「上手にしよう」
そう思っていませんか。
スピーチ・プレゼン・面接。
緊張は何のためにあるのでしょうか。
あなたを苦しめるためではありません。
あなたのためにあります。
すべての緊張を避けるのは良くありません。
たしかに緊張は、あまり心地よい状態とは言いがたいでしょう。
そわそわして落ち着かない。
緊張に苦しんでいませんか。
たしかに心が落ち着かず、不快な気持ちに悩まされるでしょう。
胸が締め付けられたり息苦しくなったりして、ふらふらすることもあります。
緊張は、どこからやってくるのでしょうか。
どこで発生するのでしょうか。
「緊張は人から与えられるもの」と思いますが、誤解です。
あなたは今、こう思っているかもしれません。
「人前で緊張をさらすと、多くの人からひどく驚かれるだろう」と。
「私が緊張すると、みんなに心配されるだろう。大事件に発展するだろう」と。
確実に1つ言えることがあります。
「どんなに緊張しても死ぬことはない」ということです。
緊張のしすぎで、頭痛やめまいを引き起こすかもしれません。
本番が近づいてきた。
人前で話さなければいけない。
何かリラックスを促す良い方法はないだろうか。
緊張と上手に付き合うための考え方があります。
緊張を、敵と見なすか味方と見なすかを分ける考え方です。
緊張と接するとき「戦う」というイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。
緊張には、反対の作用があります。
「緊張していない」と言えば、緊張が強くなります。
緊張しているにもかかわらず、意地を張り、素直に認めていません。
人生の眠気覚ましに、緊張はいかがですか。
リラックスした時間もいいですが、リラックスしかないのも困ります。
リラックスばかりの時間とは、いわば、ぬるま湯に浸かった状態。
緊張とは何でしょうか。
恐怖・震え・不慣れ・重圧・心労。
さまざまな答えが返ってくるでしょう。
結婚式でのスピーチ。
仕事で行うプレゼン。
就職活動での面接。
緊張しやすい人は「臆病な心を持っている」と思うかもしれません。
たしかに普通の人より人目の影響を受けやすい性格かもしれません。
ささいなことで動揺しやすい性格もあるでしょう。
私たちは往々にして、緊張することを恐れます。
「多くの人から注目されるのが苦手。不得意。気持ち悪い」
「赤面した自分を見られるのは怖い。恥ずかしい。情けない」
緊張しないことは素晴らしい。
緊張をほぐす方法を活用すれば、ある程度リラックスすることが可能です。
本番に向けた予行練習をする。
緊張とは、何でしょうか。
一般的な意味としては、心が張りつめて体がこわばることを言いますが、もう1つ大切な意味があります。
緊張とは、あなたが人間である証拠でもあるのです。
本番に向かうとき「絶対ミスしてはいけない」と考えがちです。
ささいなミスや失敗も失態も許さず、完璧を目指すのが正しいとされています。
もちろんより良い結果を発揮できたほうが、高く評価されるでしょう。
「緊張したくない」
そう思ったとき、考えてほしいことがあります。
なぜあなたは緊張したくないのでしょうか。
あるインタビューで、70代の高齢者がこう言いました。
「これを経験するのは初めてです。少し緊張します」と。
不思議な印象を受けませんか。
試験・試合・告白。
スピーチ・プレゼン・面接。
緊張する場面を乗り越えた後、ある快感が味わえます。
料理をよりおいしく味わうために欠かせないもの。
それは、スパイスです。
ワサビ・コショウ・ショウガ・ニンニク・トウガラシ。
きちんと緊張することも、大切な仕事の1つだと考えてください。
「緊張する場面では、きちんと緊張する」
悪いことではなく、まっとうな考え方です。
緊張に意味がないと思うのは誤解です。
緊張には大きな意味があります。
・気合が入ること
あなたは今、緊張感がありますか。
もし緊張感があるなら、周りから見て、きっと魅力的に見えているはずです。
緊張感には、人を魅力的に見せる力があります。
一般的に緊張が強ければ強いほど、デメリットが目立ちます。
