あなたの日常は、忙しいですか。
それとも暇ですか。
スケジュール帳に空白があると、不安になってきます。
予定がなくてもわざわざ予定を作り、できるだけ暇な時間をなくそうとしている人も多いでしょう。
「予定が多い=よいこと」と考えている人もいるかもしれません。
もちろん忙しい日常もいい。
スケジュール帳に予定がびっしり詰まっていると、見栄えがいいでしょう。
緻密に組み合わさったパズルのように、たくさんの予定が詰め込まれているのは、なかなかいい眺めです。
人生を無駄なく過ごすことができています。
予定が多いと、充実感や満足感をたっぷり得られるでしょう。
自分が必要とされているように感じて嬉しくなります。
たくさんの仕事をこなせ、成長も経験も増えるでしょう。
思わぬ出会いもあるかもしれません。
ストレスは多いですが、充実感と満足感は最高です。
朝から晩まで予定に追われ、忙しい時間を送るのも、有意義な過ごし方の1つです。
しかし素晴らしいのは、忙しい日常だけではありません。
暇な日常も素晴らしい。
「暇」という言葉に悪いイメージを持つかもしれませんが、誤解です。
暇とは「余裕」です。
「暇な日常」は「余裕のある日常」と言い換えても差し支えありません。
スケジュール帳を開いて空白が目立つと、寂しい気持ちになるかもしれませんが、考え方を変えてください。
「予定がない」という予定を楽しんでいることになります。
予定がなくて暇なら、自分の好きなように行動できます。
趣味を楽しむのもよし。
好きなことをするのもよし。
ぼんやり過ごすのもよし。
余裕のある時間をたっぷり楽しめます。
「そのときの気分に任せる」という過ごし方もすてきです。
その日の予定はそのときの気分に任せるのも、なかなか粋な過ごし方ではありませんか。
これはこれで、充実した時間を送っていることになります。
気分に合わせた過ごし方になるので、充実感や満足感も得やすくなります。
忙しさにとらわれてはいけません。
「暇な日常はよくない。忙しい日常が素晴らしい」というのは先入観です。
暇な時間があるからこそ、心に余裕が生まれます。
のんびりした時間のおかげで、私たちの生活に潤いがもたらされ、豊かになります。
暇な日常もあっていい。
暇な日が何日か続くのもいい。
忙しい時間も大切ですが、のんびりした時間も大切にしてください。
忙しい日常と暇な日常を交互に楽しむと、バランスがよくなります。
日常に「緩急」が生まれ、張りと潤いにつながります。
時には、トラブルに見舞われ、暇な日常を送らざるを得ないこともあるでしょう。
たとえば、失業や入院です。
暇な日常が続くと、もやもやするかもしれませんが、暇だからこそできることもあります。
自分と向き合う時間になるでしょう。
人生について考える時間にもなるでしょう。
生きる意味について考える時間にもなるでしょう。
暇な日常を生かせば、生き方を向上させるきっかけに変えることができます。
忙しい日常ばかりではいけません。
ぜひ暇な日常も作りましょう。
スケジュール帳に空白があると、何か予定を詰め込みたくなるかもしれませんが、ぜひ暇な日常も楽しんでください。
そして生かしてください。
忙しい日常もいいですが、暇な日常もいいのです。