子育ての教育方針は、父親と母親の考えを統一している家庭も多いことでしょう。
父と母の子どもに対する教育方針の違いで揉める、という話はよく耳にします。
腰をすえてじっくり話し合い、子どもにはこういう方針で教育を進めていこうと、意識合わせをします。
やはり子育てに対する大まかなポリシーは、ずれがないよう夫婦間で統一させておくことが必要です。
その基本的な教育方針さえ合っていれば、母らしさや父らしさはどんどん見せていったほうがいい。
あえて母は母らしく、あえて父は父らしく、見せていきます。
父は、母とは違った言葉遣い・反応・対応の仕方などがあります。
ある問題を、母は「愛嬌」で解決しようとする一方、父は「度胸」で解決するかもしれません。
またある問題を、母は「コミュニケーション」で解決しようとするところを、父は「お金の力」で解決するかもしれません。
料理に強い母がいる一方、機械に強い父がいる。
小食の母がいる一方、大食の父がいる。
そうした2人のさまざまな違いがいい。
父親が子育てに参加するからこそ、子どもは父親からも学べます。
子どもは両者から、いいところを学んだり比べたりします。
吸収したことをもとに、臨機応変に対応できるようになります。
あるときは、母らしい解決法に頼ったり、あるときは父らしい解決法に頼ったりします。
母親らしい考え方だけでなく、父親の考えに触れることで「なるほど。そういう考え方もあるなあ」と思います。
勉強量が2倍に増え、子どもの視野が広がりやすくなるのです。