執筆者:水口貴博

クリエイティブな人になる30の方法

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数字に強くなくても、クリエイティブな人になれる。

数字に強くなくても、クリエイティブな人になれる。 | クリエイティブな人になる30の方法

クリエイティブな人になるなら、数字に強くなる必要はあるのでしょうか。

結論から言うと、数字に強くなる必要はありません。

まず数字は大切です。

仕事では、数字を扱う場面が数多くあります。

発注数、出品数、販売数、在庫数、返品数。

貸借の計算、損益の計算、税金の計算。

暗算できる能力、概算できる能力、素早く計算する能力。

会計処理、年末調整、決算処理。

数字を無視することは、お金を無視することになります。

数字は嘘をつきません。

客観的・具体的に知るためにも、数字を扱うことは欠かせません。

クリエイティブな仕事とはいえ、ある程度、数字を意識しながら仕事を進める必要があります。

しかし、数字は大切であっても、意識しすぎるのはよくありません。

数字を意識するにつれて、理屈っぽくなったり現実的になったりするからです。

テーマパークに入場するとき、高い入場料を見て、急にテンションが下がった経験はないでしょうか。

「なんて高いのだろう」と驚いた瞬間、わくわくする気持ちが消え去ります。

高級レストランで食事をした後、レシートを見て、興ざめた経験はないでしょうか。

生々しい高額の数字を見ると、夢から目が覚め、現実に引き戻されます。

クリエイティブな仕事では、想像力や発想力が大切です。

数字を意識しすぎると、現実的な思考になってしまい、頭が固くなります。

想像力・発想力が制限され、クリエイティブな仕事を妨げてしまうのです。

仕事のうえで、数字が大切な要素なのは事実ですが、こだわりすぎるのも危険です。

経営者や経理担当でもないかぎり、数字に深入りしないほうがいいでしょう。

数字を意識せざるを得ないときもありますが、クリエイティブな仕事をするときは、できるだけ意識しないのが得策です。

そのため数字に強くなくても、クリエイティブな人になれます。

数字に強いほうがベターですが、弱くても大丈夫です。

むしろ数字に弱いほうが、現実にとらわれなくなるため、クリエイティブな能力を発揮しやすくなるでしょう。

お金を処理する仕事は、経理や税理士に任せればいいことです。

数字を忘れることで、潜在的なクリエイティブのパワーを発揮しやすくなるのです。

数字が大切なのは事実ですが、いい意味で、忘れる努力をすること。

数字を忘れ、クリエイティブの世界に集中するからこそ、ユニークなアイデアを発想できます。

クリエイティブな人になる方法(26)
  • 数字のことを考えすぎない。
問題を解く側ではなく、作る側になる。

クリエイティブな人になる30の方法

  1. 芸術とは、自己表現の手段。
    作品とは、もう1人の自分。
  2. クリエイティブな力は、身につけるものではなく、引き出すもの。
  3. 自然体を意識すると、クリエイティブな力が引き出される。
  4. 「クリエイティブな人になる」と決意をしよう。
  5. 同じパターンの繰り返しばかりでは、クリエイティブな人になれない。
  6. 批判の声に強くなることで、クリエイティブな力を高めていける。
  7. 量は質に転化する。
  8. 質を高めるには、量が必要。
    量をこなすには、スピードが必要。
  9. 1つの価値観にこだわらない。
    さまざまな価値観を受け入れる。
  10. 理屈より感性を大切にすることで、クリエイティブな力が高まる。
  11. クリエイティブで大切なのは、観察力より洞察力。
  12. 観察力と洞察力の違いとは。
  13. 集中力なくして、クリエイティブな仕事はできない。
  14. 一流作品に触れることで、創作意欲が刺激される。
  15. 失敗を避ける姿勢があると、クリエイティブな力を鍛えられない。
  16. 意見は変えていい。
    クリエイティブは、意見を変えながら高めていくもの。
  17. クリエイティブな人は、子どもっぽいところがある。
  18. 個性は、殺すものではなく、生かすもの。
    個性を生かせば、クリエイティブな才能が開花する。
  19. みんなと同じことをしていては、クリエイティブになれない。
  20. 批判や悪口は、クリエイティブな力を低下させる。
  21. 褒める習慣を持つと、クリエイティブなセンスが研ぎ澄まされる。
  22. 100の知識より、1の経験。
  23. クリエイティブは、フットワークが命。
    ぱっとひらめいたら、さっと試そう。
  24. 問題を芸術に生かす発想も、クリエイティブの1つ。
  25. インスピレーションは、いつ浮かぶかわからない。
    あらゆる場所を仕事場にしよう。
  26. 数字に強くなくても、クリエイティブな人になれる。
  27. 問題を解く側ではなく、作る側になる。
  28. クリエイティブだから、夢を持つのではない。
    夢を持つから、クリエイティブになれる。
  29. 駄作でも凡作でもいいから、恥をさらす覚悟で発表する。
  30. 現状に満足しない。
    向上意識を持って、さらなる高みを目指していく。

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