人生は、答えのないことばかりです。
学校の勉強とは違い、人生では、あらかじめ答えが用意されていません。
どんなに大型の書店でも、あなたに関する本はありません。
第1段階を実行できないのは、深く考えすぎているからです。
深く考えると、ネガティブな考えに偏るのが定番です。
「やめたほうがいいのでは」と思い始めます。
期待と不安は、交互にやってくるものです。
期待だけがずっと続けばいいのですが、そんな都合のいい話はありません。
しばらくすれば、不安がやってくるでしょう。
想定するなら、最高より最悪です。
最高を想定していると、うまくいかなかったときの失望感が大きくなります。
最高が高ければ高いほど、うまくいかなかったとき、ひどく落ち込むことでしょう。
やる気は「出そう」と思えば思うほど、出なくなる性質があります。
やる気を無理やり出そうとさせるのは、強制です。
人間は、強制が大嫌いです。
本当に自分が頑張っているのか、確かめるテストがあります。
「達成感のある疲れ」を感じているかどうかです。
疲れは、体でも心でもかまいません。
リスクを取りたくないと思えば、リスクを取ることです。
矛盾しているようですが、現実はそうです。
戦法とは、勝つための計画です。
大差で負けて、まだよかったのです。
「完全に負けた」という状況は、意外に気持ちいいものです。
完全に力の差があり、どうしようもありません。
いらいらは、どこにぶつけるかが大切です。
いらいらしたとき、暴力や破壊にぶつけるのはよくありません。
他人に八つ当たりをすれば、喧嘩になるでしょう。
気合を入れたいときに、椅子の背に寄りかかる姿はふさわしくありません。
椅子の背に寄りかかると、リラックスしてしまい、気合が抜けてしまいます。
友人と歓談するときにはいいのですが、気合を入れる場では不便を招きます。
いらいらしている状態を例えるなら、心の中で火が燃えているような状態です。
大きな炎が、めらめら燃えています。
火は、燃え移る性質があります。
経験を繰り返しても、なかなか自分が変わらないことがあります。
経験すれば、自分にも変化が現れるはずですが、実際は変化がありません。
「行動しても無駄ではないか」と思いますが、ちょっと待ってください。
恥ずかしさを感じることは、本来、素晴らしいことです。
恥ずかしさとは、自分の動作や態度に不備があり、引け目を感じることです。
顔が赤くなったり、心臓の鼓動が早くなったりします。
落ち込んでいるときは、どうしますか。
じっとしているのもいいですが、あまり建設的な解決法ではありません。
じっとしていると、変化がないため、落ち込みから回復するまでに時間がかかります。
あなたの心は、扉が閉まっています。
その心の扉には鍵もかかっていて、自由に開けることができません。
しかも扉は、1つだけではなく、たくさんの扉があります。
泣けるのは、まだ救いがあります。
心がまだ生きているからです。
「悲しい。つらい。嫌だ。でも何とかしたい」という心の表れです。
以前失敗したことに再挑戦するとき、また失敗するとは限りません。
以前失敗したときは、うまくいくだけの余裕がありませんでした。
知識、体力、技術など、余裕がなかったため、うまくいかなかっただけです。
失敗の最大の効用は、教訓が得られることです。
弱点を改善するには、失敗するのが近道です。
失敗するから「なぜ失敗したのか」と考えることができます。
失敗するのはいいのです。
人間は不完全な生き物ですから、失敗もして当然です。
しかし、同じ失敗を繰り返すのはよくありません。
最も心に突き刺さる言葉を言ってくれるのは、誰でしょうか。
親でも、友人でも、先生でもありません。
自分です。
あなたが勝てないのは、かっこよく勝とうとしているからです。
勝つときは、かっこよく勝ちたいと思うでしょう。
スポットライトを浴びて、きらびやかな栄光を手にしたいと思うものです。
負け方がかっこ悪いのは、本気を出していないからです。
どうせ負けるなら、かっこよく負けようと思います。
少しでもぶざまな姿を見られないように、試合中から試合後のことを考え、そわそわします。
体調が悪いにもかかわらず、無理に仕事を進めるのはプロでありません。
根性を見せれば、プロらしく見えますが、誤解です。
体力勝負で無理やり勧めようとするのは、なおさら体調管理が不十分です。
怒りを感じたときは、何かにぶつかりたい気持ちがあるでしょう。
問題は、怒りをぶつける方向です。
人にぶつければ、喧嘩になり、人間関係にひびが入ります。
「泥んこ祭り」をご存知ですか。
日本の各地で行われる豊作祈願のお祭りです。
ぬるぬるとして汚い泥ですが、稲には欠かせない存在です。
すべてを理解されようとしないことです。
すべてを理解されても、面白くありません。
「それはわかっている」「知っている」「見たことがある」ばかりでは、白けます。
大切な事実は、できるだけ早く知っておいたほうがいいのです。
「人生の楽しみがなくなる」という人がいますが、楽しみとは別です。
後悔しない生き方は、人生の早い段階で知っておくほうが、対処も早めにできます。
なぜ私たちは「大切」とわかっていても、見落としてしまうのでしょうか。
それは「当たり前」と思う心理に隠されています。
一般的に、重要であることほど、頻繁に目にします。
今は、情報社会と言われています。
インターネットができたおかげで、世界中の情報が手に入るようになりました。
携帯電話ができたおかげで、どこでも情報が入手できるようになりました。
本は、気力の塊です。
作家の気持ちがたくさん込められています。
本を読むと、作家の訴えが伝わるため、胸が熱くなったりやる気が出たりするのです。