子どもがこれから、小学校・中学校へと進学し、社会人へと大きくなります。
勉強・人間関係・恋愛・仕事など、数多くの山場が待ち構えています。
どのステージであろうと、その難局を乗り越えるためには、なにより自分に自信がないといけません。
「自分に自信を持つこと」
これはあらゆるところで必要になる土台です。
自分に自信がないと、あらゆるところで弱気になり、うまくいきません。
消極的で、行動しなくなり、何かあっても「どうせ自分なんて」と弱気になります。
では、どう子どもたちは最初の自信を持ち始めるのでしょうか。
それが「両親の存在」です。
まず子どもは、両親の存在を土台にして、自分に自信をつけていきます。
さて、両親には父親と母親がいますが、とりわけ母親は問題ありません。
母親は育児を通して、抱っこをしたりあやしたりなど、十二分に子どもと触れ合っています。
問題なのは、父親です。
育児は、すべて母親に任せるというケースが少なくありません。
育児を完全に母親に任せきりになり、子どもと触れ合う時間が短いことがあります。
父親も育児に参加です。
父親が育児をすると、子どもは自分に自信を持ちます。
母親からだけでなく、父親からも気にされているというのは大きな自己肯定へとつながります。
父親が子どものために絵本を読んだりすると「大切にされている」と実感できます。
叱ってくれると「自分は大切にされている」と実感できます。
学校でつらいことがあっても「自分にはお父さんという力強い味方がいる」と思います。
こうして子どもは父親からも母親からも面倒を見られることで「愛されている」と実感でき、自分に自信をつけていきます。
この自信が土台になり、子どもは強くなります。
子育ては、母親に任せきりにしないことです。
子どものためにも、父親こそ育児への参加が必要なのです。