同棲の生活費を抑えるなら、勝負は部屋選びから始まっています。
生活費で大きく占めるのは「家賃」と「食費」です。
食費は変動費のため、住み始めてからでも工夫ができますが、家賃はそういきません。
家賃は固定費であるため、一度決めると、引っ越しをしないかぎり変更ができません。
引っ越しをするにも、引っ越しの費用や手間暇がかかり、大きな負担になります。
賃貸契約を済ませてから「家賃が高すぎる。もう少し安くしたい」と思っても手遅れです。
どんなに後悔しても、部屋や建物に重大な欠陥でもないかぎり、家賃を下げる交渉は難しいでしょう。
そのため、部屋を契約する前には、本当に払える家賃なのか、しっかり考えることが大切です。
もし部屋選びの際、似たような条件で迷ったら、家賃の低い部屋を優先させておくのが無難です。
「何とか払えそう」という程度より「十分払える」という程度にしておくのが賢明です。
一般的に家賃は、収入の3分の1といわれていますが、あくまで目安です。
場合によっては、4分の1やそれ以下がふさわしいこともあります。
新築やデザインに惑わされてはいけません。
最低限の利便性と快適性さえ整っているなら、できるだけ安い家賃のほうが経済的です。
賃貸契約をする前に「本当にこの家賃で大丈夫?」と自分たちに何度か問いかけてみるといいでしょう。
後から変更できない固定費のため、十分慎重になる必要があります。