緊張したときにしやすいのは、落ち着きのない態度です。
そわそわするくらいなら誰でもありますが、露骨な動作には要注意。
たとえば、貧乏ゆすりやペン回しです。
意識的に行われることもあれば、無意識的に行われることもあります。
何かを小刻みに動かすことで、心のストレスを吐き出し、心身の緊張をほぐそうとする。
たしかに小刻みに体を動かすことに心理的な効果があるのも事実です。
一時的に安心感が得られ、癖になっている人も多いのではないでしょうか。
しかし、いくら落ち着くとはいえ、人前ではふさわしくありません。
貧乏ゆすりもペン回しも、上品とは言いがたい行為。
見ている人からすると、挙動不審で怪しく見えるでしょう。
落ち着きのない態度は何であろうと、やはり印象がよくありません。
緊張するだけなら悪印象にはなりませんが、落ち着きのない態度は悪印象になります。
そのほか、きょろきょろ見回したり頻繁に体をくねらせたりなど、落ち着きのない態度はすべてNGです。
緊張したときに限って落ち着きのない態度も起こりやすいため、注意が必要です。
どんなに緊張していても、態度は平静を装うことが大切です。
演技だとしてもかまいません。
落ち着いた態度なら、いくら演技でも周りの迷惑になりません。
心は乱れていても、余計な動きは避け、落ち着いた態度を心がけましょう。
どうしても小刻みに動かしたいなら、社会的に許容された行為がいいでしょう。
たとえば、ガムを噛む行為です。
本番前に限りますが、ガムを噛む行為で気持ちを落ち着かせられるでしょう。