人生で最も重要な10年間は、いつでしょうか。
20代です。
10代、30代、40代とは違い、20代は特別です。
あなたの20代は、何が土台になっているのでしょうか。
10代が土台になっています。
10代に勉強したことや考えたことが、20代につながっています。
社会人になってまず驚くのが、理想と現実のギャップです。
20代で、一度は経験する衝撃です。
20代は、社会人になり、仕事を本格的に始める時期です。
実は「仕事が嫌だ」と思うのは、自然なことです。
みんな、口に出しては言いませんが、誰もがそういうことを考えるのが、20代です。
「思ったより仕事が大変」
「仕事を辞めたい」と思ったときです。
「なぜ辞めたいと思うのか」という理由が大切です。
目的があって辞めるなら、わかります。
仕事を始めて必ず感じるのが、不満です。
給料が安い、職場の環境が悪い、人間関係が悪い、取引先がしつこい、上司が仕事をしないなどです。
「愚痴を言ってはいけない」と頭でわかっていても、やはり不満があると、愚痴も言いたくなるものです。
人生では、憧れの人を持つことが大切です。
遠くから眺めるだけでは、不十分です。
できれば実際に憧れの人と接触して、弟子入りをしましょう。
お金がない今だから、できることがあります。
お金がない苦しみは、お金がないときしか味わえません。
お金がいかに大切かを学び、節約について考えたり、金銭感覚を磨いたりするチャンスです。
10代で勉強をサボっていても、大丈夫です。
勉強をサボっていたのは、あなただけではありません。
実は内心、みんな勉強が嫌いです。
学生時代の勉強は、強制でした。
学校では先生から課題を与えられ「勉強をやらされている」という状態でした。
学生時代は「勉強が面白くない」と思うものです。
20代に「できません」という言葉は、不要です。
「できません」というのは、自分の可能性を閉じてしまう言葉です。
できませんばかり言っていると、本当に何もできなくなります。
20代は、まったくお金が貯まらない時期です。
お金を貯めたいのは山々ですが、現実では、ためる余裕がないはずです。
20代は、激動の10年間です。
10代では、貧乏を本当に味わうことはありません。
学生時代にも、お金に困る経験はありましたが、かわいいものです。
親からの援助があるからです。
学生時代は、嫌いな人と一緒になる機会は、ほとんどありません。
嫌いな人とは、距離を置けばいいだけでした。
学生時代の逃げ道は、いくらでもあります。
数少ないですが、世の中には、素晴らしい人がいます。
頭がよくて、気が利いて、物知りで、話が面白い人です。
「素晴らしい人と出会い、ぜひ友人になりたい」と思います。
10代のころは、商品やサービスを受け取るばかりでした。
商品やサービスがあるということは「考えた誰かがいる」「作った誰かがいる」ということです。
受け取る立場でいるかぎり、作った人たちのことは、あまり考えないものです。
恵まれない環境で、勉強や仕事をしなければいけないときがあります。
貧乏であったり、田舎であったり、うるさい場所であったりなどです。
「なぜこんなに環境が悪いのだろう。もっといい環境なら、もっとうまくいくはずだ」と思います。
夢は、自分からぺらぺらと話すものではありません。
聞かれてもいないのに、自分からぺらぺら話すと、自慢しているように聞こえます。
夢を語るとはいえ、エネルギーを使います。
20代は、仕事を始めたばかりで、よく叱られます。
社会に出てまだ間もないので、仕事で間違いや失敗ばかりです。
叱られてばかりの毎日に、うんざりするでしょう。
「マンネリ」という言葉があります。
同じことが繰り返されて、最初にあった新鮮さが失われてしまうことです。
恋人関係が長くなるにつれて、だんだん当たり前のように感じ始め、怠ける心が出てきます。
定年退職した人に、どのようなイメージがありますか。
人によってさまざまですが、若い人の中には、よくない印象を持つ人もいるようです。
「年配者」
「影響されやすい」という言葉には、ネガティブなイメージがあります。
自分に軸がなく、周りに流されているようなイメージです。
たしかに流されてばかりでは、人生も思うように進まないでしょう。
何でも器用ならいいとは限りません。
器用だからこそ、都合の悪いこともあります。
器用な人は、何でも苦労なく、うまくやり遂げてしまいます。
「それ、知っています」
「そんなことはわかっています」
そんな口癖に、心当たりはありませんか。
人生は、山登りのようなものです。
目指すからには、やはりてっぺんです。
頂上を目指して、日々、険しい坂道を登り続けます。
忙しい20代ですが、1つ、してほしいことがあります。
プロフェッショナルと呼ばれる能力を身につけることです。
誰にも負けないくらい、圧倒的に秀でた知識や技です。
学生時代は、学年が絶対でした。
学年によって、上下関係が決まり、逆転することはありませんでした。
しかし、社会は違います。
20代は、堂々とお酒を飲めるようになる時期です。
お酒を飲めるようになると「酔い」という不思議な感覚を知ります。
ふらふらして、いい気分になります。
20代のうちに、一度は海外旅行を経験しておきましょう。
海外旅行に行くと、世界観が変わります。
頭をハンマーで殴られたような衝撃です。
10代のころは、親に偉そうなことを言っていました。
「育ててもらって当たり前」「お小遣いがあって当たり前」という状態でした。
当たり前と思うかぎり、感謝もありません。
人生で最も重要な10年間は、いつでしょうか。
20代です。
10代、30代、40代とは違い、20代は特別です。
とりわけ20代は、重大な出来事がたくさんあります。
「人生の縮図が詰まった10年間」と言ってもいいでしょう。
まず、初めて自分の将来を真剣に考える時期です。
就職活動を前に「自分の特徴はなんだろうか」「自分のやりたいことはなんだろうか」と、ノイローゼになるほど考えるはずです。
就職活動によって仕事が決まるのは、大学合格より大きな衝撃です。
就職した会社は、今後の人生に大きな影響を与えます。
