれの特徴と違い。
  5. UV-AとUV-B。
    肌に、より悪い影響を及ぼすのはどちら?
  6. 日焼けには2種類ある。
    「サンタン」と「サンバーン」の違いとは。
  7. 日焼け止めは、SPFが20もあれば、十分に効果があると考えていい。
  8. 日焼け止めで見かける、SPFの数字の意味とは。
  9. 高いSPFの日焼け止めを塗っていても、塗り直しは必要。
  10. 日焼け止めを重ね塗りすれば、SPFの効果は足し算で計算できるの?
  11. どうしても塗る手間を減らしたければ、耐水性の日焼け止めを選ぶ。
  12. 状況に応じて使い分けたい、日焼け止めのSPFとPAの目安。
  13. SPFの数字は細かく表示されているのに、PAはなぜ3段階しか表示がないの?
  14. 塗っているのが日焼け止めだけでも、クレンジングは必要。
  15. 日差しが入るなら、部屋の中でも日焼け止めが必要。
  16. 日焼け止めに、時期が早すぎることはない。
  17. うっかり日焼けをしてしまいやすい5つのパターン。
  18. 日焼け防止をするなら、色に注意する。
    白い服より黒い服のほうが、紫外線を防ぎやすい。
  19. 日焼け止めを使っているほとんどの人が、実は塗り足りない状態である。
  20. なぜ、日焼け止めには「チタン」や「亜鉛」という金属が含まれているのか。
  21. 「ノンケミカル」の日焼け止めは、普通の日焼け止めとどう違うの?
  22. 日焼け止めを塗るのは面倒。
    こんなとき、しておけばいい対策は?
  23. 日焼け止めは、年中、必要。
  24. 朝や夕方にも紫外線対策が必要である、本当の理由。
  25. 赤ちゃんにも、日焼け止めは必要。
  26. 体の部分に応じた、上手な日焼け止めの落とし方。
  27. 生理中や妊娠中は、しみができやすい。
  28. 雨の日の傘は、黒を選べ!
  29. 男が日焼け止めをしても、まったく変ではない。
  30. 日焼け止めのコストパフォーマンスの悪さに悩んだときの工夫。

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