結果や成績で抜きん出ると、よくも悪くも、目立ちます。
周りから褒められたり評価されたりしますが、いいことばかりではありません。
憎まれたり悪口を言われたり、時には攻撃されたりなど、悪いこともあって悩まされます。
いわゆる「出る杭は打たれる」です。
平等を好む社会では「みんな一緒」「みんなと同じ」を好む傾向があります。
往々にして頭角を現す人は、憎まれたり悪口を言われたりなど、何かと邪魔されることが少なくありません。
「けしからん!」「あってはならない!」「不条理だ!」と思うところですが、残念ながら、これが人間社会です。
努力を重ねて優秀な成果を出したにもかかわらず、褒められるどころか叩かれることがあるのです。
抜きん出た存在は、自分の身が脅かされる存在として映るため、何かと邪魔されることが増えて悩まされます。
「出る杭は打たれる」という現象は自然の摂理であり、これをなくすことはできません。
「出る杭は打たれる」で悩んだとき、どうすればいいのでしょうか。
難しい問題に思えますが、解決法はシンプルです。
もっと杭を出して「出すぎた杭」になればいいのです。
圧倒的な実力を身につけ、圧倒的な成績を残します。
2位以下を大きく突き放します。
トラック1周回分、あるいはそれ以上の差をつけてやりましょう。
中途半端に抜きん出るのではなく、周りが引いてあきれてしまうくらい、完全に抜きん出ることです。
すると不思議なことが起こります。
批判や邪魔をされることがぱたりとなくなるのです。
ちょっと出ている杭だから打たれるのであって、出すぎた杭は打たれません。
「普通」ではなく「特別」として見られるようになります。
「凡人」ではなく「天才」として見られるようになります。
「嫉妬の対象」から「憧れと尊敬の対象」へと変わります。
いい意味で「あの人は完全にいっちゃっている」という目で見られるようになります。
出すぎた杭になると、もはや自分たちとは別次元にいると思われるため、嫉妬の対象から外れるのです。
わずかな差だからねたみや嫉妬をされるのであって、圧倒的な差をつければ、もはや比較対象になりません。
比較対象にならなくなると、ねたみや嫉妬もされなくなります。
出すぎた杭は打たれなくなるのです。
出る杭になって叩かれたら、運命の分かれ道です。
ブレーキを踏むのではありません。
もっとアクセルを踏んで、どんどん杭を出していきましょう。
もっとスキルや実績を伸ばしてください。
ひたすら前進あるのみ。
出る杭は打たれても、出すぎた杭は打たれないのです。