就職すると、立場も変わります。
学生から社会人です。
仕事では、嫌いな人と仕事をしなければいけない状況に直面します。
人間関係で、本当に悩む経験をするでしょう。
人によっては、20代のうちに、結婚することもあります。
結婚すれば、結婚相手のご両親との関係も始まります。
20代のうちに、出産を経験することもあります。
子どもが生まれれば、親という立場になります。
たった10年の間に「学生」「社会人」「親」という立場を経験するわけです。
息つく暇もありません。
勉強することがたくさんありすぎて、頭が爆発しそうになります。
20代は、人生の中でも、最も激動の10年です。
この10年は「何でも勉強」と思うことです。
あらゆる経験を吸収し、あらゆることを一生懸命になりましょう。
その経験が、ゆくゆくは素晴らしい30代へとつながります。
あなたの20代は、何が土台になっているのでしょうか。
10代が土台になっています。
10代に勉強したことや考えたことが、20代につながっています。
10代に経験したことが土台になり、20代が決まるのです。
では、30代は、何によって決まるのでしょうか。
20代の過ごし方です。
20代に何を勉強し、どれだけ努力するかで、30代が決まります。
今、20代を送っていることでしょう。
それは同時に「30代に向けた土台づくりをしている」という意識を持つことです。
無駄な苦しみはありません。
20代に苦しんだ分、30代は楽になります。
無駄な悩みもありません。
20代に悩んだ分、30代は悩みから解放されます。
そう思いながら、20代は日々、努力を続けることです。
20代のうちにたくさん経験をすればするほど、成長した30代が迎えられます。
どうせ苦しんだり悩んだりするなら、早いほうがいいです。
今大変である分、あとから報われます。
仕事も勉強も人間関係も、何もかも、すべて意味があります。
20代は、10年間あります。
ざっと計算して、3650日です。
どの1日も、30代につながる貴重な1日です。
20代のあらゆる経験が、30代につながります。
人生を左右する、人生で最も大事な、10年間なのです。
社会人になってまず驚くのが、理想と現実のギャップです。
20代で、一度は経験する衝撃です。
20代は、社会人になり、仕事を本格的に始める時期です。
希望を持って就職をするのですが、仕事を始めてから「思っていた現実と違う」というギャップに驚きます。
就職前は、明るい希望を持っていました。
「やりたい仕事をして、輝く自分」
「優秀な先輩に囲まれ、愛されている自分」
「あらゆることを吸収し、ぐいぐい業績を伸ばしていく日々」
理想を抱いて、社会に出ます。
しかし、現実は違います。
「やりたい仕事をやらせてもらえない」
「褒められるどころか、叱られるばかり」
「うまくいくどころか、うまくいかないことばかり」
社会は、泥臭いことばかりです。
思ってもみないことが起こります。
しかも矛盾していることばかりです。
「早く仕事をしろ」と言われながら「完璧にこなせ」と言われます。
上司が変わるだけで、仕事の評価が変わることもよくあります。
学生時代に大きな理想を掲げた人ほど、社会に出てから現実に驚きます。
その会社だけ、おかしいのでもありません。
その業界だけ、おかしいのでもありません。
それが社会なのです。
投げやりになりそうですが、そうではありません。
ここが、本当の始まりです。
「これが現実なのか。ようやく目が覚めた。これから本当の人生が始まる」と、意気込むことです。
20代は、本当の現実を知り、目覚めるときです。
実は「仕事が嫌だ」と思うのは、自然なことです。
みんな、口に出しては言いませんが、誰もがそういうことを考えるのが、20代です。
「思ったより仕事が大変」
「描いていた理想と違う」
「約束と違うじゃないか」
そうしたことを考えながら、仕事をしています。
そして思うのです。
「仕事を辞めたい」と。
20代は、必ず一度は「仕事を辞めたい」と思う時期です。
ここでどう思うかです。
仕事が嫌だから、辞めるのではありません。
「仕事が嫌だ」と思ったときこそ、続けるのです。
どんな仕事をしても結局つらいのですから、そのつらさを乗り越えようとする努力が大切です。
つらい仕事を、つらくないようにするために、工夫しましょう。
人間関係を磨いたり、もっと仕事を覚えたりです。
どうすればいいのかわからなければ、本屋に駆け込みましょう。
本屋には、ためになるビジネス書がずらりと並んでいます。
どの本も、あなたの味方です。
ほんの少しのお金を払うだけで、ありったけの世渡り術を、惜しみなく教えてくれます。
ストレスがたまるなら、ストレス発散に力を入れましょう。
何か、乗り越える工夫があるはずです。
乗り越える工夫は、自分のためです。
仕事は、自分への挑戦です。
「どんな仕事をしても結局つらいのだから、もう少し続けてみよう」と思え始めたとき、本当に成長するのです。
「仕事を辞めたい」と思ったときです。
「なぜ辞めたいと思うのか」という理由が大切です。
目的があって辞めるなら、わかります。
たとえば、キャリアアップに向けた転職であったり、結婚の都合であったりなどです。
あるいは、独立する夢を叶える目的の人もいるでしょう。
会社が著しく労働基準に反しているため、もっと健全な会社に転職したい理由も、一理あります。
やむなく、今の仕事を辞めなければいけない状況ならいいのです。
ステップアップなのですから、堂々と仕事を辞めて、次に向かいましょう。
しかし「ただ仕事が嫌だから」という理由で辞めるのは、良くありません。
逃避だからです。
「仕事がつらいから辞めたい」
「仕事が嫌だから辞めたい」
気持ちはわかりますが、そもそも楽な仕事はありません。
どんな仕事でも、大変です。
現実から逃げて別の仕事を始めても、やはりその仕事でも「嫌だから辞めたい」と思うことでしょう。
同じ過ちが繰り返されます。
「仕事を辞めたい」と思ったとき、その理由が正当か、よく考えましょう。
仕事を辞める理想は「次のステップがあるとき」です。
