私たちは、酸素があるからこそ生きています。
酸素がなければ生きていけません。
酸素は食料より重要です。
食料がなくても数日は生きていけますが、酸素がなくなると、わずか数分で命を落とします。
酸素は、常に必要なものであることに議論の余地はありません。
当たり前のことであり、すでにあなたもご存じのことでしょう。
しかし、私たちは普段、酸素の恩恵を実感する機会がありません。
酸素の存在すら意識することがないでしょう。
酸素は無味無臭です。
私たちは酸素に囲まれて生きていますが、見ることができないため、なかなか存在を感じるのは難しい。
しかも24時間365日、何の努力もなく無料で手に入るものなので、恩恵も実感しにくい。
目の前にあるにもかかわらず、存在も恩恵もはっきり実感しにくい欠点があります。
では、酸素の恩恵を実感できないかというと、そうではありません。
酸素の恩恵を実感できる、シンプルな方法はあります。
息を止めてみればいいのです。
さあ、息を止めてみましょう。
10秒、20秒、30秒……。
息を止めてしばらくするとだんだん息苦しくなりますが、少しの辛抱です。
短い時間も長く感じられるでしょう。
1分を越えたあたりから苦しさが目立ちますが、我慢できるところまで我慢してください。
「苦しくてもうダメだ」と思ったら、大きく口を開けて息を吸ってください。
苦しさから一瞬で解放され、すぐさま楽になるでしょう。
あれほど苦しかったのが、一瞬で消えるはずです。
酸素があるおかげです。
「息ができるって素晴らしい!」と思うに違いありません。
息ができることの幸せを感じるはずです。
水も食料も、不足すると大切さを実感しますが、それは酸素でも同じです。
私たちは普段、酸素の恩恵を意識しませんが、息を止めることで酸素の恩恵を実感できます。
しっかり酸素の存在を感じてください。
そして酸素の素晴らしさに感謝しましょう。
シンプルな方法ですが、これほど簡単に実感できる方法はありません。
酸素に対する意識が高まります。
たまには息を止めてみることも大切です。