「絶対無理」が口癖の人がいます。
「絶対無理!」
「絶対無理だよ」
「絶対無理に決まっている」
少しでも難しいとわかれば、とっさに「絶対無理」と言い切ります。
もしこうした言葉遣いに心当たりがあれば要注意です。
絶対無理という口癖は、可能性を奪う言葉です。
「絶対無理」が口癖になっていると、軽い気持ちで言ってしまいます。
ちょっとでも難しそうなことがあれば、無意識に「絶対無理」と言うことが多い。
この瞬間に注目です。
自分の口から発した言葉は、自分の耳で聞くことになります。
軽い気持ちで「絶対無理」と言うと、その言葉を自分が聞くことになります。
「そうか、絶対無理なのか」と思い込むようになって、ネガティブな自己暗示がかかります。
心の中で希望の光が失われ、暗い気持ちになります。
ネガティブな気持ちが増大して、弱気になってしまいます。
軽い気持ちで言ったことが、本当に可能性を奪うことになってしまうのです。
口癖とはいえ侮れません。
自分の考え方や生き方にまで波及する力を持っています。
冗談であれ軽い気持ちであれ、不可能の言葉を発するのはよくありません。
「絶対無理」が口癖の人は、諦め癖もついてしまいます。
自らの可能性を放棄するとは、なんて愚かなことなのでしょう。
人生に関わることですから慎重になることが大切です。
「絶対無理」という口癖に心当たりがあるなら、今日から禁句にしましょう。
「明日から」と言わず「今日から」です。
害があるだけで、いいことは何もありません。
「絶対無理」を言いそうになったら「難しい」と言い換えましょう。
たとえば「絶対無理です」というセリフは「難しいです」と言い換えればOKです。
「難しい」は、完全に可能性を否定した言葉ではありません。
あくまで「容易でない」という意味です。
困難ではあるものの、少なからず可能性を感じさせる言葉です。
「簡単ではないが、努力次第でうまくいくかもしれない」という意味になります。
可能性のある言い方のほうが希望の光が感じられます。
頑張れば何とかなりそうな気がしてきます。
口癖を変えれば、未来も人生も変わります。