単に「嫌だから」という理由は、注意が必要です。
仕事を始めて必ず感じるのが、不満です。
給料が安い、職場の環境が悪い、人間関係が悪い、取引先がしつこい、上司が仕事をしないなどです。
「愚痴を言ってはいけない」と頭でわかっていても、やはり不満があると、愚痴も言いたくなるものです。
不満があれば、嫌になり、仕事を投げ出したくなるでしょう。
しかし、世の中に不満のない仕事は、1つもありません。
どんな仕事にも、不満を感じることが、1つや2つあるものです。
不満があるからやらないのでは、何もできなくなります。
愚痴を言わない人が、偉いのではありません。
偉いのは、愚痴を言いつつも、きちんと仕事を続けている人です。
行動できている人が、いちばん偉い。
あれやこれやと言いつつも、きちんとやるべきことをやっているからです。
逃げ出さず、投げ出さないのは、素晴らしいことです。
行動しない人は、行動している人にはかないません。
傍観者になれば、終わりです。
愚痴ばかりを言って何もしない人が、いちばん醜いです。
不満といううまい言い訳で、仕事から逃げているだけです。
愚痴は、小さなストレス発散と思えばいいでしょう。
愚痴を言いながらも、やるべきことは、きちんとやることです。
苦しいことやつらいことがあっても、受け止めながら前に進むことが大切なのです。
人生では、憧れの人を持つことが大切です。
遠くから眺めるだけでは、不十分です。
できれば実際に憧れの人と接触して、弟子入りをしましょう。
ストレートに「弟子にしてください」と言えば、意外にスムーズです。
少し恥ずかしい響きだからこそ、訴える力があります。
「弟子にしてもらえるわけがない」と思うのですが、誤解です。
成功した人は、若くてやる気のある人が大好きです。
熱意を持って本気でお願いすれば、意外に応じてくれるものです。
ただし、1つ期限があります。
29歳までです。
弟子入りがスムーズに進むのは、29歳までです。
やはり20代と30代では、響きが少し違います。
30代になると、一人前の大人として扱われやすくなるため、弟子入りを断られる可能性が高くなります。
もちろん30代でも弟子入りはできますが、かなり強い熱意が必要です。
弟子入りをスムーズにするなら、29歳までです。
20代でも、若いほど、弟子にしてもらえる可能性が高くなります。
若い人ほどかわいがられやすいため、弟子入りも応じてもらいやすくなるのです。
尊敬している人と、話をするだけでもかまいません。
実際に会って話をするだけでも、考え方や雰囲気など、学べるものがあるはずです。
弟子入りが大げさなら、インターンシップとして、一定期間働かせてもらうのもいい方法です。
とにかくできるだけ若いうちに、憧れの人に接触しましょう。
弟子入りは、若ければ若いほど、受け入れてもらいやすくなります。
弟子入りができるのは、若いうちの特権です。
権利があるうちに有効に活用し、誰より早く成長できる機会にしましょう。
お金がない今だから、できることがあります。
お金がない苦しみは、お金がないときしか味わえません。
お金がいかに大切かを学び、節約について考えたり、金銭感覚を磨いたりするチャンスです。
時間がない今だから、できることがあります。
時間がなければ、ほかのことに着手できません。
甘い誘惑があっても、時間がなければ、惑わされることもありません。
つまり、集中するチャンスなのです。
徹底的に集中して、今のうちに進めるだけ進んでおきましょう。
肩書がない今だから、できることがあります。
肩書がなければ、自由な生き方ができます。
自分を、カテゴリーに分別しないのは、気持ちのいいことです。
あらゆる可能性を試しながら、自分を探求しましょう。
持ち家がないから、できることがあります。
持ち家がなければ、引っ越しは自由です。
その気になれば、海外に移住することもできます。
結婚していない今だから、できることがあります。
独り身は、いつ何をどれだけやっても、自由です。
「ない、ない、ない」という不満ばかりを口にして、立ち止まらないことです。
何もない今だから、できることがあるはずです。
「ない」というメリットを生かし、できることをしましょう。
しばらくすれば、持ち物を手にせざるを得ない状況になります。
ないのを楽しめるのは、今だけです。
その状況を精いっぱい楽しみながら、何もない今だからこそ、できることをやりましょう。
10代で勉強をサボっていても、大丈夫です。
勉強をサボっていたのは、あなただけではありません。
実は内心、みんな勉強が嫌いです。
台風で学校が休校になると、みんな、握り拳をつくって大喜びします。
つまり、それだけみんな、勉強したくないのです。
ただし、学校に行きたくはありませんが、友人には会いたいと思います。
「台風で外に出てはいけません」と言われているにもかかわらず、親の目を盗んで、友人の家に遊びに行こうとします。
「勉強はしたくないが、友人には会いたい」ということです。
学生にとって学校は、友人に会いに行くのが目的になっています。
みんな勉強を嫌がっていますから、勉強で差がつくとはいえ、小さなものです。
本当に差がつくのは、学校を卒業してからです。
「やったぞ。これでもう勉強しなくていい」と、みんな大喜びします。
今まで学校という束縛があったから勉強するしかありませんでしたが、学校から卒業すれば、自由です。
勉強をサボる人は、本当にサボります。
その一方で、勉強を続ける人は続けます。
ここで、差がつくのです。
学校を卒業してからも、勉強です。
社会に出てからこそ、勉強です。
社会に出てからの勉強で、本当の差がつきます。
20代でずっと遊んでいると、30代になったとき、致命的な差になります。
学生時代に勉強をサボっても、社会に出てから挽回できます。
まだ差は小さいのですから、20代こそ、勝負です。
記憶力も体力も、まだまだ衰えていません。
「自分はサボってしまった」と思えば、その後悔をバネにして、もっと勉強しましょう。
小さな差ですから、すぐ追い付け、追い越せます。
英語の勉強も、社会の勉強も、必ず間に合います。
