つらいとき、簡単に立ち直る方法があります。
おいしいものを食べた場面を思い出してください。
おいしいものを食べる必要はありません。
思い出すだけでいいのです。
シンプルな方法ですが、ばかにできません。
実際に食べているわけではなくても効果があります。
嘘だと思うなら、ぜひ一度試してみてください。
最近、どんなおいしいものを食べましたか。
おいしいものなら何でもかまいません。
食堂で食べた大好きなハンバーグ定食。
カフェで食べたお気に入りのシナモンロール。
記念日に高級レストランでいただいたフルコース。
定食でも一品料理でもコース料理でもかまいません。
「本当においしかったなあ」
「素晴らしい味だったなあ」
「あのときの料理は最高だったなあ」
味だけでなく、香りや食感も思い出してください。
おいしいものを食べた場面を思い出していると、そのときの雰囲気や感動もよみがえってくるでしょう。
するとどうでしょう。
おいしいものを食べた場面を思い出すと、そのときの感覚がよみがえります。
口の中は空っぽでも、味があるように感じてくるでしょう。
じんわり唾液がにじみ出てくるでしょう。
自然とにやけた表情になってしまうことも少なくありません。
暗い気持ちが吹き飛んで、ハッピーな気分に満たされます。
そして本来の自分を取り戻せます。
気づけば、すっかり明るい気持ちになっているはずです。
おいしいものを食べることは、誰にとっても幸せなこと。
おいしいものを食べるとハッピーになりますが、おいしいものを食べた場面を思い出すだけでもハッピーになります。
日頃からおいしいものを食べた経験をたくさん増やしておきましょう。
つらくなったときにすぐ思い出せるよう、おいしいものを食べた場面をストックさせておくのです。
おいしいものを食べた経験は、あればあるほどいいものです。
闇は、光を当てれば一瞬で消えます。
おいしいものを食べたときのことを思い出すと、そこに光が当たって明るくなります。
実際に食べているわけではないのでお金は一切かかりません。
脳さえあれば、いつでもどこでも実践できるので、1人でこっそり行うのには最適です。
おいしいものを食べた記憶は、心のお守りになります。