ストレスをためたとき、物に当たってしまいがちです。
ごみ箱を蹴りたくなったり壁を殴りたくなったりなど、強い衝動に駆られることがあるでしょう。
時には人に当たりたくなることもあるかもしれません。
つい態度や言葉遣いが悪くなることがあるものです。
しかし、いらいらしているとはいえ、物に当たるのはよくありません。
壁を殴れば、壁に穴が空きます。
ごみ箱を蹴れば、ごみ箱が壊れます。
物に当たると「破壊行為」となってしまいます。
人に当たると、大きなトラブルを招き、取り返しの付かないことになることもあるでしょう。
しかし、どれだけ強く当たっても壊れないものがあります。
下を見てください。
「地面」なのです。
さあ、がつがつ歩いてみましょう。
土の地面でもアスファルトの地面でもかまいません。
イメージとしては、地面を強く踏んづけるような歩き方です。
室内では周りの迷惑になるので、屋外でするのがいいでしょう。
足を高めに上げたら、次は下に振り下ろしてください。
足裏全体を地面に叩きつけてください。
左右交互に繰り返し、一歩ずつ歩く。
あらん限りの力を込めてください。
一歩歩くたびに「どしん、どしん」という音がするでしょう。
振動が骨を伝って下から上に向かい、全身に響き渡るでしょう。
ちょっと大胆な歩き方ですが、これがいいのです。
ストレス解消に効果があります。
地面であれば、どんなに力強く踏んでも壊れません。
一歩に強く力を入れるので、ストレス解消にもなります。
エネルギーの消費量が大きくなります。
物を蹴るのは破壊行為になりますが、地面と強く踏んづけるなら問題なし。
ストレスを吐き出すかのように、一歩一歩「えい! えい!」と、強く地面を踏んづけながら歩きます。
これだけでいいのです。
たった数十歩であっても、結構なパワーを使います。
100歩も歩けば、へとへとに疲れていて、たっぷり運動をした後のような感覚になっているでしょう。
普通に歩く100歩とは違って、がつがつ歩く100歩は、体力も筋力もカロリーも使います。
心がすっきりしていて、ストレスも消え去っているに違いありません。
しっかり力を入れるので、下半身の筋肉を鍛えることにもつながります。
ちょっとユニークな方法ではありますが、抵抗がなければ、ぜひ取り入れてみてください。
草むらの上や砂利道の上など、いろいろな場所でがつがつ歩いてみるのもいいですね。
場所が変われば、足裏の響き方も変わります。
がつがつした歩き方も、ストレス解消法の1つです。