日記は、いわばタイムマシン。
日記があると、一瞬でタイムスリップができ、過去を振り返りやすくなります。
過去を懐かしんだり、失敗の反省を促したりするのも容易になります。
日記を書くといえば、どんな作業をイメージしますか。
分厚い日記帳に、今日の出来事を文章形式で書くイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。
今日あった出来事を、わかりやすく簡潔に文章でまとめます。
カラーのボールペンを使って装飾で強調したり絵を加えたりなど、カラフルにすることもあるでしょう。
日記を書くには手を動かす必要があります。
きちんと日記を書こうとすると、なかなか一苦労です。
文章を書くのが苦手な人は「日記を書くなんてとんでもない」と思うでしょう。
日記は手間暇がかかるので、嫌がる人も多いのではないでしょうか。
しかし、日記はもっと簡単に書けます。
日付を付けるだけでいいのです。
たとえば、仕事が終わったら、成果物のどこかに日付を付けましょう。
アナログでもデジタルでもいいので、日付を付けることが重要です。
たとえば、資料作成をしたなら、小さな字でいいのでどこかに日付を書きます。
すると、後から仕事を見直したとき、日付を通してその仕事をしたことがわかります。
日付を見た瞬間、ぱっとその日の様子が思い出されます。
「こんなことをしたな。そういえば、あんなこともあったな」と一瞬で過去に戻れるでしょう。
うまくいけば、その仕事の前後の流れも、芋づる式で思い出せることもあるでしょう。
つまり、日記の代わりになるのです。
日記はその日の様子を思い出すことが重要ですから、日付さえあれば、最低限の役割は果たせます。
文章を書くのが苦手でも、日付を書くくらいならできるでしょう。
普通に書くなら、5秒程度。
ゆっくり書いても、せいぜい10秒程度です。
仕事が終わったら、片っ端から日付を付けていきましょう。
もし邪魔になったら、後から消せばいいだけです。
日付があると、後から振り返るときの時系列にもなって役立ちます。
日記を難しく考えず、もっと楽に考えてください。
日付を付けるだけで、日記を書いたことになるのです。