執筆者:水口貴博

同棲のお金と生活費を考える30のポイント

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収入別に生活費の内訳を考える、5つのシミュレーション。

収入別に生活費の内訳を考える、5つのシミュレーション。 | 同棲のお金と生活費を考える30のポイント

同棲の生活費は、どのような内訳にすればいいのでしょうか。

もちろんカップルごとによって事情が異なるため、内訳は異なるでしょう。

内訳を考えるときに最も重要な基準は「収入」です。

2人の手取り合計収入を軸にして内訳を考えると、シミュレーションがしやすくなります。

以下、収入別の5つのシミュレーションをご紹介します。

月の手取り合計収入が、20万円の場合

  • 家賃:70,000円
  • 食費:40,000円
  • 水道光熱費:10,000円
  • 電話代:7,000円
  • インターネット:5,000円
  • 交際費:7,000円
  • 日用品:5,000円
  • 【合計】:144,000円

月の手取り合計収入が20万円の場合、現実としては最低限の同棲と言えるでしょう。

すべてにおいて余裕が不十分であるため、切り詰めた生活は必須です。

住む場所によっては2K以上の間取りが厳しい場合があるため「ワンルーム」「1K」「1DK」が現実味を帯びるラインです。

どうしても2K以上にしたいなら、通勤時間がかかる覚悟の上で、できるだけ安い物件を選ぶ必要があるでしょう。

また食費も徹底した節約が必要です。

ほとんど外食は控え、炊事方法や作り置きなどを駆使して、徹底した節約を心がけてください。

貯金の余裕はほとんどなくなる可能性があります。

親から借りられるものや譲ってもらえるものがあるなら、意地を張らずに甘えておくほうがいいでしょう。

月の手取り合計収入が25万円の場合

  • 家賃:80,000円
  • 食費:50,000円
  • 水道光熱費:12,000円
  • 電話代:10,000円
  • インターネット:5,000円
  • 交際費:10,000円
  • 日用品:7,000円
  • 【合計】:174,000円

家賃の安い場所なら、2LDKをぎりぎり選べる範囲になります。

まだまだ生活に余裕がないため、常に節約を意識した生活が欠かせません。

携帯電話やインターネットは、料金プランを見直しして、少しでも生活費を抑える工夫をしましょう。

少しでもお金が余れば、貯金に回すようにするのがいいでしょう。

月の手取り合計収入が30万円の場合

  • 家賃:90,000円
  • 食費:60,000円
  • 水道光熱費:15,000円
  • 電話代:12,000円
  • インターネット:6,000円
  • 交際費:12,000円
  • 日用品:10,000円
  • 【合計】:205,000円

月の手取り合計収入が30万円になると、ようやく同棲らしい生活が送れるようになります。

家賃は固定費ですが、食費は変動費であるため、努力に応じて節約が可能です。

食費を抑えつつ、たまには外食をして贅沢ぜいたくをするのもいいでしょう。

半年に1回くらいは、旅行をしてみるのも悪くありません。

ただし、十分余裕があるとは言いがたいため、節約は欠かせません。

削れるところはどんどん削って、無駄な出費を減らしていきましょう。

月の手取り合計収入が40万円の場合

  • 家賃:100,000円
  • 食費:70,000円
  • 水道光熱費:15,000円
  • 電話代:15,000円
  • インターネット:7,000円
  • 交際費:15,000円
  • 日用品:10,000円
  • 【合計】:232,000円

月の手取り合計収入が40万円になると、生活に余裕が出てきます。

食費は健康にもつながるため、もう少し高く上げてもいいでしょう。

毎月少しでも貯金に回すようにしましょう。

貯金に回せるお金もできるため、結婚資金も貯まりやすくなります。

月の手取り合計収入が50万円の場合

  • 家賃:125,000円
  • 食費:90,000円
  • 水道光熱費:20,000円
  • 電話代:20,000円
  • インターネット:10,000円
  • 交際費:20,000円
  • 日用品:10,000円
  • 【合計】:295,000円

月の手取り合計収入が、50万円になると、生活の余裕を実感できるでしょう。

毎週外食をしたり、たまには海外旅行に行けたりします。

生活に余裕が出てくると、心にも余裕が出てきます。

ただし、油断は禁物です。

たとえ余裕があったとしても、節約は欠かせない習慣です。

余裕があるとはいえ、余計な出費や無駄な贅沢には注意しましょう。

余裕があるからこそ、積極的に貯金するチャンスでもあります。

余ったお金はどんどん貯金に回すのが得策です。

§

上記はあくまで一例です。

2人の都合さえよければ、削れる費用はもっと削ったほうがいいでしょう。

どのステージにおいても共通するのは「節約」です。

手取りの合計収入が増えることに余裕も増えますが、余計な贅沢は禁物です。

たまには贅沢も必要ですが、無駄な贅沢は避けましょう。

上記のシミュレーションを参考にしながら、自分たちに適した生活費の内訳を考えてみてください。

同棲のお金と生活費を考えるポイント(11)
  • 収入を軸にして、生活費の内訳を考える。
デート代は、共通の財布から出すのがよい。

同棲のお金と生活費を考える30のポイント

  1. 同棲生活は、節約生活。
  2. 家賃は固定費。
    本当に払える家賃なのか、契約前にしっかり考える。
  3. 同棲で一番大切なルールは、お金。
  4. お金の価値観は、必須の確認事項。
  5. 共通の財布を作って、お金の管理に役立てる。
  6. 家事や生活費は、男性が多めに負担しておくとよい。
  7. 家計簿は、節約の第一歩。
  8. 同棲の生活費は、固定費と変動費に分けて考える。
  9. 同棲の生活費は、食費によって大きく変わる。
  10. 食費を節約する3大ポイント。
  11. 収入別に生活費の内訳を考える、5つのシミュレーション。
  12. デート代は、共通の財布から出すのがよい。
  13. 共通の財布からプレゼント代を出すのは、マナー違反。
  14. 2人で公共料金を確認して、節約意識・金銭感覚を向上させよう。
  15. 同棲相手の浪費癖を治す、6つの取り組み。
  16. 同棲では、小遣い制を導入すべきか。
  17. 小遣い制を導入するなら、自分のルールや考え方を押し付けないこと。
  18. 同棲中の生活費に「予備費」を作っておこう。
  19. 節約をゲームとして受け入れると、楽しみは倍増して、苦しみは半減する。
  20. 雑誌に載っている同棲カップルを追いかけると、生活費はかさむ一方。
  21. 奨学金による学費返済があるなら、毎月の固定費として考えておく。
  22. お金に関して、パートナーに甘えすぎない。
  23. 貯金は、目標額を設定したほうが、貯まりやすくなる。
  24. 同棲の基本は共働き。
    子どもがいない今のうちに、しっかり貯金を貯めておこう。
  25. 2人で貯めたお金は、引き出しにくい状況にしておこう。
  26. 浪費を減らし、投資を増やすと、幸せな同棲と結婚につながる。
  27. 同棲の生活費が足りない場合、どう補うか。
  28. 節約にも限度がある。
    本当に必要なことには、きちんとお金を使おう。
  29. パートナーが失業して無職になったとき、生活費をどうするか。
  30. パートナーが失業して無職になっても、無条件で生活費を出さない。

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