執筆者:水口貴博

怠け癖を直す30の方法

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怠け癖があるから、後回しにするのではない。後回しにするから、怠け癖になる。

怠け癖があるから、後回しにするのではない。後回しにするから、怠け癖になる。 | 怠け癖を直す30の方法

怠け癖のある人によくありがちな癖があります。

それは、後回しにする癖です。

「面倒だから、後からしよう」

「暇になってから取りかかろう」

「今はやる気がないから、時間があったらしよう」

「もっとテンションの高いときに取りかかろう」

「ベストタイミングになってから取りかかろう」

事情があって後回しにするなら、まだいいのです。

ほかに優先する仕事があったり、完全にタイミングが悪かったり、忙しくて時間がなかったりするなら、後回しも仕方ありません。

時間に余裕が出るのを見計らうのが賢明と言えるでしょう。

しかし、特別な事情もないのに、気力がないだけで後回しにする癖があるなら要注意です。

「取りかかるのが少し遅くなるだけ」と思いますが、実際はそう単純にいかないでしょう。

一度後回しにされた仕事は、再び後回しにされるのが定番のパターン。

「嫌だ」「面倒くさい」と思うだけでも、精神的なストレスになります。

後回しにすればするほど、ストレスを感じる時間が長くなり、ますますだるくなります。

小さなストレスも、積もっていけば、大きくなります。

面倒くさい気持ちが大きくなるにつれて、ますます取りかかりにくくなる。

こうしてどんどん仕事が遅れてしまい、怠け癖になっていくのです。

怠け癖があるから、後回しにするのではありません。

後回しにするから、怠け癖になるのです。

怠け癖を直すなら、後回しにする癖を直しましょう。

メールが届いてすぐ返信できるなら、その場で返信します。

返信を急ぐ必要はなくても、その場でタスクを処理したほうが、すっきりします。

すぐ片付く小さな仕事なら、依頼された瞬間に取りかかりましょう。

着手が早くなれば、時間に余裕が生まれるため、途中で変更が入っても修正しやすくなります。

「後からする」という言葉を禁句にしましょう。

「後からする」と言いそうになったら「今すぐする」に言い換えましょう。

心がけを少し変えるだけで、ポジティブな行動パターンに変わります。

「今はタイミングが悪い」と思っても、本当にタイミングが悪いのか自問してみてください。

タイミングが悪くて悪影響があったとしても、あらためて考えると、意外と小さいのではないでしょうか。

ベストタイミングを待つ必要はありません。

ベストタイミングを待っていると、いつまで経っても仕事に取りかかれなくなります。

仕事のスピードも大切ですが、仕事に取りかかるスピードはもっと大切です。

少しくらいタイミングが悪くてもいいので、後回しにしないでさっさと取りかかるほうが、結果として早く終わります。

心がけたいのは、ベストタイミングではなく、ベタータイミングです。

ベタータイミングを目安にすれば、教養範囲が広がるため、取り組みやすくなります。

少しくらい悪影響があってもいいので、着手のスピードを上げるほうが得策です。

「遅すぎる」と叱られることはあっても「早すぎる」と叱られることはありません。

「面倒くさい」と思うときほど、早めに取りかかるのが正解です。

面倒くさいなら、面倒くさいと思う前に行動すればいい。

「嫌だ、嫌だ」と思っているとネガティブな感情が助長され、ますますストレスを感じます。

重い腰が上がりにくくても、少し踏ん張るだけ。

気持ちがだれる前に、前に踏み出しましょう。

後回しにする癖をやめるだけで、怠け癖は直るのです。

怠け癖を直す方法(9)
  • 後回しにする癖をやめる。
簡単なことから少しずつ始めるのが、怠け癖を直すコツ。

怠け癖を直す30の方法

怠け癖を直す30の方法
  1. 怠け癖を克服する鍵は、精神論ではなく、方法論にある。
    怠け癖を克服する鍵は、精神論ではなく、方法論にある。
  2. 怠け癖は性格の問題だから直せないのか。
    怠け癖は性格の問題だから直せないのか。
  3. 行動することのメリットを書き出すと、やる気のスイッチが入る。
    行動することのメリットを書き出すと、やる気のスイッチが入る。
  4. 怠け癖が直るから、目標を立てるのではない。<br>目標を立てるから、怠け癖が直る。
