緊張をほぐすなら、首を冷やしましょう。
首回りは、特に温度感覚に敏感な部分。
寒いとき、マフラーを首に巻くと寒さが和らぐように、首回りの温度を調整することで、リラックス効果を促せます。
方法は簡単です。
水でハンカチやタオルを濡らして、首に当てるだけでOKです。
しっかり固く絞ってから首に当てましょう。
いきなり首全体を冷やすより、最初は首の後ろだけを冷やします。
好みに応じて冷やす面積を増やすと、上手に冷たさを調整できます。
緊張すると、交感神経が興奮によって心拍数や体温を上げます。
冷たいタオルで首を冷やすことで、活発に働いている交感神経を静める効果が得られます。
さっぱりした感覚によって、体の緊張がほぐれ、心身がリラックスします。
さて、方法は簡単ですが、注意したいポイントもあります。
すでに冷えを感じているなら、この方法はおすすめしません。
寒いときに冷たい布で冷やせば、さらに冷えを促して、逆効果になります。
特に冬場や風邪気味なら、無理に試すのは控えておくのが無難です。
試すなら、体温に余裕があるときにしましょう。
冷やすなら温度調整が大切です。
首回りを冷やすのはいいですが、冷やしすぎには注意しましょう。
凍るように冷たい水で冷やすと、脳の毛細血管が収縮して、頭痛を引き起こす原因があります。
冷やすなら「少し冷たい」という程度が適切です。
温度としては、10度から15度が目安です。