発想するときに一番やってはいけないことがあります。
それは「アイデアの出し惜しみ」です。
「こんなアイデアには、何の意味もないだろう」
「変なアイデアは出さないほうがいいだろう」
「アイデアが出たけど、くだらないから却下しよう」
「ひらめいたけど、現実味がないから不採用にしよう」
ぱっとひらめいたものの、アイデアに有用性がないとわかると、自分で取り下げてしまいます。
これはよくありません。
アイデアの出し惜しみは、百害あって一利なし。
アイデアは、連鎖する特徴があります。
アイデアが、別のアイデアのヒントになることがあります。
あるアイデアがヒントになって別にアイデアが生まれ、そのアイデアがヒントになってさらに別のアイデアが生まれます。
どんどんアイデアが連鎖していき、止まらなくなるのです。
アイデアを出し惜しみしていると、アイデアの連鎖を中断させることになります。
アイデアの出し方が単発になり、勢いを出せません。
アイデアの連鎖を発生させるためには「何でもいいからとにかくアイデアを出すこと」です。
ひらめいたことは、内容にかかわらずすべて吐き出すつもりで、アイデアにしていきましょう。
常識的なアイデアも、非常識なアイデアもよし。
現実的なアイデアも、非現実なアイデアもよし。
真面目なアイデアも、不真面目なアイデアもよし。
内容にかかわらず、とにかくアイデアを出し続けましょう。
あなたの頭は「アイデアの打ち出の小づち」です。
打ち出の小づちは、振れば振るほど、お金が出ます。
あなたの頭は、ひねればひねるほど、アイデアが出ます。
頭をひねりすぎて、壊れることはありません。
アイデアの打ち出の小づちであることに気づき、どんどん頭をひねりましょう。
すでにあなたは「脳」という素晴らしい打ち出の小づちを持っています。
無限の価値を生み出すものを持っているのですから、どんどんひねって生かしましょう。