緊張したときに厄介なのが、震えです。
軽い緊張なら特に異変はありませんが、緊張が一定の水準を超えると、声や手足が震え始めます。
声の震え、手の震え、足の震え。
まず決意しましょう。
「緊張に打ち勝つ心を持つ」と。
緊張対策は「緊張に打ち勝つ心を持つ」という決意から始まります。
肩に力が入っていませんか。
自分で肩を触ってみてください。
緊張しているときは、いつの間にか肩に力が入っているときが目立ちます。
ジャンプをすると、緊張がほぐれます。
「ジャンプをするだけ」と思いますが効果は絶大です。
プロスポーツの世界では、よく活用されているリラックス法の1つ。
緊張したらあくびをしましょう。
あくびは、眠いとき・退屈なとき・疲れたときに起こる呼吸運動。
呼吸中枢が刺激されて起こる、生理現象の1つです。
被害妄想をする癖はありませんか。
被害妄想とは、他人から危害を加えられると思い込むことをいいます。
被害妄想は、ネガティブ思考の人に多いとされています。
震えを止める方法として「力みと脱力の繰り返し」があります。
方法は単純です。
全身に思いきり力を入れた後、脱力を繰り返すだけでOKです。
緊張したときにしやすいのは、落ち着きのない態度です。
そわそわするくらいなら誰でもありますが、露骨な動作には要注意。
たとえば、貧乏ゆすりやペン回しです。
完全に緊張をなくそうとしていませんか。
たしかに緊張が完全になくなれば、どれだけ楽で快適でしょうか。
まったく緊張しなくなる状態も、不可能というわけではありません。
笑顔には、緊張を和らげる作用があります。
スピーチやプレゼンでは、にこにこした笑顔を心がけましょう。
ときどきにこにこするのではなく、始まりから終わりまでずっとにこにこした笑顔でいます。
プロの司会者が、胸の前で両手を重ね合わせながら話すことがあります。
普通のボディーランゲージに見えますが、手の震えをごまかしたり気分を和らげたりする意味もあります。
一言で言えば「ボディーランゲージを兼ねた緊張対策」というわけです。
人前の発表では、大きな声を出すことが大切です。
もちろんうるさく大声で叫ぶ必要はなく、あくまで大きな声で十分です。
大きな声で発表できれば、聴衆に聞こえやすくなるだけでなく、自信や説得力を与えやすくなります。
人前で緊張しているときは、大きな声を出しにくい。
弱気になっていると、声も震え始めます。
声が震え始めると、余計に声が出にくくなる悪循環になります。
緊張をほぐしたいときは、音楽を聴きましょう。
音楽は目に見えませんが、人の心に作用する力があります。
元気が出ないときや落ち込んでいるとき、音楽からパワーをもらった経験も多いのではないでしょうか。
人前で緊張しないためには、自信が必要です。
人前でスムーズに発表できる自信があると、本番でも緊張しにくくなります。
自信をつける方法はたくさんありますが、その1つがあなたの背中にあります。
本番に向けて緊張しているでしょう。
ところでその仕事は、どのくらい好きなことですか。
緊張をほぐすなら、好きな気持ちに意識を向けてください。
緊張対策として、輪ゴムを使った方法があります。
方法は、シンプルで簡単です。
必要なのは、輪ゴム1本だけ。
緊張したときは、一口の水を飲みましょう。
水には、自律神経を整える働きがあります。
緊張しているときに水を一口飲めば、交感神経が刺激され、心身のリラックスを促せます。
緊張したら、うがいです。
うがいといえば「風邪を予防したり喉の炎症を和らげたりするときの行為」という印象があるのではないでしょうか。
実は緊張にも役立ちます。
緊張対策には「冷たい水」が有効です。
飲むのではありません。
顔を洗うのです。
緊張したとき、体に独特の変化が現れます。
・心拍数が上がる
・呼吸が乱れる
緊張を抑えるために薬を使った方法もあります。
最も一般的な薬は「精神安定剤」でしょう。
緊張すると、交感神経を活性化される物質が分泌されます。
緊張をほぐすなら、首を冷やしましょう。
首回りは、特に温度感覚に敏感な部分。
寒いとき、マフラーを首に巻くと寒さが和らぐように、首回りの温度を調整することで、リラックス効果を促せます。
「手の震えが止まらない!」
何とか手の震えを隠す方法はないか考えているとき「あるアイデア」を思いつく人がいるかもしれません。
ポケットに手を入れながらの発表です。
ボディーランゲージは、非言語コミュニケーションの1つ。
体の動きで表現する、意思の伝達手段です。
「ボディーランゲージを心がけたほうがよい」というアドバイスは、何度も聞いたことがあるでしょう。
スピーチやプレゼンの本番直前に、あれこれ考えるのはよくありません。
心理的に本番直前は心配や不安が高まり、いろいろなことを考えたくなるでしょう。
「最初に○○を話して、次は○○を説明して、それから○○の話題に移って……」
緊張をほぐすときは、想像力を働かせましょう。
つらいことを想像するのではありません。
楽しいことを想像するのです。
緊張したときは、きちんと日光を浴びましょう。
緊張と日光は無関係に思えるかもしれませんが、誤解です。
日光には「セロトニン」という脳内神経伝達物質を促す作用があります。
緊張をほぐす方法の定番と言えば「深呼吸」です。
胸式呼吸でもよし。
腹式呼吸でもよし。
寒い冬場に発表するなら、緊張対策として携帯用カイロも有効です。
寒さは、緊張を促す要因の1つ。
寒さは、自律神経のバランスを乱すため、過度の緊張や頻尿の原因になります。