学校を卒業してから、勉強の本当の差がつくのです。
学生時代の勉強は、強制でした。
学校では先生から課題を与えられ「勉強をやらされている」という状態でした。
学生時代は「勉強が面白くない」と思うものです。
しかし、社会に出ると、勉強に対する意識が変わります。
社会に出てからは、勉強をするかどうかは、自由です。
「しなくていい」と言われると、したくなるのです。
しかも、社会に出てからの勉強は、学生時代とは一味違います。
社会に出てからの勉強は、収入につながります。
勉強をすると仕事ができるようになり、仕事ができるようになるから収入にもつながります。
生活の安定につながり、自分の未来につながります。
勉強を一生懸命にすればするほど、生活の変化が感じられるようになるのです。
これは、刺激的です。
勉強が面白くて、たまらなくなるのです。
社会になると、勉強の本当の味を知ります。
学生時代は、勉強が嫌いでたまらなかったはずが、社会に出てからは、本屋が神々しい場所に思えます。
ずらりと並ぶ本が、宝の山に見えるようになるから、不思議です。
本のにおいが、お札のように、いい香りに思えます。
「勉強はこれほど面白かったのか。もっと若いうちから頑張るべきだった」と思います。
そう思うあなたは、素晴らしい。
今、そう思えただけ、救いがあります。
まだ間に合います。
「もっと若いうちから」と思いますが、まだ若いです。
20代とはいえ、まだまだこれからです。
今からでも本気になって勉強すれば、遅れた分を必ず取り戻せるのです。
20代に「できません」という言葉は、不要です。
「できません」というのは、自分の可能性を閉じてしまう言葉です。
できませんばかり言っていると、本当に何もできなくなります。
やってもいないうちから、頭の中だけで想像して「無理だ」と諦めています。
想像力は立派ですが、使い方が良くありません。
想像力は「こうすればうまくいくのではないか」という方向に、使うことです。
できないと思う気持ちはわかりますが、挑戦を諦めるのが早すぎます。
なんだかんだで、まだ20代なのです。
できないと言って諦めるには、まだ若すぎます。
できないことでも、やってみれば、できるようになるかもしれません。
「自分に向かない」と思うこともあるでしょう。
では、新しい自分を開拓するチャンスと考えるのです。
向かないと思っても、実際にやってみると、意外に向いていると気づき、新しい自分を発見することがあります。
慣れると、優れた技能を発揮することは、よくあります。
新しい自分を発見したことがきっかけで、新しい仕事ができるチャンスに恵まれることもあります。
これが「可能性を広げる」ということです。
可能性を広げるためには、あらゆる経験を拒まずやってみることです。
20代の合言葉は「やってみます」です。
まず、とにかくやってみることが大切です。
「できない」という弱音を吐くのは、やるだけのことをやってからにしましょう。
20代は、まったくお金が貯まらない時期です。
お金を貯めたいのは山々ですが、現実では、ためる余裕がないはずです。
20代は、激動の10年間です。
社会人になれば仕事で覚えることがたくさんあり、給料の多くが本代に使われます。
会社の人付き合いもあり、交際費も増える。
冠婚葬祭のたびに大きな出費です。
自分が結婚や出産を経験すれば、なおさらです。
給料が少ない一方、出費の機会だけはたくさんあり、全然お金が貯まりません。
お金の悩みもつきない20代ですが、大丈夫です。
そもそも20代は、お金が貯まらない時期です。
ギャンブルをしているなら別ですが、一生懸命になったうえでお金が貯まらないのは、いいことです。
お金が貯まらないくらい、たくさん社会経験をしている証拠だからです。
20代で老後を考えるのは、早すぎます。
いつも「お金がない、ない」ということで、金銭感覚も磨かれます。
20代で使うお金は、すべて投資です。
自分磨きへの投資であり、人脈への投資です。
20代で、結果を求めないことです。
まだタネをまく段階ですから、一つひとつ丁寧にタネをまいていきましょう。
お金は、30代になってからたまり始めます。
まいたタネが芽を出し始め、ようやく実り始めるのです。
10代では、貧乏を本当に味わうことはありません。
学生時代にも、お金に困る経験はありましたが、かわいいものです。
親からの援助があるからです。
貧乏とはいえ、親からの支えがあるから、まだ小さいです。
本当の貧乏を味わうのは、学校を卒業して、社会人になってからです。
社会に出て働き始めると、立派な社会人です。
社会人になると、普通は親からの援助も止まります。
むしろ親を援助する立場になります。
ここで、本当の貧乏を味わうのです。
低い月給で、出費だけは一人前です。
毎日、お金のことばかり考えなければいけません。
わずかな貯金しかない通帳を見て、ため息ばかりが出ます。
特に社会人になって最初の3年は地獄です。
「お金の使い方を誤ると、命に関わるぞ」と焦ります。
20代は、本当の貧乏を味わう時期なのです。
しかし、逆を言えば、本当の金銭感覚を磨く時期でもあります。
本当に貧乏な生活をするから、本当にお金の大切さが学べます。
いかに節約が大切であるかを、身をもって知るのです。
節約がかっこ悪くても、生活と命のために、やらざるを得ない状況になります。
この経験は財産です。
ここで経験した金銭感覚と節約術は、一生涯、役立ちます。
一度、徹底的な貧乏を味わった人は、しっかりした金銭感覚が身につきます。
つらい時期ですが、大切な経験です。
節約は、お金持ちになるための絶対条件です。
絶対条件を、20代の早い時期に学ぶことです。
「もう貧乏な気分を味わいたくない」
「絶対に無駄遣いをしない」
本当に貧乏だったからこそ、貧乏から脱する気持ちが強くなり、お金を稼ぐ力が身につきます。
仕事を頑張れば、収入も少しずつ上がっていくでしょう。
20代に貧乏を味わった人ほど、30代で成長するのです。
学生時代は、嫌いな人と一緒になる機会は、ほとんどありません。
嫌いな人とは、距離を置けばいいだけでした。
