アイデアを考えるとき、敵対意識を持つことがあるかもしれません。
「あの人に負けたくない!」
「あの人よりすごいアイデアを出したい!」
「アイデアで勝負して、ライバルをぎゃふんと言わせたい」
ライバルとする人物がいて、敵対心をむき出しにする。
時には憎んだり恨んだりすることもあるかもしれません。
しかし、アイデア発想において、敵対意識を持つのはよくありません。
敵対意識があると、いいアイデアは出ません。
なぜ敵対意識があると、いいアイデアが出ないのか。
それは「集中がそがれる」「余計なエネルギーが消耗される」という悪影響があるからです。
敵対意識があると「アイデアを出すこと」ではなく「その人を負かすこと」に注意が向き、集中がそがれます。
エネルギーは有限です。
余計なところでエネルギーを使っていると、アイデア発想に割くエネルギーが足りなくなります。
また、敵対意識があると、心の中でネガティブな感情が生まれます。
心にストレスが発生すると、思考がきゅっと萎縮して、脳のパフォーマンスが低下します。
堅苦しい考え方にとらわれてしまい、想像力・発想力を妨げてしまうのです。
当然ですが、他人を恨んだり憎んだりするのは言語道断。
余計なところでエネルギーを消耗していると、アイデアを考える余裕すらなくなるでしょう。
アイデア発想において、敵対意識は百害あって一利なし。
敵対意識があるのなら、今すぐやめましょう。
敵対意識があると、いいアイデアは出ないのです。
大切にしたいのは「敵対意識」より「仲間意識」です。
ライバルがいるなら「敵」ではなく「仲間」と考えましょう。
「一緒にアイデアを考える仲間」と思えば、心が強くなり、明るい気持ちになります。
心が軽くなり、思考が柔らかくなります。
エネルギーを奪われるより、もらえるようになります。
「一緒にアイデアを考えていこう!」
「一緒に面白い発想をしよう」
「協力しながらアイデアを考えていけたらいいね」
たとえライバルになるような人物がいたとしても、敵対意識ではなく、仲間意識を持つのが得策です。
建前として仲間にできないなら、心の中で「仲間」と思うだけでもかまいません。
敵ではなく仲間と思ったほうが、ストレスが小さくなり、心が軽くなります。
勇気やパワーをもらえ、アイデアを考えるモチベーションにつながるでしょう。
結果として、いいアイデアが出るのです。