地表に届く紫外線は、2種類あります。
「UV-A」と「UV-B」です。
日焼け止めでも、この2種類の紫外線を、厳密に分けて販売されています。
「PA」という表示は、UV-Aを防ぐ意味です。
「SPF」という表示は、UV-Bを防ぐ意味です。
2つが異なる紫外線とわかれば、悪影響の違いが気になるところですね。
さて、問題です。
UV-AとUV-B。
どちらのほうが、肌に対して、より悪い影響を与えるのでしょうか。
正解は、UV-Bです。
UV-AよりUV-Bのほうが、何十倍もエネルギーが強い紫外線です。
遺伝子を傷つける意味では、UV-Bのほうが圧倒的に危険です。
そうとわかれば、日焼け止めを選ぶ際、UV-Bを防ぐ「SPF」表示だけ参考にすればいいと思いますが、待ってください。
美容の面から言えば、話は変わります。
UV-Aは、しわやたるみの原因になる紫外線です。
UV-Bは、しみの原因になる紫外線です。
美肌を妨げる点から見れば、どちらも悪影響です。
どちらの紫外線も、美肌には大敵です。
日焼け止めを選ぶときは「SPF」だけでなく「PA」も意識して選ぶのが、正解なのです。