執筆者:水口貴博

人生をもっと楽しむ30の方法

13

初めて海を見た年配男性がいた。両手を合わせて拝み、感動で涙をこぼした。

初めて海を見た年配男性がいた。両手を合わせて拝み、感動で涙をこぼした。 | 人生をもっと楽しむ30の方法

昔々あるところに「一度でいいから海を見たい」と願う年配男性がいました。

世界には少なからず海のない国があります。

その人は生まれたときからずっと内陸に住んでいて、一度も国境を越えたことがなく、海を見たことがありませんでした。

海外旅行に行くことはなく、生まれた土地から離れることもなく、地元で毎日慎ましく暮らしていました。

あるとき孫たちが祖父の願いを叶えようと思い立ちました。

祖父の誕生日プレゼントとして「海を見る機会」を企画したのです。

飛行機は怖くて苦手ということだったので、バスを貸し切って陸路で海に向かいました。

孫たちの優しいプレゼントのおかげで、その年配男性はついに念願の夢が叶いました。

初めて見る海に大興奮です。

「これが『海』というものか。 なんて壮大なのだろう! 本当に素晴らしい!」

満面の笑みを浮かべ、はしゃぎました。

高齢であっても、心はすっかり子どもに戻っています。

写真で見たことがあっても、やはり実際に見ると迫力が違います。

海に向かって両手を合わせて拝みました。

驚いてぼろぼろ感動の涙を流しているのです。

私たちにとって見慣れた海も、初めて見る人にとっては絶景です。

あなたも幼いころ、初めて海を見た瞬間があったことでしょう。

そのときはきっと大興奮をして、思いきりはしゃいだに違いありません。

見慣れている景色だからといって、感動できないと考えるのは早合点です。

見慣れた海であっても、初めて見るつもりになってみてください。

記憶をリセットして白紙に戻します。

初めて海を見るつもりになれば、きちんと感動できます。

見慣れた景色であっても、初めて見るつもりになれば楽しめます。

あの年配者のように、ぐっと感情がこみ上げ、深い感動が生まれるのです。

人生をもっと楽しむ方法(13)
  • 見慣れた海であっても、初めて見るつもりで楽しむ。
自分だけ頑張っていると思わない。
実はみんな頑張っている。

人生をもっと楽しむ30の方法

  1. 人生は、笑うが勝ち。
  2. 人生で最も大切な選択基準は、好きか嫌いか。
  3. 外を歩くことこそ、人生を楽しむ原点である。
  4. たくさん覚えるほど、頭の中は、むしろ整理される。
  5. 驚くと、記憶力が向上する。
  6. 余裕がないほど忙しいと、幸せが逃げていく。
  7. 「どちらが正しいのだろうか」より「どちらも正しいのだろう」。
  8. 人生の研究より、自分の研究。
  9. 世間が正しいと思うことを選ぶのではない。
    自分が正しいと思うことを選ぶのだ。
  10. 愛する人が、愛される。
  11. 人を励ますのは簡単でも、自分を励ますのは難しい。
  12. 一番乗りが求める、本当の目的とは。
  13. 初めて海を見た年配男性がいた。
    両手を合わせて拝み、感動で涙をこぼした。
  14. 自分だけ頑張っていると思わない。
    実はみんな頑張っている。
  15. 「おいしそうだな」と思うことが、最高の調味料。
  16. 後悔はしない。
    反省だけする。
  17. お菓子の最後の1つには、特別な力が宿っている。
  18. 金運を上げやすい、物事の決め方。
  19. 大変な仕事は、にこにこしながらすると、楽になる。
  20. 季節の変化は、人生という舞台の最高の演出。
  21. 学生時代の友人は、人生で最も貴重な友人である。
  22. 「前から気になっていた」では、前に進まない。
  23. 人と会話しなかった1日は、寂しい1日だ。
  24. 人生を楽しむには、人を振り向かせる努力が必要。
  25. 完全に安定した人生は存在しない。
  26. 季節を先取りしたファッションを楽しんでいますか。
  27. チャンスをつかむとは、何か変わったことをすること。
  28. 目覚まし時計は本来、人間にとって不自然なもの。
  29. 「趣味」を「生きがい」に言い換えるだけで、可能性が開花する。
  30. 人生の自己採点は、生きているうちにするから、意味がある。

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