不快感や嫌悪感も強くなります。
最初は軽い緊張も、過度になると震えに変わります。
緊張したら、心の中でこう唱えましょう。
「緊張させてくれてありがとう」と。
緊張させてくれた人や場面に感謝しましょう。
緊張に悩んでいると、永遠に続くような錯覚に陥りがちです。
重要な局面が近づくにつれて緊張も強くなり、心が落ち着きません。
情緒が不安定になり、感情の波も激しくなる。
緊張とは何でしょうか。
緊張とは、人生が与えた愛のむちです。
あなたの成長のために、わざわざ人生が厳しい課題を与えてくれました。
頻度で緊張を考えたとき、大きく分けて2種類あります。
・いつでも何度でも経験できる緊張
・限られた時期しか経験できない緊張
「上手にしよう」
そう思っていませんか。
スピーチ・プレゼン・面接。
たしかに人前で発表するなら、誰でも上手に対応したいと思うことが多いでしょう。
しかし「上手にしよう」と思った瞬間、心にストレスが生まれ、体に緊張が走ります。
「上手にしよう」と思うことは「ミスや失敗をしてはいけない」と思うことになります。
表向きはポジティブを考えているように思えますが、実際はネガティブを想像することになる。
自分に過大なプレッシャーを与える考え方です。
「上手にしよう」と思えば思うほど、ミスや失敗への不安・心配・恐怖が強くなる。
心のストレスが強くなって発汗や震えがエスカレートしていくのです。
では、どう考えるのが良いか。
「上手にしよう」と思うのではありません。
「真剣にしよう」と思うのです。
似たような意味に思えますが、本質はまったく違います。
「真剣にしよう」と思うとき、心の中でミスや失敗を考えることはありません。
今まで練習で積み重ねてきた実力を発揮することだけに注意が向けられます。
謙虚になれ、油断を防げます。
ミスをしても、真剣ならOK。
失敗をしても、真剣なら合格。
真剣になろうとすると、実力を発揮しやすくなるため、良い結果につながります。
自分の仕事に集中でき、余計な緊張も防げるのです。
緊張は何のためにあるのでしょうか。
あなたを苦しめるためではありません。
あなたのためにあります。
「緊張」を「栄養」と言い換えてみてください。
「緊張とは、心の成長に必要な栄養素」
こう考えると、緊張に対する見方・感じ方・受け止め方が変わるのではないでしょうか。
もしまったく緊張を経験しないまま大人になると大変です。
いくら体格はよくても、心が弱いと、社会ではやっていくことができません。
今あなたが普通に生きているのは、過去に多くの緊張を経験して、心が強く成長できたおかげです。
今後さらに心が成長するには、もっとたくさん緊張を経験することが必要です。
緊張は不快ですが、それだけ心に負荷がかかり、トレーニングになっている証拠。
わざと心にストレスを与えることで、メンタルトレーニングになっています。
大きな緊張を数回経験するのも良し。
大きな緊張が苦手なら、小さな緊張をこつこつ経験していくのも悪くありません。
心をレベルアップさせるには、緊張が必要です。
緊張という栄養を吸収することで、心はどんどん強く成長していけます。
人は、緊張する場面を経験することで、心が成長していけます。
緊張は、つらいから意味があります。
緊張しなければいけない場面が来たら、困るのではなく喜びましょう。
避けるのではなく、歓迎しましょう。
もちろん常に緊張ばかりではいけませんが、緊張は人間にとって必要です。
たまには大きな緊張で大泣きするのも悪くありません。
大泣きした後は、すっきり晴れやかな世界が広がっています。
すべての緊張を避けるのは良くありません。
たしかに緊張は、あまり心地よい状態とは言いがたいでしょう。
そわそわして落ち着かない。
心拍数が上がって呼吸が乱れる。
胸が締め付けられて息苦しくなる。
できることなら緊張したくないと思うのが本音でしょう。
しかし、一概に緊張を悪いものとして扱うのは良くありません。
緊張について考えるなら「適度な緊張」と「過度の緊張」の2つに分けて考えましょう。
