今の全力の程度を確認しましょう。
自分の許容範囲を超えた状態なら、要注意です。
長持ちしないのが特徴です。
しばらく続けることはできますが、いずれ限界が来て、燃え尽きるはずです。
限界を超えた全力は、身も心も消耗が激しいため、短期間しか継続できません。
自分の許容範囲を超えた全力が怖いのは、燃え尽きた後です。
身も心も酷使された状態から回復するのには、時間がかかります。
すぐ元に戻ろうとしても、なかなか元に戻らないのです。
たとえば、徹夜です。
眠気を我慢して、夜遅くまで作業をしていたとします。
しばらくの間は、効率を上げることができても、長続きはしないはずです。
疲れた体にむちを打ち、精神的にも無理をさせている状態ですから、いずれ限界に達します。
狂った生活リズムが定着すると、今度は夜に寝られなくなります。
寝られないストレスに睡眠不足も加わり、二重の苦しみに悩まされる。
その結果、昼間の作業にまで悪影響が及びます。
せっかく徹夜によって効率よく進んだ仕事が、帳消しになるでしょう。
全力を出すのは素晴らしいのですが、あくまで許容範囲に収まっているか、確認しましょう。
全力を出すなら、自分の許容範囲で、最大限を尽くすことです。
無理なら「無理」と諦めることも、人生では必要な勇気です。