執筆者:水口貴博

子どもの「生きる力」を育てる30のしつけ方法

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子どもに選ばせた靴は、自然と丁寧に扱うようになる。

子どもに選ばせた靴は、自然と丁寧に扱うようになる。 | 子どもの「生きる力」を育てる30のしつけ方法

今、子どもに履かせている靴は、どこで、誰と買った靴ですか。

多くの親は、親がデパートなどでまだ子どもが幼いころは、子どもの靴を親のセンスで買っていることでしょう。

「子どもには、こういう靴がいいだろう」

親のセンスで買うことになります。

子どもには、玄関に突然新しい靴が登場した、という感覚です。

親が一生懸命に選び、お金を出して買ったものだというのに、子どもにはそのありがたみが伝わりにくいです。

また親のセンスは、子どものセンスとは若干ずれていることが多いです。

子どもは自分の好みではない靴ですから、つい、乱暴に扱ってしまいがちです。

お気に入りの靴ではないからです。

別に傷ついても汚れても、子どもに大きなショックはありません。

どうすれば、子どもは靴を丁寧に扱ってくれるようになるのか。

単純な方法があります。

親が買った靴をいきなり与えるのではなく、子どもと一緒に買いに出かけてください。

子どもとはいえ、好みもあることでしょう。

靴にもさまざまな色、デザイン、履き心地などがあります。

子どもの好みは、本人に選ばせるのが一番です。

子どもは、自分が毎日履く靴になりますから、熱心に見比べるでしょう。

自分に合った靴を選ぶはずです。

その靴を買ってあげると、子どもはその靴を大切に扱うようになります。

お気に入りの靴になるからです。

「傷つけたくない、汚したくない」という気持ちが自然とわくようになり、靴を丁寧に扱うようになります。

なにより、靴への思い入れが全然違います。

靴を選ぶ段階からの記憶があり、一生懸命に選んだ苦労があります。

そうした記憶が、物に対する優しい態度へと変わるのです。

子どもの「生きる力」を育てるしつけ方法(28)
  • 靴を子どもに、選ばせる。
自己評価が低い子どもは、不良に育ちやすい。
自己評価が高い子どもは、健全に育ちやすい。

子どもの「生きる力」を育てる30のしつけ方法

  1. 子どもの健全な成長に欠かせない3つの要素。
    「健全な家庭環境」「栄養バランスの取れた食事」「親からの愛情」
  2. 無理やり伸ばそうとするのではない。
    自然に伸ばそうとする心がけが大切。
  3. 勉強は「知識」から教えるのではなく「楽しさ」から教える。
  4. 料理上手は、素材の味を引き出すのがうまい人。
    子育て上手は、子どもの可能性を引き出すのがうまい人。
  5. 最初は平凡なことを褒めるだけでいい。
    褒めているうちに伸びていく。
  6. 子どもは、自分ではなかなか自分の長所に気づけない。
    気づかせるのが親の仕事。
  7. 子どもの悩みに親が共感するか否かが「話してよかった」と「話さなければよかった」を分ける。
  8. 淡泊な質問に対しては、淡泊な返事しかできない。
  9. ぜひ、夕食のときに子どもへ質問したい、魔法の言葉。
  10. 「本当に気が利く親」というのは、あえて子どもの面倒を見すぎない。
  11. 幼少のころ、苦しんだり悩んだりした経験は、意外なところで役立つ。
  12. 遊び道具は、なくても成長できるが、あったほうがもっと成長できる。
  13. 思考力は「広く浅い体験」より「1つの深い体験」をするとき、養われる。
  14. 「これだけは誰にも負けない」という自信がほかへと波及し、生きる力につながる。
  15. 早起きするといいことがある実感をさせれば、自然と早起きが習慣になる。
  16. 1つの夢が、多くの要素を成長させる。
  17. 親の仕事は、子どもが失敗したときこそ、褒めること。
  18. 子どもの部屋を持つと、自立心が促される。
  19. 10歳前後になれば、自分の部屋を持たせてもいい時期。
  20. 努力であれ我慢であろうと、目安があると継続しやすい。
  21. 子どものおねしょを叱るのは、意味がない。
  22. 「もう1人の自分を見ているようだ」と驚くのは、子どもより親のほう。
  23. 卵1つで、子どもに自信をつけさせられる。
  24. 「まだ早すぎる」は、できるだけ言わないほうがいい。
  25. 「やってみると、思ったより○○だった」手応えの蓄積が、ゆくゆく子どもの財産になる。
  26. 夫婦が協力し合っている姿に、子どもは人間としてのあり方を発見する。
  27. 父親と母親の違いは、あったほうがいい。
    違いがあるからこそ、子どもは多くのことが学べる。
  28. 子どもに選ばせた靴は、自然と丁寧に扱うようになる。
  29. 自己評価が低い子どもは、不良に育ちやすい。
    自己評価が高い子どもは、健全に育ちやすい。
  30. 「先生」と呼ばれる親は、子育てに注意せよ。

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