    怠け癖が直るから、目標を立てるのではない。
    目標を立てるから、怠け癖が直る。
  5. 失敗を恐れると、怠け癖になる。<br>失敗を受け入れると、怠け癖が直る。
    失敗を恐れると、怠け癖になる。
    失敗を受け入れると、怠け癖が直る。
  6. 出来すぎた計画は、もはや実行されない。
    出来すぎた計画は、もはや実行されない。
  7. きちんと朝食を取る習慣がないかぎり、怠け癖は直らない。
    きちんと朝食を取る習慣がないかぎり、怠け癖は直らない。
  8. 朝日を浴びながら、怠ける人はいない。
    朝日を浴びながら、怠ける人はいない。
  9. 怠け癖があるから、後回しにするのではない。<br>後回しにするから、怠け癖になる。
    怠け癖があるから、後回しにするのではない。
    後回しにするから、怠け癖になる。
  10. 簡単なことから少しずつ始めるのが、怠け癖を直すコツ。
    簡単なことから少しずつ始めるのが、怠け癖を直すコツ。
  11. 複雑に考えると、怠けたくなる。<br>シンプルに考えると、やる気が湧いてくる。
    複雑に考えると、怠けたくなる。
    シンプルに考えると、やる気が湧いてくる。
  12. 怠けている人と接していると、怠けたくなる。<br>頑張っている人と接していると、頑張りたくなる。
    怠けている人と接していると、怠けたくなる。
    頑張っている人と接していると、頑張りたくなる。
  13. ゲーム要素を取り入れる2つのポイント。<br>仕事リストを作る、記録をつける。
    ゲーム要素を取り入れる2つのポイント。
    仕事リストを作る、記録をつける。
  14. 怠けたときの悪影響を考えることは、自己管理を促す働きがある。
    怠けたときの悪影響を考えることは、自己管理を促す働きがある。
  15. ご褒美を用意しておけば、怠け心が吹き飛ぶ。
    ご褒美を用意しておけば、怠け心が吹き飛ぶ。
  16. 怠け癖があるから「面倒くさい」と言うのではない。<br>「面倒くさい」と言うから、怠け癖になる。
    怠け癖があるから「面倒くさい」と言うのではない。
    「面倒くさい」と言うから、怠け癖になる。
  17. 無駄な仕事を抱えていれば、怠け癖が出るのも当然。
    無駄な仕事を抱えていれば、怠け癖が出るのも当然。
  18. 誘惑を排除することは、怠け癖の改善を促すこと。
    誘惑を排除することは、怠け癖の改善を促すこと。
  19. やる気が出る音楽を聴くだけで、やる気モードのスイッチが入る。
    やる気が出る音楽を聴くだけで、やる気モードのスイッチが入る。
  20. 「無気力だから行動できない」というのは、思い込み。
    「無気力だから行動できない」というのは、思い込み。
  21. 着替えを制するものは、怠け癖を制する。
    着替えを制するものは、怠け癖を制する。
  22. 自宅にいるから、怠けてしまう。
    自宅にいるから、怠けてしまう。
  23. 鼓舞する言葉を言い聞かせるだけでも、怠け癖は直る。
    鼓舞する言葉を言い聞かせるだけでも、怠け癖は直る。
  24. 疲れとストレスをためないことが、怠け癖を直すことにもつながる。
    疲れとストレスをためないことが、怠け癖を直すことにもつながる。
  25. 失敗をイメージするから、怠け癖が出る。<br>成功をイメージすると、怠け癖が吹き飛ぶ。
    失敗をイメージするから、怠け癖が出る。
    成功をイメージすると、怠け癖が吹き飛ぶ。
  26. 責任感と使命感は、なくて困ることはあっても、あって困ることはない。
    責任感と使命感は、なくて困ることはあっても、あって困ることはない。
  27. 好きなアイドルや芸能人の写真を使って、怠け癖を直す。
    好きなアイドルや芸能人の写真を使って、怠け癖を直す。
  28. 大きな結果にこだわらない。<br>小さな結果にこだわろう。
    大きな結果にこだわらない。
    小さな結果にこだわろう。
  29. 仲間を作れば、怠けたくても怠けにくくなる。
    仲間を作れば、怠けたくても怠けにくくなる。
  30. 昨日より少し怠け癖が直っていれば十分。
    昨日より少し怠け癖が直っていれば十分。

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