日焼けは、どれも同じというわけではありません。
日焼けには、2種類あります。
「サンタン」と「サンバーン」です。
どちらも日焼けであることには変わりありませんが、少し意味が異なります。
日焼けの度合いによって対処も違いますから、ここで覚えておきましょう。
炎症を起こさない程度の軽い日焼けのことです。
外出して日に当たって肌が少し焼けてしまった、というパターンがよく見られます。
主にUV-Bの紫外線による影響によって起こります。
軽度の日焼けであるため炎症や痛みが伴うことはありませんが、肌が黒くなることで、しみになる場合があります。
サンタンを起こした後は、美白化粧品でしっかりメラニン色素の沈着を促し、元の肌色を取り戻しましょう。
肌に炎症を起こすような、強い日焼けのことです。
バカンスで海に出かけた際、ビーチでうっかり寝てしまったときによく見られます。
UV-AとUV-Bの両方の強い紫外線を短時間で浴びることで、メラニン色素の放出が間に合わず、肌が炎症を起こした状態です。
つまり、やけどと同じ状態です。
炎症がひどい場合は、水ぶくれができることもあります。
皮膚がただれるだけでなく、肌のDNAにも強い損傷が出るため、しみができやすい状況です。
サンバーンを起こした後は、急いで冷たい水で冷やして、炎症を鎮めましょう。
やけどと同じ状態ですから、しばらくの間は無理な運動は控え、十分な休養を取ることが大切です。
ただし、水ぶくれの状態が広範囲にわたる場合は、自己判断せず、すぐ病院で診てもらいましょう。