避けるべきはあくまで過度の緊張であり、適度な緊張なら、パフォーマンスを上げるために役立ちます。
大切なのは、緊張との付き合い方です。
緊張を避けることもできますが、完全に避けるのはやめたほうがいい。
すべての緊張をなくそうと考えるのではありません。
重要な局面では、緊張を避けるのではなく、むしろ生かしましょう。
緊張は、避けるものではなく、生かすもの。
重要な局面で上手に緊張を生かせば、実力以上の力を発揮でき、より良い結果が得られます。
普段ならできないと思われる困難を乗り越えやすくなります。
勝負所に強い人はみんな、緊張を上手に生かしています。
適度な緊張は、あなたの味方です。
一時的に能力を高めてくれるカンフル剤。
上手に緊張を生かせば、仕事だけでなく、人生全体におけるパフォーマンスの向上に役立ちます。
不快感がある一方で、あなたの未来を切り開く力も備わっているのです。
緊張に苦しんでいませんか。
たしかに心が落ち着かず、不快な気持ちに悩まされるでしょう。
胸が締め付けられたり息苦しくなったりして、ふらふらすることもあります。
運動でかく汗とは違い、緊張でかく汗は、気持ちのいいものではありません。
苦しい、つらい、逃げ出したい。
緊張によるストレスが長く続けば、いら立ちも強くなります。
しかし、緊張に苦しんでばかりではいけません。
緊張したら、まず笑い飛ばしましょう。
緊張は、悩むものではなく、笑い飛ばすもの。
闇を光で消すようなイメージです。
心は暗くても、表情だけは明るくする。
スピーチでもプレゼンでも、にこにこしながら発表しましょう。
冒頭でユーモアを言えば、会場を明るく和やかな雰囲気にできます。
実際に笑っていると、本当に緊張がほぐれてきます。
笑いには副交感神経を活発にさせる働きがあり、リラックスを促す効果があります。
笑顔には、自信と余裕にあふれている様子に見えるメリットもあります。
笑っていれば、緊張していることに気づかれません。
笑っても緊張がほぐれないなら、笑いが足りない証拠です。
あなたは、バッターです。
「緊張」というボールが飛んできたら「笑い」というバットを振って、遠くへ飛ばしてしまいましょう。
場外ホームランを狙うつもりで、しっかり笑顔を見せる。
声を出して大笑いするのも良し。
にこにこした笑顔を見せるのも良し。
笑顔で緊張を笑い飛ばせば、会場にいるみんながハッピーになれます。
緊張は、どこからやってくるのでしょうか。
どこで発生するのでしょうか。
「緊張は人から与えられるもの」と思いますが、誤解です。
たしかに人前で一斉に注目を受けると、緊張を与えられるような感覚を受けますが、人目はきっかけにすぎません。
「緊張するのは仕事のせいだ」と思いますが、これも誤解です。
たしかに難しい仕事に取り組むときは緊張しますが、仕事も単なるきっかけです。
緊張は、誰かにもらうものでもなければ、偶然手に入れるものでもない。
どこかで売っているものでもなければ、空から振ってくるものでもありません。
緊張は、あなたの心がつくり出すものです。
何かに不安・心配・恐怖を感じることで、心の中で緊張が生まれます。
そのため、心持ちが変われば、緊張も変わります。
「緊張が不快。嫌い。苦しい」と思えば、メンタルが弱くなり、ますますストレスが強くなります。
自分で緊張をつくり出し、自分で自分を苦しめます。
「緊張が快感。好き。楽しい」と思えば、メンタルが強くなり、ストレスも和らぎます。
結局のところ、緊張をつくっているのは自分であり、自分の心。
もしあなたの心持ちが今すぐ変わるなら、緊張の印象も度合いも今すぐ変わります。
あなたは今、こう思っているかもしれません。
「人前で緊張をさらすと、多くの人からひどく驚かれるだろう」と。
「私が緊張すると、みんなに心配されるだろう。大事件に発展するだろう」と。
いいえ、それは誤解です。
残念ですが、実際はさほど驚かれません。
心配もされません。
大事件にも発展しません。
そもそもそれほど注目もされていません。
どれも過大評価で考えすぎです。
あなたの発表が始まるやいなや、居眠りを始める人さえいるでしょう。
