発想したアイデアを褒められるとは限りません。
自分では「名案」と思っていても、周りの反応はいまいち。
時には批判されることも少なくありません。
「ありえない発想だね」
「くだらないアイデアだ」
「うまくいくわけがない」
「失敗するに決まっている」
「本当に実現すると思っているの?」
ストレートに厳しい一言を言われると、気持ちが落ち込みます。
批判する人は、博識で賢くて、世の中のこともわかっているのでしょう。
知識と分別のある常識人なのでしょう。
たしかに常識人なら、アイデアを聞いたとき、瞬時に現実性・実現性を判断できます。
常識人は、知識や分別を武器にして、あれこれ批判してきます。
「夢から目を覚ませ!」「現実を見ろ!」と言われているように聞こえます。
批判の声を聞いているうちに、だんだんアイデアや作品に自信がなくなってくるかもしれません。
しかし、批判されたときこそ正念場です。
批判の声を聞いていると、現実に引き戻され、想像力・発想力の幅が制限されます。
常識やルールにとらわれていると、アイデアは出せません。
アイデアを出すためには、常識や先入観にとらわれず、発想する必要があります。
アイデアは、いかに常識から外れた発想ができるかの勝負です。
真面目で現実的なアイデアだけでなく、不真面目で非現実的なアイデアも大切です。
アイデアを出していくにつれて、周りの人から批判されることが増えるのも普通のこと。
真面目に批判を受け止める必要はありません。
批判におじけづいて、やめたり諦めたりすると、発想力を爆発させることができません。
批判の声を聞いているかぎり、クリエイティブな人にはなれないのです。
批判の声は無視しましょう。
「言いたいように言えばいいさ」と、軽くあしらうくらいでいい。
むしろ批判は「褒め言葉」として受け止めるのが得策です。
アイデアを批判されたら、ユニークな視点を褒められているのと同じこと。
「斬新ですね」「ユニークだね」「素晴らしい発想ですね」という褒め言葉と同じ意味です。
つまらないアイデアに思えても、別の人にとっては面白いアイデアに感じるかもしれません。
ばかばかしいアイデアでも、少し工夫を加えることで、素晴らしいアイデアになることもあるでしょう。
クリエイティブは、批判されて上等です。
批判の声に強くなることで、クリエイティブな力を高めていけるのです。