真面目すぎる人は、自分に厳しい。
少しでもミスや失敗をすれば、自分を厳しく責めてしまいます。
もちろん反省は必要です。
ミスも失敗も、多いより少ないほうがいいのは間違いありません。
同じミスや失敗が繰り返されないよう、問題点を洗い出して、しっかり自分を戒めることは有効です。
時には自分に厳しい言葉を浴びせ、気持ちを引き締めることも大切です。
特にお金をもらっている仕事なら、できるだけ質の高い成果を出すことが求められます。
しかし、真面目すぎる人は、少し自分に厳しすぎます。
自分の人格や存在を否定するかのような、厳しい言葉で叱りつけます。
「何て自分はばかなのだろう」
「本当に自分が情けない」
「自分の能力不足が恥ずかしい」
「この世から消えてしまいたい」
「自分は人間失格だ」
なかなか自分の過ちを許そうとしません。
責任感が強すぎるため、厳しい言葉で必要以上に自分を責め、追い詰めようとします。
厳しい言葉を自分に浴びせ続ければ、なかなか落ち込みから立ち直れません。
どんどん失意の底に落ち、自分の殻に閉じこもってしまう。
くよくよしてばかりで、不毛な時間ばかりが過ぎる。
物事を必要以上に深刻に捉えてしまうため、疲れもストレスも倍増してしまうのです。
真面目はいいのですが、自分を許すことがなければ、人生が思いやられます。
いつしか自分にも人生にも、絶望してしまうことになるでしょう。
もっと自分を許す習慣を持ちましょう。
人間ですから、ミスや失敗をすることもあれば、誤解や勘違いもあります。
「たまには仕方ない」
「人間だから失敗もあるよね」
「うまくいかないこともあるよね」
「大丈夫、大丈夫。何とかなる」
「もうくよくよするのはよそう」
「反省をしても、後悔はしない」
「今日はたまたま調子が悪かっただけ」
「今回の失敗は、次回に生かせばいいよね」
むしろミスや失敗があるのは「人間らしい」と言えます。
自分を許すようにすれば、心を締め付けていた鎖が緩みます。
許すことも強さの1つです。
他人を許すと、相手との人間関係がよくなるように、自分を許すと、自分との人間関係がよくなります。
必要以上のストレスに悩まされることがなくなり、明るい気持ちに包まれます。
心が軽くなって笑顔の数が増えるでしょう。
きちんと反省したら、むやみに過去は振り返らず、自分を許しましょう。
自分を許す習慣を持つと、真面目すぎる性格がどんどん直っていきます。