学生時代の逃げ道は、いくらでもあります。
しかし、社会人になって仕事を始めてからは、違います。
仕事では、生理的に受け付けない人と一緒に仕事をしなければいけない状況があります。
むしろ、そういう場合がほとんどです。
お互いの性格や考え方が、まったく違います。
お互いのテンポやリズムも、まったく違います。
まったく自分とは違う人と、いかに仲良くなるかです。
こういう状況は、10代ではありません。
だから、いい勉強になるのです。
20代こそ、人間関係の本当の勉強が始まる時期です。
嫌いな人がいるから、仕事を辞めるのではありません。
仲良くない人と、仲良くするのが、1つの仕事です。
ため息をついて「さて、どう付き合っていこうか」と悩みながら、毎日接することです。
ひどいことを言われたとき、笑顔になって「さすがですね。勉強になります」と言えるかです。
顔を見るだけで吐き気がする人と、にこにこしながら仕事をする姿勢です。
楽しくなくても「楽しいですね」と言わなければいけないこともあります。
時には、心を無にしなければいけないこともあります。
これが、本当の人間関係です。
これまでの人間関係は、おままごとでした。
学生時代の人間関係が、生ぬるかったのです。
仕事の悩みの大半は、人間関係です。
人間関係さえうまくいけば、仕事もうまくいくと言っても過言ではありません。
「絶対無理」という人と、いかに仲良くやっていくかを考えるとき、本当の人間関係が磨かれるのです。
数少ないですが、世の中には、素晴らしい人がいます。
頭がよくて、気が利いて、物知りで、話が面白い人です。
「素晴らしい人と出会い、ぜひ友人になりたい」と思います。
事実、素晴らしい人と友人になれば、自分にもいい影響があり、人生が良くなるでしょう。
素晴らしい人生に、素晴らしい友人は欠かせませんね。
しかし、そう願うだけでは、素晴らしい人とは友人になれません。
たとえ素晴らしい人と出会っても、自分のレベルが低ければ、釣り合わないからです。
プラス思考の人は、マイナス思考の人とは釣り合いません。
プラス思考の人は、プラス思考の人と釣り合います。
マナーのいい人は、マナーのいい人を好みます。
物知りな人は、やはり「物知りな人と一緒にいたい」と思います。
気が利く人も「気が利く人と一緒にいたい」と思います。
人間関係には「似た者同士が集まる」という法則があります。
素晴らしい人と友人になりたければ、まずあなたが素晴らしくなることです。
たくさん本を読んだり、さまざまな経験をしたり、キャリアを積んだりします。
素晴らしい人と友人になるためにまず必要なのは、自分磨きです。
自分のレベルが上がるにつれて、レベルに応じた人と出会え、友人になれます。
10代のころは、商品やサービスを受け取るばかりでした。
商品やサービスがあるということは「考えた誰かがいる」「作った誰かがいる」ということです。
受け取る立場でいるかぎり、作った人たちのことは、あまり考えないものです。
考えるとしても「もっといい物をつくってほしい」というわがままを言うくらいでした。
しかし、20代になって仕事を始めると、立場が逆転します。
受け取る側から、与える側になります。
与える側になると、意識が変わります。
商品やサービスを与えることが、どれだけ大切であるか、痛切に感じるようになります。
ささいなことに、大きな苦労があるものです。
小さな違いに、強いこだわりがあるものです。
世の中に商品やサービスを送り出す裏で、どのような物語が広がっているのか、見えるようになります。
見えなくても、想像できるようになります。
すると、世の中にあふれる商品やサービスのありがたさが、よくわかるようになります。
社会にあふれる商品やサービスが、より楽しめるようになるのです。
世の中にあふれるあらゆる商品やサービスは「誰かを喜ばせたい」という気持ちの表れです。
与える側になると、受け取る感動も大きくなります。
よくできた資本主義という仕組みに、深く感動するのです。
恵まれない環境で、勉強や仕事をしなければいけないときがあります。
貧乏であったり、田舎であったり、うるさい場所であったりなどです。
「なぜこんなに環境が悪いのだろう。もっといい環境なら、もっとうまくいくはずだ」と思います。
ため息をつき、自分の運命を嘆きます。
しかし、これは、大きな誤解です。
環境があるだけ、まだいいのです。
世の中には、環境さえない人がいます。
環境の善しあしどころか、今日の生活で精いっぱいの人です。
食べ物が不足したり、治安の悪いところであったりなどです。
「仕事さえ、ない」という状況もあります。
環境そのものがなければ、どうしようもありません。
そうした人に比べれば「環境が悪い」という愚痴は、贅沢な悩みです。
環境があるだけで、幸せです。
たとえ環境が悪くても、環境があることに変わりありません。
できるかできないかは、環境のせいではなく、自分の問題です。
家が貧しければ、図書館に行けばいいことです。
田舎で本屋がなければ、インターネットで本を買えます。
うるさければ、耳栓をすると、静かになります。
環境が悪くても、本人の努力しだいで、なんとかできます。
やる気と知恵を出せば、必ずなんとかなります。
すでに十分恵まれていると、気づくことが大切なのです。
夢は、自分からぺらぺらと話すものではありません。
聞かれてもいないのに、自分からぺらぺら話すと、自慢しているように聞こえます。
夢を語るとはいえ、エネルギーを使います。
夢を熱く語ることだけにエネルギーを使い、それで終わります。
では、夢を口にしないのかというと、そうではありません。
聞かれたときは、きちんと答えることが必要です。
聞かれたのですから、答えるのがマナーです。
このときです。
聞かれたにもかかわらず、あやふやな返事をしていませんか。
「ええと、その、まあ。一生懸命頑張ります」
「なるようになります」
「全力を尽くすのみです」
聞かれたにもかかわらず、答えるのを渋り、うまい言葉で逃げます。
気持ちはわかります。
そもそも夢は、口に出しにくいものです。
