怠け癖を直そうとしても、油断することがあります。
なかなか思うようにいかないのはよくあること。
最初は気合が入っていても、気持ちが緩んだ瞬間、再び怠け癖が表面化します。
「勉強を怠けてしまった。自分が情けない」
「仕事で手抜きをしてしまった。惰性に流された自分が悔しい」
「練習をサボってしまった。これでは一生上達できない」
特に空腹のときは、体に力が入りにくい上、いらいらすることも多いため、怠けやすくなるでしょう。
「必ず怠け癖を直す」と気合を入れたところで、油断することはあるもの。
しかし、惰性に流されたとしても、どうか自分を責めないでください。
1つの怠けも許さないのは、自分で自分の首を絞めるようなもの。
「絶対怠けない」という意気込みは素晴らしいですが、最初から完璧にできる人はいません。
厳しすぎる目標はかえって危険です。
自分を責めると、元気がどんどん奪われてしまいます。
少しでもうまくいかないと、自分を責めてしまい、自信をなくしたり自己嫌悪になったりします。
挫折を味わい、諦めにつながる可能性もあります。
一気に怠け癖を直そうとしていないでしょうか。
怠け癖は「癖」の一種です。
心を変えるのは一瞬でできても、癖を変えるには時間がかかります。
たった1日で怠け癖を直すのは、なかなか難しいこと。
体が覚えていたり記憶が残っていたりするため、癖の改善には時間がかかります。
うっかり惰性に流されることがあっても、自分を責めず、前向きに考えましょう。
「仕方ない。たまには怠けることもあるよね。少しずつ怠け癖を直していこう」
ときどき不注意もあります。
たまには油断することもあっていい。
人間は不完全な生き物ですから、ときどきうっかりすることもあります。
無理をせず、少しずつ癖を直していけばいいのです。
新しい癖は、成功と失敗を繰り返しながら、少しずつ身につけていくもの。
癖を直していく努力を継続できているなら、波はありますが、少しずつ直っていきます。
完璧主義は捨てて、最善主義になりましょう。
「10回あれば、3回はうまくいかなくてもいい」と考えましょう。
「100点でなければいけない」と考えるより「70点でよし」と考えましょう。
許容範囲を設けたほうが、ストレスが小さくなるので、改善も早くなります。
昨日より少し怠け癖が直っていれば十分なのです。