真面目すぎる人は、視野と価値観が狭い。
物事の全体を捉えず、一部しか見ていません。
視野が狭いため、思考のバランスが悪くなっています。
一部で全体を判断してしまうため、ときどき誤解や勘違いを起こします。
また狭いのは、視野だけではなく、価値観も同じです。
自分が知らないことや理解できないことには、抵抗感や拒否反応を示します。
自分の知識と経験の範囲だけで物事を考えてしまうため、理解がありません。
「知らない」「認めない」「そんなことはあり得ない」の一点張り。
知っていることや理解できることだけ取り組もうとするので、会話に摩擦が発生したり行動範囲が制限されたりします。
視野と価値観が狭いと思考に柔軟性が失われるため、真面目すぎる状態になるのです。
真面目すぎる性格を直したいなら、視野と価値観を広げることが重要です。
視野と価値観を広げましょう。
知識や経験が増えるにつれて、視野や価値観を広げていけます。
たとえば、本を読むことです。
実用書から教養を学ぶ。
ビジネス書からスキルを学ぶ。
漫画から文化・芸術・科学を学ぶ。
本は、知識と知恵の塊です。
本を読めば読むほど、新しい学びを得ることができます。
わずかな金額で多種多様な情報が得られるのですから、これほど有用なツールはありません。
理解力が鍛えられ、物事の本質を見通す力も向上します。
経験を積むことも大切です。
新しい仕事に挑戦する。
さまざまな人と触れあう。
いろいろなところへ旅行に行く。
本から学ぶことも大切ですが、実際に経験してみると、五感を通して具体的に理解ができます。
究極を言えば、生活のすべてが教科書です。
見るもの、聞くもの、触れるもの。
嬉しい経験だけでなく、悲しい経験も貴重です。
「生活のすべてが教科書」と考え、謙虚に学んでいくことが大切です。
本を読んだり経験を積んだりしていくにつれて、視野と価値観が広がります。
今まで理解できなかったことが理解できるようになります。
臨機応変な対応もしやすくなり、仕事にも人生にも生かせます。
もし未知の物事に出合っても、すぐ拒むのではなく、できるだけ受け入れる姿勢が大切です。
正直に知らないことを告白する。
じっくり話を聞いてみる。
敬意を払って教えてもらう。
そうすれば、未知の物事に遭遇したときでも、抵抗感や拒否反応がなくなります。
「世の中には、まだまだ自分の知らないことがたくさんある」と思うことです。
どんなことでも尊重して受け入れる姿勢があれば、未知の物事に出合っても怖くありません。
視野や価値観は、子どもだけでなく、大人になってからも広げていくことが可能です。
学ぶことに年齢制限はありません。
謙虚に学ぶ姿勢さえあれば、中年になっても高齢者になっても、学ぶことが可能です。
自分の視野や価値観に自信のある人でも、もっと広げていきましょう。
視野と価値観は、狭くて困ることはあっても、広くて困ることはありません。