クリエイティブな人になりたいなら、禁句にしたい発言があります。
それは、批判と悪口です。
時に批判や悪口を言いたくなる場面があるでしょう。
人間は、感情の生き物です。
むっとするのは誰でもあること。
嫌なこと、不快なこと、気に入らないこと。
悪趣味や無価値と判断すれば「それは変だ!」と悪く言いがちです。
自分の価値観に合わないことなら「気に入らない」と言うこともあるかもしれません。
しかし、むっとするのはいいですが、批判や悪口には要注意です。
批判や悪口は、相手を傷つけるだけではありません。
批判や悪口は、クリエイティブな能力を低下させる悪影響があります。
たとえば、価値の低いアイデアがあったとき「くだらないね」と批判したとします。
すると、相手を悪く言ったと同時に「価値のあるアイデアしか許さない」と自分に言い聞かせることになります。
見た目が悪い作品があったとき「かっこ悪い」と悪口を言ったとします。
すると「かっこいい状態しか許さない」と自分に言い聞かせることになります。
クリエイティブになるためには、自由な発想が欠かせません。
真面目な発想やユニークな発想だけでなく、くだらない発想もばかばかしい発想も大切になります。
批判や悪口を言っていると、その言葉が自分に返ってきて、禁止や制限を増やしてしまいます。
自分で自分の首を絞めることになり、想像力・発想力をスムーズに発揮できなくなる。
心もよどんでいき、ネガティブな意識になってしまいます。
結果として、クリエイティブな能力を低下させてしまうのです。
そもそも批判や悪口にエネルギーを使っていると、自分の仕事に回すエネルギーがなくなってしまいます。
エネルギーは有限です。
クリエイティブな仕事は高度な思考が伴う仕事なので、大量のエネルギーを消耗します。
不毛なことにエネルギーを使うくらいなら、建設的なことにエネルギーを使うほうが賢明です。
クリエイティブな人になりたいなら、批判や悪口には注意しましょう。
批判や悪口は禁句にするのが得策です。