執筆者:水口貴博

子どもの「生きる力」を育てる30のしつけ方法

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父親と母親の違いは、あったほうがいい。違いがあるからこそ、子どもは多くのことが学べる。

父親と母親の違いは、あったほうがいい。違いがあるからこそ、子どもは多くのことが学べる。 | 子どもの「生きる力」を育てる30のしつけ方法

子育ての教育方針は、父親と母親の考えを統一している家庭も多いことでしょう。

父と母の子どもに対する教育方針の違いでめる、という話はよく耳にします。

腰をすえてじっくり話し合い、子どもにはこういう方針で教育を進めていこうと、意識合わせをします。

やはり子育てに対する大まかなポリシーは、ずれがないよう夫婦間で統一させておくことが必要です。

その基本的な教育方針さえ合っていれば、母らしさや父らしさはどんどん見せていったほうがいい。

あえて母は母らしく、あえて父は父らしく、見せていきます。

父は、母とは違った言葉遣い・反応・対応の仕方などがあります。

ある問題を、母は「愛嬌あいきょう」で解決しようとする一方、父は「度胸」で解決するかもしれません。

またある問題を、母は「コミュニケーション」で解決しようとするところを、父は「お金の力」で解決するかもしれません。

料理に強い母がいる一方、機械に強い父がいる。

小食の母がいる一方、大食の父がいる。

そうした2人のさまざまな違いがいい。

父親が子育てに参加するからこそ、子どもは父親からも学べます。

子どもは両者から、いいところを学んだり比べたりします。

吸収したことをもとに、臨機応変に対応できるようになります。

あるときは、母らしい解決法に頼ったり、あるときは父らしい解決法に頼ったりします。

母親らしい考え方だけでなく、父親の考えに触れることで「なるほど。そういう考え方もあるなあ」と思います。

勉強量が2倍に増え、子どもの視野が広がりやすくなるのです。

子どもの「生きる力」を育てるしつけ方法(27)
  • 夫婦の違いを、子育てに生かす。
子どもに選ばせた靴は、自然と丁寧に扱うようになる。

子どもの「生きる力」を育てる30のしつけ方法

  1. 子どもの健全な成長に欠かせない3つの要素。
    「健全な家庭環境」「栄養バランスの取れた食事」「親からの愛情」
  2. 無理やり伸ばそうとするのではない。
    自然に伸ばそうとする心がけが大切。
  3. 勉強は「知識」から教えるのではなく「楽しさ」から教える。
  4. 料理上手は、素材の味を引き出すのがうまい人。
    子育て上手は、子どもの可能性を引き出すのがうまい人。
  5. 最初は平凡なことを褒めるだけでいい。
    褒めているうちに伸びていく。
  6. 子どもは、自分ではなかなか自分の長所に気づけない。
    気づかせるのが親の仕事。
  7. 子どもの悩みに親が共感するか否かが「話してよかった」と「話さなければよかった」を分ける。
  8. 淡泊な質問に対しては、淡泊な返事しかできない。
  9. ぜひ、夕食のときに子どもへ質問したい、魔法の言葉。
  10. 「本当に気が利く親」というのは、あえて子どもの面倒を見すぎない。
  11. 幼少のころ、苦しんだり悩んだりした経験は、意外なところで役立つ。
  12. 遊び道具は、なくても成長できるが、あったほうがもっと成長できる。
  13. 思考力は「広く浅い体験」より「1つの深い体験」をするとき、養われる。
  14. 「これだけは誰にも負けない」という自信がほかへと波及し、生きる力につながる。
  15. 早起きするといいことがある実感をさせれば、自然と早起きが習慣になる。
  16. 1つの夢が、多くの要素を成長させる。
  17. 親の仕事は、子どもが失敗したときこそ、褒めること。
  18. 子どもの部屋を持つと、自立心が促される。
  19. 10歳前後になれば、自分の部屋を持たせてもいい時期。
  20. 努力であれ我慢であろうと、目安があると継続しやすい。
  21. 子どものおねしょを叱るのは、意味がない。
  22. 「もう1人の自分を見ているようだ」と驚くのは、子どもより親のほう。
  23. 卵1つで、子どもに自信をつけさせられる。
  24. 「まだ早すぎる」は、できるだけ言わないほうがいい。
  25. 「やってみると、思ったより○○だった」手応えの蓄積が、ゆくゆく子どもの財産になる。
  26. 夫婦が協力し合っている姿に、子どもは人間としてのあり方を発見する。
  27. 父親と母親の違いは、あったほうがいい。
    違いがあるからこそ、子どもは多くのことが学べる。
  28. 子どもに選ばせた靴は、自然と丁寧に扱うようになる。
  29. 自己評価が低い子どもは、不良に育ちやすい。
    自己評価が高い子どもは、健全に育ちやすい。
  30. 「先生」と呼ばれる親は、子育てに注意せよ。

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