執筆者:水口貴博

子どもの「生きる力」を育てる30のしつけ方法

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子どものおねしょを叱るのは、意味がない。

子どものおねしょを叱るのは、意味がない。 | 子どもの「生きる力」を育てる30のしつけ方法

男の子であれ女の子であろうと、10歳未満なら、しばしばおねしょをすることでしょう。

子どもがおねしょをしたときは、どう対応していますか。

親としては、子どもが悪いことをしたように見え、叱ってしまう親も多いのではないでしょうか。

「ダメでしょ」

「ダメな子ね」

「またやったの。この前もおねしょはいけないって言ったでしょ」

もし他人に迷惑をかけたり、マナーの悪いことをしたりすれば叱る必要がありますが、おねしょの場合は例外です。

決して「しよう」と思ってしたわけではないからです。

寝ているとき、気づけばおしっこをしていた。

一番驚いているのは、子どもです。

そもそもおねしょがなぜ起こるのかというと、筋肉が未発達のために起こる現象です。

幼児期は、膀胱ぼうこう周りの筋肉がまだ十分に発達していないため、寝ている間に緩みやすくなります。

睡眠中に夢を見ているときは筋肉が特に緩みがちになるので、お漏らしをしやすくなってしまいます。

こういうとき、叱るのではありません。

叱りそうになるところを、ぐっとこらえましょう。

「大丈夫。自分も子どものころ、よくやったものだ」と言ってあげましょう。

「許し」と「共感」の言葉があるかどうかです。

「大丈夫」と言われると許してもらえたと感じ「自分も子どものころ、よくやったものだ」と言われると共感されたと感じます。

そう言われると、子どもは心からほっとできます。

子どもに気にさせないようにする配慮をしてあげましょう。

子どもの「生きる力」を育てるしつけ方法(21)
  • 子どもがおねしょをしても、叱らないようにする。
「もう1人の自分を見ているようだ」と驚くのは、子どもより親のほう。

子どもの「生きる力」を育てる30のしつけ方法

  1. 子どもの健全な成長に欠かせない3つの要素。
    「健全な家庭環境」「栄養バランスの取れた食事」「親からの愛情」
  2. 無理やり伸ばそうとするのではない。
    自然に伸ばそうとする心がけが大切。
  3. 勉強は「知識」から教えるのではなく「楽しさ」から教える。
  4. 料理上手は、素材の味を引き出すのがうまい人。
    子育て上手は、子どもの可能性を引き出すのがうまい人。
  5. 最初は平凡なことを褒めるだけでいい。
    褒めているうちに伸びていく。
  6. 子どもは、自分ではなかなか自分の長所に気づけない。
    気づかせるのが親の仕事。
  7. 子どもの悩みに親が共感するか否かが「話してよかった」と「話さなければよかった」を分ける。
  8. 淡泊な質問に対しては、淡泊な返事しかできない。
  9. ぜひ、夕食のときに子どもへ質問したい、魔法の言葉。
  10. 「本当に気が利く親」というのは、あえて子どもの面倒を見すぎない。
  11. 幼少のころ、苦しんだり悩んだりした経験は、意外なところで役立つ。
  12. 遊び道具は、なくても成長できるが、あったほうがもっと成長できる。
  13. 思考力は「広く浅い体験」より「1つの深い体験」をするとき、養われる。
  14. 「これだけは誰にも負けない」という自信がほかへと波及し、生きる力につながる。
  15. 早起きするといいことがある実感をさせれば、自然と早起きが習慣になる。
  16. 1つの夢が、多くの要素を成長させる。
  17. 親の仕事は、子どもが失敗したときこそ、褒めること。
  18. 子どもの部屋を持つと、自立心が促される。
  19. 10歳前後になれば、自分の部屋を持たせてもいい時期。
  20. 努力であれ我慢であろうと、目安があると継続しやすい。
  21. 子どものおねしょを叱るのは、意味がない。
  22. 「もう1人の自分を見ているようだ」と驚くのは、子どもより親のほう。
  23. 卵1つで、子どもに自信をつけさせられる。
  24. 「まだ早すぎる」は、できるだけ言わないほうがいい。
  25. 「やってみると、思ったより○○だった」手応えの蓄積が、ゆくゆく子どもの財産になる。
  26. 夫婦が協力し合っている姿に、子どもは人間としてのあり方を発見する。
  27. 父親と母親の違いは、あったほうがいい。
    違いがあるからこそ、子どもは多くのことが学べる。
  28. 子どもに選ばせた靴は、自然と丁寧に扱うようになる。
  29. 自己評価が低い子どもは、不良に育ちやすい。
    自己評価が高い子どもは、健全に育ちやすい。
  30. 「先生」と呼ばれる親は、子育てに注意せよ。

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