聞き手からすると、話し手の事情なんて無関心です。
「なんだかあの人は緊張しているな」と思われるくらいでしょう。
あなたも発表を聞く側になったとき、話し手が緊張しても興味がないはずです。
話し手が多少緊張していても、別におかしく思わないはずです。
「人前だから少し緊張しているのかな」「人前に慣れていないのかな」と思うくらいでしょう。
驚くわけでもなければ、心配するわけでもない。
見下すわけでもなければ、ばかにするわけでもない。
「とりあえず話が聞きにくいから、もう少しリラックスしてよね」と思うくらいです。
自意識過剰になっているだけ。
誰もあなたの事情に興味はありません。
結局のところ、みんないちばん興味があるのは自分です。
他人が緊張で苦しんでいたところで、人ごとにすぎません。
それに気づけば、余計な緊張をするだけ損だとわかるでしょう。
力を抜いてリラックスすればいいのです。
余計な妄想を膨らまして、無駄に神経を消耗しないこと。
聞き手の無関心に気づくと、いい感じに力が抜けます。
確実に1つ言えることがあります。
「どんなに緊張しても死ぬことはない」ということです。
緊張のしすぎで、頭痛やめまいを引き起こすかもしれません。
気分が悪くなって、下痢や吐き気を催すこともあるかもしれません。
取り乱して泣いてしまうこともあるでしょう。
もっと緊張がひどくなると、気絶する可能性もあるでしょう。
しかし、どんなに緊張しても死ぬことはありません。
たとえパニック障害で発作を起こしても、死ぬことはありません。
緊張しすぎて気絶しても、呼吸には影響を受けないため、命だけは助かります。
少々取り乱しますが、いずれ時間が解決します。
死ぬことはないのですから、難しく考えすぎる必要もありません。
世の中には、本当に今にも死にそうな状況で苦しんでいる人がいます。
たとえば、致命的な大けがや、治らない病気です。
生きたくても生きられなくて、悔し涙を流している人がいます。
今この瞬間にも、どこかの病院の一室で、残りわずかな余命にどうすることもできず、途方に暮れている人がいます。
緊張くらいで騒いでいると、本当に死にそうで苦しんでいる人に失礼です。
失言しても失笑されても大丈夫。
赤面しても頭が真っ白になっても大丈夫。
大げさに考えている自分が恥ずかしく感じるでしょう。
死ぬことはないのですから安心してください。
「なんとかなるだろう」と思うくらいでちょうどいいのです。
本番が近づいてきた。
人前で話さなければいけない。
何かリラックスを促す良い方法はないだろうか。
そんなとき、緊張対策になるいい言葉があります。
本番に向かうとき、笑いながら周りの人にこう言いましょう。
「緊張して変だったら笑ってね」と。
ますます緊張を促しそうに思えますが、誤解です。
逆に心が軽くなります。
そして、楽しい気持ちが湧き出てきます。
「緊張して変だったら笑ってね」と言えば、笑われることへの準備ができます。
「笑っても良い」と自分から許可しているので、笑われることへの恐怖が小さくなる。
もし本当に笑われたとしても「笑ってくれてありがとう」と、前向きに楽しめるようになります。
特に大切なのは「笑いながら言う」という点です。
自分をひょうきんに表現している感じになるので、明るい雰囲気が出ます。
結果として、緊張もほぐれるのです。
「笑われないようにしよう」と考えると、かえってプレッシャーになるだけです。
「笑われてもいい」と考えるほうが、はるかに気が楽です。
笑われることを恐れるより、笑われることを楽しんでしまいましょう。
「緊張して変だったら笑ってね」と笑いながら言える人は、緊張しないのです。
緊張と上手に付き合うための考え方があります。
緊張を、敵と見なすか味方と見なすかを分ける考え方です。
緊張と接するとき「戦う」というイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。
緊張を乗り越えるとき、攻撃的な様子で立ち向かうため、戦うイメージを持たれがちです。
たしかに激しく攻めるような姿勢なら、気合も根性も出て、困難を乗り越えやすくなるでしょう。
