大きな結果ばかり注目しないことです。
怠け癖のある人には、大きな結果にこだわる傾向があります。
もちろん大きな結果が出るに越したことはありません。
一度に大きな結果が出たほうが、手間暇も省け、楽でしょう。
スケールが大きくて、かっこいい。
誇らしい気持ちになり、評価もされやすく、達成感も大きい。
大きな結果を出したほうが、成功にもつながりやすいでしょう。
しかし、大きな結果にこだわっていると、落とし穴があります。
「大きな結果につながるなら、やる」
「大きな結果につながらないなら、やらない」
大きな結果が出るときならいいですが、小さな結果しか出ないなら、途端にサボろうとする。
つまり、結果のスケールに応じて、行動が極端になってしまうのです。
「あまり意味がないよね」と安易に考え、仕事の価値を軽視する。
大きな結果にこだわっていると、打算や損得が働きやすくなるため、モチベーションの管理が難しくなります。
大きな結果にこだわっていると、惰性が生まれやすくなるのです。
大きな結果にこだわるのはやめましょう。
こだわるなら、むしろ小さな結果です。
小さな結果しか出なくても、きちんと取り組み、丁寧に仕上げましょう。
「結果が出るものなら、すべてよし」と考えてください。
小さな結果でも、立派な結果です。
たとえ米粒のように小さな結果でもいいのです。
大きな結果とは、小さな結果の集合体です。
小さな結果でも、こつこつ積み上げていくことで、大きな結果につながります。
きちんと小さな結果にも目を向けることで、モチベーションが高まります。
お茶くみ、コピー取り、電話対応、資料整理、トイレ掃除。
小さな仕事でも手抜きをせず、丁寧にこなして結果を出しましょう。
「小さな仕事こそ差をつけるチャンス」と考え、全力で取り組みましょう。
小さな仕事を頑張れない人は、大きな仕事も頑張れませんが、小さな仕事を頑張れる人は、大きな仕事も頑張れます。
なかなか実感が湧かないなら、小さな結果は「小さな1歩」と言い換えてみてください。
千里の道も1歩から始まるように、大きな結果も小さな結果から始まります。
1ページでも本を読む。
1つでも仕事を片付ける。
1キロでもランニングをする。
どれだけ前に進んだかではありません。
前に進んだことなら、すべて素晴らしい。
小さな結果にこだわる人は、いずれ大きな結果を出せるのです。