執筆者:水口貴博

クリエイティブな人になる30の方法

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問題を解く側ではなく、作る側になる。

問題を解く側ではなく、作る側になる。 | クリエイティブな人になる30の方法

クリエイティブな人になりたいなら、問題に取りかかりましょう。

問題を解く側になるのではありません。

問題を作る側になるのです。

問題を解く側のほうが、クリエイティブな力を鍛えられるように思うかもしれません。

たしかに問題を解く側は、学力を上げておく必要があります。

難しい問題であればあるほど、高い知識と教養が要求されます。

たくさん勉強をして、しっかり知識を身につければ、高得点が得られるでしょう。

しかし、問題を解く側は、あくまで受け身です。

完成された問題を、自分の知識で解いていくだけでOKです。

頭を使うのは間違いありませんが、あくまで出題の範囲のみ。

出題者から出された問題を淡々と解くだけでは、クリエイティブにはなれません。

どれだけ知識が身についているのか確認するのが試験であり、クリエイティブな力を鍛えるのは難しい。

クリエイティブな人になりたいなら、問題を解く側ではなく、作る側になりましょう。

問題を作るのは、解く以上に大変です。

問題を作るには、まず自分がそれだけの知識を身につけていなければいけません。

問題を作るときには、回答者の状況を考慮しながら、頭の中でさまざまな問題を思い浮かべます。

問題のレベル調整も必要です。

難しい問題では解けず、簡単な問題では張り合いがなく、適度なレベルを考慮しながら問題を考えます。

「こんな問題はどうだろう」と頭の中でイメージしながら、1つずつ問題を作っていきます。

知識だけでなく、思考力・想像力・発想力など、総合的な能力が求められます。

問題を作るプロセスを通して、クリエイティブな力が鍛えられていくのです。

まず問題を作れるだけのレベルになること。

ある程度知識が身についたら、積極的に問題を作る側になることです。

問題を作るといえば、学校の先生の仕事と思うかもしれませんが、私たちの身近なところにも存在します。

たとえば、部下に教育するときです。

自分が上司として、問題を作って、部下の教育を促すことがあるでしょう。

部下のレベルを考慮しながら、適度な問題を作って出題することで、自分も一緒に成長できます。

また、あなたが親なら、わが子に問題を出すこともあるはずです。

少し頑張れば解けるよう、適度な問題を考えます。

ヒントを交えながら問題を出すことで、自分の想像力や発想力を鍛えることができます。

問題は、解く側で満足せず、作る側になりましょう。

問題を作る側になると、クリエイティブになれるのです。

クリエイティブな人になる方法(27)
  • 問題を解く側ではなく、作る側になる。
クリエイティブだから、夢を持つのではない。
夢を持つから、クリエイティブになれる。

クリエイティブな人になる30の方法

  1. 芸術とは、自己表現の手段。
    作品とは、もう1人の自分。
  2. クリエイティブな力は、身につけるものではなく、引き出すもの。
  3. 自然体を意識すると、クリエイティブな力が引き出される。
  4. 「クリエイティブな人になる」と決意をしよう。
  5. 同じパターンの繰り返しばかりでは、クリエイティブな人になれない。
  6. 批判の声に強くなることで、クリエイティブな力を高めていける。
  7. 量は質に転化する。
  8. 質を高めるには、量が必要。
    量をこなすには、スピードが必要。
  9. 1つの価値観にこだわらない。
    さまざまな価値観を受け入れる。
  10. 理屈より感性を大切にすることで、クリエイティブな力が高まる。
  11. クリエイティブで大切なのは、観察力より洞察力。
  12. 観察力と洞察力の違いとは。
  13. 集中力なくして、クリエイティブな仕事はできない。
  14. 一流作品に触れることで、創作意欲が刺激される。
  15. 失敗を避ける姿勢があると、クリエイティブな力を鍛えられない。
  16. 意見は変えていい。
    クリエイティブは、意見を変えながら高めていくもの。
  17. クリエイティブな人は、子どもっぽいところがある。
  18. 個性は、殺すものではなく、生かすもの。
    個性を生かせば、クリエイティブな才能が開花する。
  19. みんなと同じことをしていては、クリエイティブになれない。
  20. 批判や悪口は、クリエイティブな力を低下させる。
  21. 褒める習慣を持つと、クリエイティブなセンスが研ぎ澄まされる。
  22. 100の知識より、1の経験。
  23. クリエイティブは、フットワークが命。
    ぱっとひらめいたら、さっと試そう。
  24. 問題を芸術に生かす発想も、クリエイティブの1つ。
  25. インスピレーションは、いつ浮かぶかわからない。
    あらゆる場所を仕事場にしよう。
  26. 数字に強くなくても、クリエイティブな人になれる。
  27. 問題を解く側ではなく、作る側になる。
  28. クリエイティブだから、夢を持つのではない。
    夢を持つから、クリエイティブになれる。
  29. 駄作でも凡作でもいいから、恥をさらす覚悟で発表する。
  30. 現状に満足しない。
    向上意識を持って、さらなる高みを目指していく。

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