しかし「戦う」という考え方は良くありません。
戦うと考えた瞬間、緊張を「敵」と見なすことになるからです。
緊張を「異物」「悪者」「邪悪な存在」として扱うことになり、ストレスの原因になります。
では、どう考えるか。
「緊張と戦う」と考えるのではありません。
「緊張とダンスをする」と考えましょう。
緊張は、ダンスのパートナーです。
戦う相手ではなく、一緒に踊る相手。
足踏みを合わせて、一緒にダンスをするイメージを持つことが大切です。
ダンスのパートナーと考えると、緊張を「味方」として接することができるようになります。
ダンスをするイメージで、緊張と接してください。
「緊張をダンスする」と考えると、ほど良い距離感がつかめ、仲良く付き合えるようになります。
今までより緊張によるストレスが、心地よく感じられるはずです。
緊張には、反対の作用があります。
「緊張していない」と言えば、緊張が強くなります。
緊張しているにもかかわらず、意地を張り、素直に認めていません。
心に摩擦と違和感が生じるため、ますます緊張が悪化します。
たとえば、試合直前で緊張しているとき「緊張していない」と言ったとします。
一度発言すると、それを証明しなければなりません。
「緊張していない自分を演じる」という余計な作業が入ります。
本番に集中しにくくなるだけでなく、ますます緊張が強くなるのです。
しかし、面白いのはここからです。
この作用は逆にも働きます。
「緊張している」と思えば、緊張がほぐれます。
素直に自分の状況を認めると、摩擦や違和感がなくなります。
余計な芝居を演じる必要もありません。
ありのままの自分を表現するだけでよくなります。
素直に自分の精神状態を表現すると、ストレスが外に吐き出されるため、心が楽になります。
たとえば、スピーチやプレゼンの冒頭で「実は緊張しています」と白状すれば、緊張がほぐれます。
白状した瞬間は恥ずかしいかもしれませんが、無理に隠したり繕ったりする必要がなくなるので、気持ちが楽になります。
取り乱した発言や態度があっても、軽微なら、寛大に受け止めてもらいやすくなるメリットもあります。
緊張をほぐしたいなら、素直に自分の緊張を認めましょう。
即効性があるうえ、誰でも使える方法です。
人生の眠気覚ましに、緊張はいかがですか。
リラックスした時間もいいですが、リラックスしかないのも困ります。
リラックスばかりの時間とは、いわば、ぬるま湯に浸かった状態。
リラックスも、適度ならいいですが、過度になると悪影響になります。
変化が乏しい。
マンネリ気味になる。
気合が入りにくい。
仕事のスピードも遅くなる。
くつろぐ時間が長すぎると、惰性と憂うつが生まれます。
眠気が出てきて、あくびが止まらなくなるでしょう。
人生の停滞を招いてしまい、かえって悪影響になるのです。
そこで必要なのが、緊張です。
たまにはぴりぴりした緊張を体験しておくほうがいい。
緊張には、むちで叩かれるような刺激があります。
緊張すると、身も心もびしっと引き締まって気合が入ります。
仕事のスピードが速くなり、思考力と集中力が向上します。
停滞しつつあった人生が、再び勢いを取り戻すのです。
緊張は、人生の眠気覚ましになります。
不快感のある緊張であればあるほど、人生の眠気覚ましにちょうどいい。
緊張する場面があれば、振り回されるのではなく、利用するくらいの気持ちになったほうがいい。
「痛いけど、目が覚める。これで気合が入る!」
ポジティブな気持ちで、緊張による刺激を受け止めましょう。
眠気覚ましのガムを噛むと、交通事故を防ぎやすくなりますが、人生も同じ。
眠気覚ましの緊張を噛み締めれば、人生の事故も防ぎやすくなります。
緊張とは何でしょうか。
恐怖・震え・不慣れ・重圧・心労。
さまざまな答えが返ってくるでしょう。
もちろんどれも答えですが、大切な要素が抜けています。
才能です。
緊張とは、才能でもあります。
緊張している人は、次のような点を意識しています。
どれも簡単にできることではありません。
細やかな性格と感性が必要です。