大きな夢ほど、白けた内容に聞こえます。
「夢を言えば笑われるのではないか」と不安になるため、言葉をあやふやにするのです。
夢を聞かれて答えられなければ、その程度です。
本当に「叶えたい」という気持ちがありません。
聞かれたにもかかわらず、夢を口にする度胸すらないようでは、とうてい夢も叶いません。
オリンピックの選手に抱負を聞くと「金メダルが目標です」と答えるのが、定番です。
経営者へのインタビューも「世界一の○○になることです」と答えるのが、定番です。
虚勢でいいのです。
強がりでもいいのです。
夢なのですから、夢を語らなければいけません。
夢すら口にできないようでは、本当に夢物語で終わってしまうのです。
ところで、あなたに質問があります。
あなたの夢は、何ですか。
20代は、仕事を始めたばかりで、よく叱られます。
社会に出てまだ間もないので、仕事で間違いや失敗ばかりです。
叱られてばかりの毎日に、うんざりするでしょう。
厳しいと思える20代ですが、本当は違うのです。
実は、最も優しい時期です。
毎日叱られてばかりと思いますが、いろいろありつつも、最終的に許してくれます。
間違って「詰めが甘いぞ」と叱られつつも「まあ、若いから仕方ないね」と許してくれます。
仕事が遅くて「早くしろ」とせかされつつも「次からは改善しなさい」と、寛大になってくれます。
仕事のできが悪くて「下手だね」と怒鳴られつつも「次からしっかりやりなさい」と勘弁してもらえます。
叱られます。
叱られますが、許してくれます。
だから、優しいのです。
これが40代や50代になると、そうはいきません。
年齢が高くなればなるほど、失敗による責任が大きくなります。
大きなプロジェクトの責任者になり、間違えれば、社運にかかることもあるのです。
「責任を取って辞めてもらう」ということになります。
あるいは、社内の雰囲気として、辞めざるを得ない状況になります。
20代はよく叱られますが「許してもらえる」という特典付きです。
命まで取られるわけではありません。
「許してもらえる」という特典を最大限に活用して、どんどん仕事に挑戦しましょう。
早いうちに失敗することが、仕事ができるようになる、最高の近道です。
叱られて落ち込んでも、すぐ立ち直ればいいのです。
すぐ立ち直ることも、1つの仕事です。
「上司や先輩から精神面を鍛えてもらっている」と思えばいいです。
叱られても、希望を持って、前を向きましょう。
「マンネリ」という言葉があります。
同じことが繰り返されて、最初にあった新鮮さが失われてしまうことです。
恋人関係が長くなるにつれて、だんだん当たり前のように感じ始め、怠ける心が出てきます。
仕事を長く続けていると、同じ作業の繰り返しに飽きてしまい、気持ちが緩んできます。
スポーツやクラブの活動が長くなるにつれて、鮮度が失われ、だらだらし始めます。
マンネリと聞けば、悪い印象がありますが、そうではありません。
マンネリは、立派な成長の1つです。
「十分に慣れた」という意味です。
人間は、慣れる生き物です。
同じことを長く続ければ、だんだん慣れます。
人間関係だけでなく、仕事でも、スポーツでも、芸術でも、何でもそうです。
あらゆることは、長く続けていれば、必ず慣れます。
マンネリになるのは、いいことです。
大切なのは、マンネリになってからです。
多くの人がマンネリになって、そのままにします。
それはいけません。
マンネリになれば、そのままにするのではなく、ステップアップです。
より新しい刺激やより強い刺激を求めて、前に進みましょう。
マンネリを打ち破ることができ、再び新鮮な気持ちを楽しめます。
再びマンネリになれば、さらに新しい刺激や強い刺激を求めればいいのです。
こうして、人はいつまでも成長できます。
定年退職した人に、どのようなイメージがありますか。
人によってさまざまですが、若い人の中には、よくない印象を持つ人もいるようです。
「年配者」
「現役から引退した人」
「会社から必要とされない人材」
若い人からは、そう見えるのも仕方ないのかもしれません。
しかし、定年退職した人を軽く見るのは良くありません。
定年退職した人は、みんな、素晴らしい人です。
定年退職した人とは「成し遂げた人」だからです。
仕事を途中で投げ出すことなく、法的に限界と言われる年齢まで、仕事を全うしました。
上司から厳しい言葉で叱られても、仕事を投げ出すことなく、立ち向かいました。
難しく大変な仕事があっても、諦めず、やり遂げました。
雨の日、風の日、雷の日があっても、会社へ向かいました。
それを、定年退職の日まで、数十年間、全うしたのです。
フルマラソンでいう、完走です。
誰でもできることではありません。
「物事を最後まで貫いた」という意味で、尊敬に値します。
職種に関係なく、定年退職した人は、すべて尊敬の対象です。
定年退職した人がいれば、ぜひ尋ねてほしい質問があります。
「仕事を続けるコツは何ですか」です。
定年退職した人は、この質問が大好きです。
「よくぞ聞いてくれた」という顔をしながら、仕事を続けるコツを熱く語ってくれるに違いありません。
この話は、きっとあなたの役に立ちます。
あなたもまた、定年退職した人を見習い、成し遂げる人になるのです。
「影響されやすい」という言葉には、ネガティブなイメージがあります。
自分に軸がなく、周りに流されているようなイメージです。
たしかに流されてばかりでは、人生も思うように進まないでしょう。
自分の軸をしっかり持つことは、必要です。
では、影響されることがすべて悪いことかというと、そうではありません。
いいところもあります。
影響されやすいということは、いろいろな人の意見を素直に受け入れて、素直に実行するということです。
つまり「思考に柔軟性がある」ということです。
頭が固くなり、あらゆることをかたくなに拒むよりは、はるかにましです。
何事も勉強です。
いろいろなことを素直に受け入れれば、それだけ成長もできます。
若い人は、影響されやすいです。
だから、ぐいぐい成長します。
影響を素直に受け止めるからこそ新しく学べ、成長できるのです。
