自分の部屋を持たせるのは、何歳くらいからがいいのでしょうか。
子どもの成長具合にもよるため一概には言えませんが、目安としては「10歳前後」と考えるといいでしょう。
子どもの成長がしっかりしていれば、もう少し早い時期からでもいいでしょう。
この時期をおすすめする理由は、大きく2つあります。
幼い時期から子ども部屋を与えると、万が一のとき、親の目が届きにくくなります。
子どもの成長にもよりますが、10歳以下の場合、手先や足先がまだしっかりしていない点があります。
その時期から子ども部屋を持たせ、親の目の届かない空間を作ってしまうと、万が一のとき、親が気づけない場合もあります。
本・おもちゃ・洋服など、大人が思いつかない使い方をする場合があります。
おかしな使い方でけがをして、命に関わる場合もあるでしょう。
手先足先がしっかりして、本や洋服などの使い方など、物事の分別がきちんと理解し始める10歳前後からが適切です。
10歳前後になれば「自分の好きな通りにしたい」という自立心が芽生え始める時期でもあります。
男の子なら、1人の力でやらせてほしいと主張し始める時期です。
女の子なら、お父さんと一緒にお風呂に入るのを嫌がる時期もこの辺りでしょう。
これらは「自分」という個を、次第に意識し始める前兆です。
「1人で自由になりたい」「親にじろじろ見られたくない」など、自分の思いどおりにしたい気持ちが強くなります。
その段階で子どもに専用の部屋を与えると、うまく成長を促しやすくなるので、ベストタイミングと言えるでしょう。