客観的に緊張している人を見ると、高度で難しい芸当を同時にこなしている状態です。
もはや才能と言えるでしょう。
だから、才能なのです。
いつでもどこでも誰でもできることではありません。
世の中には、遺伝子の影響で緊張しやすい人もいれば、逆に緊張しにくい人もいます。
緊張しにくい人から見れば、ささいなことで緊張できる人は、才能の持ち主に見えます。
言われてみれば当たり前ですが、緊張できることの素晴らしさに気づいていない人が多い。
緊張しやすい性格なら、特定の場面では才能を発揮しやすくなるでしょう。
たとえば、数字の間違いや誤字脱字を見つける作業なら、緊張しやすい性格を生かして、人より立派にできる可能性があります。
緊張に対する共感能力も高くなるはずです。
緊張できる自分を誇らしく思ってください。
緊張できる自分を自慢してもいい。
緊張できるのも才能です。
結婚式でのスピーチ。
仕事で行うプレゼン。
就職活動での面接。
大事な勝負所では、心拍数は上がり、呼吸が乱れ、汗をかきます。
心や体が張り詰めると「緊張している」と考えるのが普通でしょう。
たしかに状態を表す表現としては正しいですが、考え方を変えてみましょう。
「緊張している」ではなく「緊張させてもらっている」と考えるのです。
「緊張している」と考えると、つらさや苦しみばかりに集中してしまいます。
「緊張させてもらっている」と考えると、喜びや感謝に注意が向くようになります。
ありがたくて恵まれている実感が湧くでしょう。
貴重で珍しい経験であると気づきやすくなるでしょう。
緊張させてもらえることに、感動できるようになります。
たとえば、プレゼンの直前で緊張している場面があったとします。
このとき「ありがたい。緊張させてもらっている」と考えると、緊張に対してポジティブな感じ方に変わります。
自分のプレゼンのために集まっている人たちが、敵ではなく味方に見えてくるでしょう。
「自分の成長を手助けしてくれるために、多くの人が集まってくれた」
緊張させてもらっていると考えることで、ありがたい気持ちが湧き、緊張できることが嬉しくなるでしょう。
緊張の受け止め方が、ネガティブからポジティブに変わります。
あなたは今、緊張させてもらっています。
大変ありがたく、光栄なことなのです。
緊張しやすい人は「臆病な心を持っている」と思うかもしれません。
たしかに普通の人より人目の影響を受けやすい性格かもしれません。
ささいなことで動揺しやすい性格もあるでしょう。
心が傷つきやすい自分が嫌になることもあるでしょう。
「緊張しやすいのは臆病な心のせい」と恨みそうになりますが、ちょっと待ってください。
ここが要注意。
臆病な心と考えるのは良くありません。
臆病な心と考えると、ネガティブな短所になります。
自分の評価を下げて、自信をなくす原因になります。
緊張に対する呼び方は大切です。
個性の呼び方は、長所と短所を決める重要なポイントです。
うかつに「臆病な心」と呼んで、自分の個性をつぶさないことです。
では、どう考えるか。
緊張しやすい性格は「臆病な心を持っている」ではなく「繊細な心を持っている」と考えましょう。
「繊細な心」と呼べば、ポジティブな長所になります。
小さなことにも感じやすい性格は立派な長所。
繊細な心を持っていれば、人の気持ちを理解するのが得意でしょう。
変化に敏感だったり思慮深かったりなど、普通の人より優れた感性を持っていると言えます。
普通の人が感じないような細かい点まで感じることができています。
繊細な心も素晴らしい魅力の1つです。
繊細な心を生かせば、気遣いや配慮が得意になり、高いコミュニケーション能力を発揮できるはずです。
鈍感なセンサーより敏感なセンサーのほうが高性能であり、細かい情報まで吸収できます。
敏感なセンサーを持っていることに感謝しましょう。
緊張したら、自分の魅力に気づくチャンスです。
私たちは往々にして、緊張することを恐れます。
「多くの人から注目されるのが苦手。不得意。気持ち悪い」
「赤面した自分を見られるのは怖い。恥ずかしい。情けない」