もちろん影響されすぎるのはよくありませんが、まったく影響されないのも問題です。
特に、仕事ができる人からの意見は、素直に受け入れることが大切です。
意味を理解できないのは、理解できる思考能力が備わっていないせいかもしれません。
素直に受け入れてから、意味が理解できることがあります。
仕事ができる人の意見に流され、自分の可能性を広げましょう。
ふらりふらり流されるのもまた、自然の形です。
流された未来で、新しい可能性と出会えるのです。
何でも器用ならいいとは限りません。
器用だからこそ、都合の悪いこともあります。
器用な人は、何でも苦労なく、うまくやり遂げてしまいます。
「本気を出せばできるだろう」と甘く見やすいため、継続せず、すぐやめてしまいます。
器用な人は、器用であるゆえに、何事も中途半端になりやすいのです。
中途半端なうぬぼれが、才能の目をつぶします。
しかし、不器用な人は違います。
不器用であることは、いいことです。
不器用な人は「自分は不器用だ」という自覚があるため、何度も練習します。
不器用が前提であるため、できなくてもそれほど落ち込みません。
「自分は不器用だから仕方ないよね。その分、練習量で勝負しよう」と思います。
これがいいのです。
諦めない力になります。
継続は力です。
練習すればするほど、よく身につきます。
その結果、器用な人よりうまくなり、不器用な人が勝つのです。
不器用ほど、時間はかかれど、才能を発揮できます。
「私は不器用だ」と思うくらいで、ちょうどいいのです。
不器用は、立派な才能です。
不器用だという自覚があるほうが、腰が低くなり、謙虚になれます。
才能が伸び、結果が残せます。
最後に勝つのは、器用な人より、不器用な人なのです。
「それ、知っています」
「そんなことはわかっています」
そんな口癖に、心当たりはありませんか。
侮辱されないために、知ったかぶりをしていると、外部から吸収する力が弱くなります。
とりわけ「自分は頭がいい」と思う人は、要注意です。
「自分はよく知っている」と思うほど、吸収力が悪くなります。
人の話を聞かなくなり、本を読まなくなります。
「自分の考えだけが正しい」と思うと、自然と態度が偉そうになります。
たしかに頭はいいかもしれませんが、油断があるため、あるときから成長が止まります。
気づけば、態度ばかりが偉そうな中年になっているのです。
あなたがどれだけ成長できるかは、頭のよさではありません。
記憶力は悪くていいのです。
大切なのは、腰の低さです。
「自分は未熟者です」
「頭が悪いんです」
知っていることでも「自分は知らない」と思うくらいがいいのです。
「自分はわかっていない」と思うほうが、人の話をよく聞く姿勢になります。
頭が悪いと思えば、いつまでも勉強が必要だと思います。
だから、勉強が続けられます。
本を読んだり、話を聞いたりすることで、どんどん成長できます。
年を取っても、勉強を続けることができます。
物事に対して、腰の低い人間になることです。
あなたがどれだけ成長できるかは、腰の低さにかかっているのです。
人生は、山登りのようなものです。
目指すからには、やはりてっぺんです。
頂上を目指して、日々、険しい坂道を登り続けます。
しかし、なかなか早くたどり着けません。
途中で岩があったり、道が険しかったりして、時間がかかるものです。
時間がかかると「早くしなければ」と、焦るのでしょう。
前に進むことばかり、考えすぎです。
早く前に進めばいいわけではありません。
早く前に進もうとすると、足元の確認を怠り、落とし穴に落ちてしまうことがあります。
人生に、焦りは禁物です。
焦ったときは、ふと後ろを振り返り、そこから見える景色を楽しみましょう。
まだ山登りの途中ですが、それなりに美しい景色が楽しめるはずです。
山から見下ろす景色は、格別です。
青い空に浮かぶ雲が下に見え、はるか遠くまで見渡せます。
山の頂上に向かう人だけ体験できる、貴重な感動です。
その景色は、上に登るほど、さらに美しくなります。
ゆっくりでも、いいではありませんか。
時間がかかるほど、山登りが長く楽しめます。
じわりじわりと変化する景色も、長く楽しめるのです。
疲れたときは、山から見下ろす景色を眺めながら、一服しましょう。
心が落ち着き、元気が出てくれば、また歩み始めます。
大切なことは、継続です。
遅くてもいいから、着実に一歩ずつ前に進みます。
山の頂上は、逃げません。
休憩しながら着実に一歩ずつ登っていけば、いつか必ず、たどり着くのです。
忙しい20代ですが、1つ、してほしいことがあります。
プロフェッショナルと呼ばれる能力を身につけることです。
誰にも負けないくらい、圧倒的に秀でた知識や技です。
基準としては「会社で1番うまくできる」という状況です。
社会人として仕事をするとき、何でもできる人になるのは、おすすめしません。
何でもできる人になると、集中が分散され、中途半端な能力になります。
中途半端な能力は、代わりに誰でもいます。
単価の安い人に仕事を頼むことになり、解雇の対象になる可能性があります。
何か1つ、徹底した能力を磨き、プロフェッショナルになるのです。
人付き合いのプロフェッショナルでもいいです。
営業のプロフェッショナルでもいいでしょう。
人脈、経理、ITなど、自分が得意とする分野で、プロフェッショナルになります。
会社で1番うまくできるようになると「○○のことなら、この人だね」と言われるようになります。
これが20代のうちに身につくと、30代は楽になります。
自動的に上に昇るエスカレーターに乗ったようなものです。
社内では尊敬の対象になり、頼りにされます。
少なくとも、首になることはありません。
「○○のことなら、この人だね」と言われる人が、首の対象になることはありません。
得意は、1つでいいのです。
本当に得意なことが1つあれば、首になる心配がなくなり、堂々と仕事ができるようになります。
場合によっては、独立の道も開けるのです。
学生時代は、学年が絶対でした。
学年によって、上下関係が決まり、逆転することはありませんでした。
しかし、社会は違います。
