執筆者:水口貴博

子どもの「生きる力」を育てる30のしつけ方法

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10歳前後になれば、自分の部屋を持たせてもいい時期。

10歳前後になれば、自分の部屋を持たせてもいい時期。 | 子どもの「生きる力」を育てる30のしつけ方法

自分の部屋を持たせるのは、何歳くらいからがいいのでしょうか。

子どもの成長具合にもよるため一概には言えませんが、目安としては「10歳前後」と考えるといいでしょう。

子どもの成長がしっかりしていれば、もう少し早い時期からでもいいでしょう。

この時期をおすすめする理由は、大きく2つあります。

(理由1)
親の目を離してもいい時期のため

幼い時期から子ども部屋を与えると、万が一のとき、親の目が届きにくくなります。

子どもの成長にもよりますが、10歳以下の場合、手先や足先がまだしっかりしていない点があります。

その時期から子ども部屋を持たせ、親の目の届かない空間を作ってしまうと、万が一のとき、親が気づけない場合もあります。

本・おもちゃ・洋服など、大人が思いつかない使い方をする場合があります。

おかしな使い方でけがをして、命に関わる場合もあるでしょう。

手先足先がしっかりして、本や洋服などの使い方など、物事の分別がきちんと理解し始める10歳前後からが適切です。

(理由2)
自立心が芽生え始める時期のため

10歳前後になれば「自分の好きな通りにしたい」という自立心が芽生え始める時期でもあります。

男の子なら、1人の力でやらせてほしいと主張し始める時期です。

女の子なら、お父さんと一緒にお風呂に入るのを嫌がる時期もこの辺りでしょう。

これらは「自分」という個を、次第に意識し始める前兆です。

「1人で自由になりたい」「親にじろじろ見られたくない」など、自分の思いどおりにしたい気持ちが強くなります。

その段階で子どもに専用の部屋を与えると、うまく成長を促しやすくなるので、ベストタイミングと言えるでしょう。

子どもの「生きる力」を育てるしつけ方法(19)
  • 10歳くらいになれば、子ども部屋を与える。
努力であれ我慢であろうと、目安があると継続しやすい。

子どもの「生きる力」を育てる30のしつけ方法

  1. 子どもの健全な成長に欠かせない3つの要素。
    「健全な家庭環境」「栄養バランスの取れた食事」「親からの愛情」
  2. 無理やり伸ばそうとするのではない。
    自然に伸ばそうとする心がけが大切。
  3. 勉強は「知識」から教えるのではなく「楽しさ」から教える。
  4. 料理上手は、素材の味を引き出すのがうまい人。
    子育て上手は、子どもの可能性を引き出すのがうまい人。
  5. 最初は平凡なことを褒めるだけでいい。
    褒めているうちに伸びていく。
  6. 子どもは、自分ではなかなか自分の長所に気づけない。
    気づかせるのが親の仕事。
  7. 子どもの悩みに親が共感するか否かが「話してよかった」と「話さなければよかった」を分ける。
  8. 淡泊な質問に対しては、淡泊な返事しかできない。
  9. ぜひ、夕食のときに子どもへ質問したい、魔法の言葉。
  10. 「本当に気が利く親」というのは、あえて子どもの面倒を見すぎない。
  11. 幼少のころ、苦しんだり悩んだりした経験は、意外なところで役立つ。
  12. 遊び道具は、なくても成長できるが、あったほうがもっと成長できる。
  13. 思考力は「広く浅い体験」より「1つの深い体験」をするとき、養われる。
  14. 「これだけは誰にも負けない」という自信がほかへと波及し、生きる力につながる。
  15. 早起きするといいことがある実感をさせれば、自然と早起きが習慣になる。
  16. 1つの夢が、多くの要素を成長させる。
  17. 親の仕事は、子どもが失敗したときこそ、褒めること。
  18. 子どもの部屋を持つと、自立心が促される。
  19. 10歳前後になれば、自分の部屋を持たせてもいい時期。
  20. 努力であれ我慢であろうと、目安があると継続しやすい。
  21. 子どものおねしょを叱るのは、意味がない。
  22. 「もう1人の自分を見ているようだ」と驚くのは、子どもより親のほう。
  23. 卵1つで、子どもに自信をつけさせられる。
  24. 「まだ早すぎる」は、できるだけ言わないほうがいい。
  25. 「やってみると、思ったより○○だった」手応えの蓄積が、ゆくゆく子どもの財産になる。
  26. 夫婦が協力し合っている姿に、子どもは人間としてのあり方を発見する。
  27. 父親と母親の違いは、あったほうがいい。
    違いがあるからこそ、子どもは多くのことが学べる。
  28. 子どもに選ばせた靴は、自然と丁寧に扱うようになる。
  29. 自己評価が低い子どもは、不良に育ちやすい。
    自己評価が高い子どもは、健全に育ちやすい。
  30. 「先生」と呼ばれる親は、子育てに注意せよ。

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