執筆者:水口貴博

子どもの「生きる力」を育てる30のしつけ方法

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自己評価が低い子どもは、不良に育ちやすい。自己評価が高い子どもは、健全に育ちやすい。

自己評価が低い子どもは、不良に育ちやすい。自己評価が高い子どもは、健全に育ちやすい。 | 子どもの「生きる力」を育てる30のしつけ方法

「どうせ俺なんて、役立たない人間だよ」

「私は人間失格です」

「自分がいなくても誰も困らない」

不良と呼ばれる子どもに共通して見られるのは、こうした「自己評価の低さ」です。

自分への評価が低くて自信がなく、存在価値がないと思っています。

不良たちの態度や言葉の乱暴さは、自分の評価が低いがゆえに表れる「自暴自棄」です。

自分への評価が低いため「自分は生きる価値がない。守るものなんて何もない」と思い、あれこれと乱暴なことをしてしまいます。

子どもは最初、自分への評価がない状態です。

では、どこで自己評価を上げるのか。

親から存在を肯定してもらえる言葉によって、自信をつけます。

親は、ただ子どもの存在を徹底的に認めてあげましょう。

「世界に1人だけの子どもだよ」

「代わりは1人もいない」

「お父さんやお母さんたちの心の支えだよ」

そうした子どもの存在を肯定する言葉を聞いて「自分は生きている価値がある」という自信をつけます。

健全に成長するようになるのです。

子どもの「生きる力」を育てるしつけ方法(29)
  • 子どもの存在を肯定する言葉をかける。
「先生」と呼ばれる親は、子育てに注意せよ。

子どもの「生きる力」を育てる30のしつけ方法

  1. 子どもの健全な成長に欠かせない3つの要素。
    「健全な家庭環境」「栄養バランスの取れた食事」「親からの愛情」
  2. 無理やり伸ばそうとするのではない。
    自然に伸ばそうとする心がけが大切。
  3. 勉強は「知識」から教えるのではなく「楽しさ」から教える。
  4. 料理上手は、素材の味を引き出すのがうまい人。
    子育て上手は、子どもの可能性を引き出すのがうまい人。
  5. 最初は平凡なことを褒めるだけでいい。
    褒めているうちに伸びていく。
  6. 子どもは、自分ではなかなか自分の長所に気づけない。
    気づかせるのが親の仕事。
  7. 子どもの悩みに親が共感するか否かが「話してよかった」と「話さなければよかった」を分ける。
  8. 淡泊な質問に対しては、淡泊な返事しかできない。
  9. ぜひ、夕食のときに子どもへ質問したい、魔法の言葉。
  10. 「本当に気が利く親」というのは、あえて子どもの面倒を見すぎない。
  11. 幼少のころ、苦しんだり悩んだりした経験は、意外なところで役立つ。
  12. 遊び道具は、なくても成長できるが、あったほうがもっと成長できる。
  13. 思考力は「広く浅い体験」より「1つの深い体験」をするとき、養われる。
  14. 「これだけは誰にも負けない」という自信がほかへと波及し、生きる力につながる。
  15. 早起きするといいことがある実感をさせれば、自然と早起きが習慣になる。
  16. 1つの夢が、多くの要素を成長させる。
  17. 親の仕事は、子どもが失敗したときこそ、褒めること。
  18. 子どもの部屋を持つと、自立心が促される。
  19. 10歳前後になれば、自分の部屋を持たせてもいい時期。
  20. 努力であれ我慢であろうと、目安があると継続しやすい。
  21. 子どものおねしょを叱るのは、意味がない。
  22. 「もう1人の自分を見ているようだ」と驚くのは、子どもより親のほう。
  23. 卵1つで、子どもに自信をつけさせられる。
  24. 「まだ早すぎる」は、できるだけ言わないほうがいい。
  25. 「やってみると、思ったより○○だった」手応えの蓄積が、ゆくゆく子どもの財産になる。
  26. 夫婦が協力し合っている姿に、子どもは人間としてのあり方を発見する。
  27. 父親と母親の違いは、あったほうがいい。
    違いがあるからこそ、子どもは多くのことが学べる。
  28. 子どもに選ばせた靴は、自然と丁寧に扱うようになる。
  29. 自己評価が低い子どもは、不良に育ちやすい。
    自己評価が高い子どもは、健全に育ちやすい。
  30. 「先生」と呼ばれる親は、子育てに注意せよ。

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