洋服ダンスを開けましょう。
クローゼットを開けましょう。
一番お気に入りの服はどれですか。
すでにお気に入りの服はたくさんあると思いますが、中でも一番お気に入りの服に注目です。
最後に一番お気に入りの服を着たのはいつですか。
一番お気に入りの服にもかかわらず、意外と着る頻度は少ないのではないでしょうか。
「今日は着なくてもいいよね」
大事にしたい気持ちもあるでしょう。
「今、着るのはもったいない」
惜しい気持ちもあるでしょう。
「勝負服として取っておこう」
着る場面を選ぶこともあるでしょう。
一番お気に入りの服だからこそ、扱い方も特別慎重になります。
しかし、服にも寿命があることに気づいてください。
食べ物には消費期限があるように、服にも消費期限があります。
経年劣化は避けられません。
使わなくても、時間が経つにつれて、だんだん古くなります。
「いつか読もう」と思っている本はなかなか読まないように「いつか着よう」と思っている服もなかなか着ません。
「今度着よう、いつか着よう」と後回しにしているうちに、だんだんお気に入りの服が古くなります。
そうこうしているうちに、ほとんど出番がないまま、すっかり古くなってしまうのです。
本来なら、一番お気に入りの服は一番よく着たいところ。
高いお金を出して買ったなら、ためらわず、何度も着ましょう。
もう余計な後回しはしません。
今日は、一番お気に入りの服を着て出かけましょう。
「着るのはもったいない」と思うかもしれませんが、今日着るのが一番です。
一番お気に入りの服を着ることに、罪悪感を持つ必要もありません。
どうせ古くなるなら、何度も着ることで使い古すほうが実用的です。
せっかくお金を出して買ったのですから、何度も着ておくほうが服も喜びます。
遊びに出かけるなら、いつもよりうきうきした気分になれるでしょう。
職場に着ていけば、いつもより明るい気持ちで仕事ができるでしょう。
出無精であっても、一番お気に入りの服を着れば、心が躍りだして、自然と外出したくなります。
今日は、一番お気に入りの服を着る、最高の日です。