同棲の生活費は、どのような内訳にすればいいのでしょうか。
もちろんカップルごとによって事情が異なるため、内訳は異なるでしょう。
内訳を考えるときに最も重要な基準は「収入」です。
2人の手取り合計収入を軸にして内訳を考えると、シミュレーションがしやすくなります。
以下、収入別の5つのシミュレーションをご紹介します。
月の手取り合計収入が20万円の場合、現実としては最低限の同棲と言えるでしょう。
すべてにおいて余裕が不十分であるため、切り詰めた生活は必須です。
住む場所によっては2K以上の間取りが厳しい場合があるため「ワンルーム」「1K」「1DK」が現実味を帯びるラインです。
どうしても2K以上にしたいなら、通勤時間がかかる覚悟の上で、できるだけ安い物件を選ぶ必要があるでしょう。
また食費も徹底した節約が必要です。
ほとんど外食は控え、炊事方法や作り置きなどを駆使して、徹底した節約を心がけてください。
貯金の余裕はほとんどなくなる可能性があります。
親から借りられるものや譲ってもらえるものがあるなら、意地を張らずに甘えておくほうがいいでしょう。
家賃の安い場所なら、2LDKをぎりぎり選べる範囲になります。
まだまだ生活に余裕がないため、常に節約を意識した生活が欠かせません。
携帯電話やインターネットは、料金プランを見直しして、少しでも生活費を抑える工夫をしましょう。
少しでもお金が余れば、貯金に回すようにするのがいいでしょう。
月の手取り合計収入が30万円になると、ようやく同棲らしい生活が送れるようになります。
家賃は固定費ですが、食費は変動費であるため、努力に応じて節約が可能です。
食費を抑えつつ、たまには外食をして贅沢をするのもいいでしょう。
半年に1回くらいは、旅行をしてみるのも悪くありません。
ただし、十分余裕があるとは言いがたいため、節約は欠かせません。
削れるところはどんどん削って、無駄な出費を減らしていきましょう。
月の手取り合計収入が40万円になると、生活に余裕が出てきます。
食費は健康にもつながるため、もう少し高く上げてもいいでしょう。
毎月少しでも貯金に回すようにしましょう。
貯金に回せるお金もできるため、結婚資金も貯まりやすくなります。
月の手取り合計収入が、50万円になると、生活の余裕を実感できるでしょう。
毎週外食をしたり、たまには海外旅行に行けたりします。
生活に余裕が出てくると、心にも余裕が出てきます。
ただし、油断は禁物です。
たとえ余裕があったとしても、節約は欠かせない習慣です。
余裕があるとはいえ、余計な出費や無駄な贅沢には注意しましょう。
余裕があるからこそ、積極的に貯金するチャンスでもあります。
余ったお金はどんどん貯金に回すのが得策です。
上記はあくまで一例です。
2人の都合さえよければ、削れる費用はもっと削ったほうがいいでしょう。
どのステージにおいても共通するのは「節約」です。
手取りの合計収入が増えることに余裕も増えますが、余計な贅沢は禁物です。
たまには贅沢も必要ですが、無駄な贅沢は避けましょう。
上記のシミュレーションを参考にしながら、自分たちに適した生活費の内訳を考えてみてください。