真面目すぎる性格を直すポイントの1つ。
それは、細かいことにこだわりすぎないことです。
真面目すぎる人は、細かいことにこだわりすぎる特徴が目立ちます。
会話のとき、完璧な言葉遣いを徹底する。
割り勘のとき、1円単位で計算をする。
資料作成のとき、誤字脱字が1つもないよう、しつこく何度も確認する。
もちろん細かいことにこだわるのは、大切なことです。
ビジネスなら金銭が発生しているので、きちんとする必要はあります。
仕事として依頼されていることなら、金額の計算でも資料作成でも、細かいことまでこだわるのも意味があります。
しかし、ビジネスならまだしも、プライベートまで細かいことにこだわるのは少し窮屈です。
会話のとき、完璧な言葉遣いを徹底すると、失言が怖くなって何も話せなくなります。
割り勘のとき、1円単位の計算を強要すると、人付き合いに堅苦しい雰囲気が出ることがあります。
資料作成のとき、誤字脱字が1つもないよう、しつこく何度も確認するのは非現実的です。
重要なら別ですが、ささいなことまでいちいち気にしていると、ストレスが増えます。
こだわりすぎる気持ちが強すぎると、常に不安と心配がつきまとい、苦しめられる。
細かいことにこだわる気持ちが強すぎると、問題なくても、問題があるように見えてきます。
いずれ精神的に追い詰められるのです。
細かいことにこだわりすぎるのは要注意です。
プライベートの場なら、もう少し緩やかな考え方を持ちたい。
「うっかりすることもあるだろう」
「合格ラインを越えていればいい」
「たまには見落としもあっていい」
ある程度のミスや失敗を許容する考え方を持ちたい。
おおらかな考え方を持つことで、ストレスも軽くなります。
たとえば、会話のとき、完璧な言葉遣いにこだわりすぎないようにします。
「言葉の意味が伝わっていればよし」と考えます。
ちょっとした失言なら、誰でもあること。
もし言いすぎたり言い間違えたりすれば、そのとき修正したり謝ったりして済むことです。
たとえ相手の言葉遣いが間違っていても、気にしないことも大切です。
割り勘のときも、端数の細かい計算は省いたほうが、お互いお金を払いやすくなります。
立場や年齢の高い人が少し大目に負担すれば、その場が丸く収まるでしょう。
どうしてもこだわりすぎてしまうなら、自分なりにルールを設けるのも1つの方法です。
たとえば、資料作成のときです。
誤字脱字が1つもないよう、資料を5回も10回も確認するのは無理があって、非現実的です。
「確認は1回で十分」「確認は3回まで」など、状況に応じて適切な上限を設けておくといいでしょう。
それでもうっかり見落としがあれば「仕方ない」で済ませます。
これらは乱暴な考え方ではありません。
人間は、不完全な生き物ですから、不足や中途半端なところがあって当然です。
細かいところにこだわっても、こだわりすぎないこと。
細かいことをこだわりすぎないよう注意することで、だんだんストレスやプレッシャーからも解放されます。
だんだん真面目すぎる性格も直っていくのです。