執筆者:水口貴博

日焼けによるしみ・そばかすを防ぐ30の対策

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なぜ、日焼け止めには「チタン」や「亜鉛」という金属が含まれているのか。

なぜ、日焼け止めには「チタン」や「亜鉛」という金属が含まれているのか。 | 日焼けによるしみ・そばかすを防ぐ30の対策

日焼け止めには、金属が使われていることがあります。

一番よく見かけるのは「チタン」や「亜鉛」という金属です。

なぜ、金属が入っているのでしょうか。

金属が含まれているのは、紫外線を反射させるためです。

一昔前までは、紫外線を吸収させることで、日焼け防止をしていました。

「紫外線吸収剤」と呼ばれる成分が使われていました。

しかし、吸収の際に熱を伴ったり、吸収力に限界があったりするため、今では廃れつつあります。

現在では、金属成分で反射させることで、紫外線を防止しています。

「紫外線散乱剤」と呼ばれます。

鏡のように反射するため、強力な紫外線の防止効果を発揮するのです。

強力な効果があるのですが、欠点もあります。

金属を使った日焼け止めであるため、金属アレルギーの人が使うと、炎症を起こすことがあります。

また、酸化チタンには、活性酸素を作り出す可能性についての報告もあります。

金属が苦手な体質の人は、金属が使われていない「ノンケミカル」と呼ばれる日焼け止めを使うことをおすすめします。

日焼けによるしみ・そばかすを防ぐ対策(20)
  • 日焼け止めに含まれる金属成分を、必要以上に恐れないようにする。
「ノンケミカル」の日焼け止めは、普通の日焼け止めとどう違うの?

日焼けによるしみ・そばかすを防ぐ30の対策

  1. しみは、年を取れば勝手にできるものではない。
  2. 肌に問題がないなら、今こそ対策を始める、ベストタイミング。
  3. なぜ、日に当たり続けると、肌は黒くなるのか。
  4. 紫外線「UV-A」「UV-B」「UV-C」のそれぞれの特徴と違い。
  5. UV-AとUV-B。
    肌に、より悪い影響を及ぼすのはどちら?
  6. 日焼けには2種類ある。
    「サンタン」と「サンバーン」の違いとは。
  7. 日焼け止めは、SPFが20もあれば、十分に効果があると考えていい。
  8. 日焼け止めで見かける、SPFの数字の意味とは。
  9. 高いSPFの日焼け止めを塗っていても、塗り直しは必要。
  10. 日焼け止めを重ね塗りすれば、SPFの効果は足し算で計算できるの?
  11. どうしても塗る手間を減らしたければ、耐水性の日焼け止めを選ぶ。
  12. 状況に応じて使い分けたい、日焼け止めのSPFとPAの目安。
  13. SPFの数字は細かく表示されているのに、PAはなぜ3段階しか表示がないの?
  14. 塗っているのが日焼け止めだけでも、クレンジングは必要。
  15. 日差しが入るなら、部屋の中でも日焼け止めが必要。
  16. 日焼け止めに、時期が早すぎることはない。
  17. うっかり日焼けをしてしまいやすい5つのパターン。
  18. 日焼け防止をするなら、色に注意する。
    白い服より黒い服のほうが、紫外線を防ぎやすい。
  19. 日焼け止めを使っているほとんどの人が、実は塗り足りない状態である。
  20. なぜ、日焼け止めには「チタン」や「亜鉛」という金属が含まれているのか。
  21. 「ノンケミカル」の日焼け止めは、普通の日焼け止めとどう違うの?
  22. 日焼け止めを塗るのは面倒。
    こんなとき、しておけばいい対策は?
  23. 日焼け止めは、年中、必要。
  24. 朝や夕方にも紫外線対策が必要である、本当の理由。
  25. 赤ちゃんにも、日焼け止めは必要。
  26. 体の部分に応じた、上手な日焼け止めの落とし方。
  27. 生理中や妊娠中は、しみができやすい。
  28. 雨の日の傘は、黒を選べ!
  29. 男が日焼け止めをしても、まったく変ではない。
  30. 日焼け止めのコストパフォーマンスの悪さに悩んだときの工夫。

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