社会では、実力が絶対です。
キャリアが、物を言う世界です。
社会人として仕事をしていると、自分より仕事のできる年下に出会うことがあります。
ここで、どうするかです。
年下の前では偉そうにして「威厳を見せつけてやりたい」と思いますが、良くありません。
偉そうにしていると、仕事のできる後輩から、侮辱されます。
社会では、仕事によって評価されますから、偉そうにしても意味がありません。
かえって、滑稽な姿をさらすことになります。
偉そうにしていると、誰からも教えてもらえなくなり、どんどん取り残されていくのです。
わからないのは、恥ずかしいことではありません。
「わからない」と言えないことが、恥ずかしいのです。
大切なことは、仕事のできる年下に、教えてもらう姿勢です。
自分より年下の後輩に、頭を下げながら「教えてください」と言えるかどうかです。
恥やプライドを捨てなければいけません。
恥やプライドは、捨てたほうがいいです。
あっても、邪魔になるだけです。
20代で身につけてほしい。
20代だから、身につけてほしい。
物腰の低さがあれば、ぐいぐい成長できます。
不必要な見栄やプライドは、捨てたほうがいいのです。
20代は、堂々とお酒を飲めるようになる時期です。
お酒を飲めるようになると「酔い」という不思議な感覚を知ります。
ふらふらして、いい気分になります。
酔いが回ってうっとりした状態になると、友人との会話も、いっそう盛り上がります。
恥ずかしくて言えなかったことが言えるようになり、一歩踏み込んだ会話ができるのです。
酔っている間は、現実を忘れることができます。
一時的に疲れも消え、天国にいるような気分に浸れます。
「これがお酒の味なのか」と思うでしょう。
その一方で、お酒は怖い飲み物です。
お酒を飲みすぎると、理性を失い、自分らしくない行動を取るようになります。
言いすぎてしまったり、乱暴になったりします。
友人と仲良くなるはずが、かえって仲を壊してしまうこともあります。
飲みすぎると、二日酔いです。
ひどい場合になると、立てません。
これほど気持ち悪い感覚があるのかと、驚くほどです。
学校や会社があれば、休むしかない状態です。
お酒は、人間をハイにする一方、ローにする力もあります。
最悪の場合、記憶がなくなることもあります。
記憶がなくて、生きているだけ、御の字です。
そのまま道路に出て、車にひかれていたかもしれません。
こっそり財布を抜かれて、一文無しになっていたかもしれません。
そのとき「お酒は怖いな」と思うのです。
20代は、お酒の味を知ると同時に、お酒の怖さも知る時期です。
飲んでも、飲まれないことです。
たしなむ程度が、ちょうどいいのです。
20代のうちに、一度は海外旅行を経験しておきましょう。
海外旅行に行くと、世界観が変わります。
頭をハンマーで殴られたような衝撃です。
海外旅行は、勉強です。
「旅行」という名前がついていますが、立派な課外授業です。
学校では、絶対に学べないことが学べます。
母国とは違った世界を、肌を通して体験できます。
お金、文化、人種、建物、風景などです。
海外旅行がきっかけで、その後の人生観が変わり、生き方に大きく影響を及ぼすことがあります。
一度は経験したい海外旅行ですが、できるだけ20代の早い段階がおすすめです。
怖いものを知らない20代のうちに経験しておかないと、年を取るほど保守的になり、経験しづらくなります。
余裕があれば、学生時代に経験しましょう。
親に「勉強として行かせてほしい」と泣きつけば、一度くらいは許してくれるはずです。
学生時代に経験しておけば、自分の将来像を描きやすくなったり、職業を決める手がかりになったりします。
さらに、就職活動の面接では、アピールするネタにもなります。
学生時代の海外旅行は、就職活動の一環です。
たとえ、社会人になってからも、まだ遅くはありません。
早く経験すればするほど、生かす時間も長くなります。
人生を80年とします。
30歳で経験すると、残りの50年間、生かせます。
25歳で経験すると、残りの55年間、生かせます。
20歳で経験すると、残りの60年間、生かせます。
早く経験したほど、海外旅行の価値が高くなります。
だからこそ、20代のうちに、一度は経験しておきたいのです。
10代のころは、親に偉そうなことを言っていました。
「育ててもらって当たり前」「お小遣いがあって当たり前」という状態でした。
当たり前と思うかぎり、感謝もありません。
10代は、親から育てられている立場上、親のことを軽く見やすいです。
親がいても「親」という認識が薄いです。
しかし、20代になると、親に対する感じ方が変わります。
20代は、どれだけ親がすごいのか、あらためて知る時期です。
学生生活は、一人暮らしを経験することもあるでしょう。
親からの仕送りだけが頼りになります。
足りない学費を補うためにアルバイトをするのですが、これもまた驚きます。
「こんなに働いているのに、これだけしか稼げない」という現実に驚くのです。
お金は不思議です。
稼ぐのは大変なのに、なくなるのは一瞬です。
自分が親にお小遣いをせびっていたことが、どれだけ親を苦しめていたのか、よくわかります。
学校を卒業して、社会人になれば、自分の稼いだ給料で生活しなければいけません。
見かねた親が手渡してくれるお小遣いが、ありがたく感じます。
親が神様に見えるのです。
人によっては、20代のうちに、結婚と出産を経験することもあります。
子どもを持つと、子育ての苦労を、痛切に感じます。
「自分みたいな親不孝者を、親はよく我慢して育てたものだ」と、尊敬するようになります。
10代のころに暴れて、親を困らせていた人ほど、よく反省します。
もうまったく、偉そうなことを言えなくなるのです。
20代は、本当の意味で「親」という認識が生まれる年ごろです。
20代は、本当の親子関係を築く時期です。
お父さんやお母さんの誕生日には、食事をおごりましょう。
父の日や母の日には、プレゼントを贈りましょう。
今からでも、まだ間に合います。
20代になって、ようやく本当の親子関係が始まるのです。