「緊張している姿を見られると笑われる。見下される。ばかにされる」
たしかに緊張していると、見苦しい姿に見えるでしょう。
緊張を避けられるものなら避けたい。
緊張を恐れると、ますます緊張が高まる悪循環に陥ります。
しかし、本当に恐れる対象を見極めてください。
緊張することを恐れるより、結果が出せないことを恐れることです。
本当に大切なのは、結果です。
結果さえ出せるなら、緊張で汗を流そうと手足が震えようと何でもOKです。
どんなに緊張して取り乱そうと、認められます。
きちんと結果が出たなら、周りから評価され、褒められ、尊敬されます。
逆に緊張しなくても、結果が出せなければ評価されません。
緊張することを恐れるより、結果が出せないことを恐れてください。
そして、結果を出すことに集中してください。
結果を出すことに集中すれば、意識が緊張からそれます。
人のエネルギーは有限です。
いちばん大切なことにエネルギーを集中させたほうが、結果も出しやすくなります。
集中さえすれば、平凡でも、非凡を成し遂げられます。
緊張しないことは素晴らしい。
緊張をほぐす方法を活用すれば、ある程度リラックスすることが可能です。
本番に向けた予行練習をする。
深呼吸・マッサージ・ストレッチ体操をする。
掃除・歯磨き・うがいをしてみる。
緊張緩和に効くツボを押す。
手のひらに「人」という字を書いて飲み込むというおまじないも、自己暗示として役立ちます。
場数を踏めば踏むほど、慣れと余裕が生まれ、緊張しにくくなります。
もし緊張がゼロの状態になれば、いつもどおりの自分を発揮できるでしょう。
誰もがリラックスした状態で本番を迎えたいと思うはずです。
では、緊張がいけないかというと、そうではありません。
緊張しないことは素晴らしいですが、緊張することはもっと素晴らしい。
適度な緊張には、パフォーマンスを高める効果があるからです。
気合が入って、パワーが発揮しやすくなります。
頭の回転が速くなり、仕事のスピードも速くなります。
思考力と集中力が研ぎ澄まされ、ミスが減ります。
緊張感は、本気と真剣を伝える手段にもなります。
普通の状態で発揮できるパフォーマンスが「100」とすれば、緊張状態で発揮できるパフォーマンスは「120以上」です。
結果を見ると、緊張しているほうが高いパフォーマンスを発揮できます。
緊張することは、緊張しないことより素晴らしい。
緊張すれば、それはそれで良いのです。
緊張とは、何でしょうか。
一般的な意味としては、心が張りつめて体がこわばることを言いますが、もう1つ大切な意味があります。
緊張とは、あなたが人間である証拠でもあるのです。
ロボットは緊張しません。
ロボットには心も感情もないため、緊張という状態がありません。
笑うことも怒ることも泣くこともない。
すべてプログラムどおりに動作するだけです。
プログラムで喜怒哀楽を表現することはあっても、あくまでプログラム。
緊張するのは、人間である証拠です。
あなたが人間としての心と感情があるからこそ、緊張できます。
緊張しやすい性格なら、それだけ繊細な心を持っているといえます。
緊張したとき、声が出にくくなったり手足が震えたりするのも「人間らしい」といえます。
人間にある生理現象の1つです。
だから落ち込む必要はありません。
自分を責める必要もありません。
不安や心配になる必要もなければ、絶望する必要もない。
まず緊張している自分を誇りに思ってください。
「自分はロボットではない。心と感情を持った人間なのだ」と。
これに気づけば、緊張するのも悪くないことに気づくでしょう。
自分が人間であることを再認識できる機会です。
心と感情にあふれている生き物です。
繊細な心に自信を持ちましょう。
人間であることを再認識できれば、余裕や安心感が出て、気持ちも落ち着くはずです。
本番に向かうとき「絶対ミスしてはいけない」と考えがちです。
ささいなミスや失敗も失態も許さず、完璧を目指すのが正しいとされています。
もちろんより良い結果を発揮できたほうが、高く評価されるでしょう。
100点満点の結果が理想なのは間違いありません。
しかし「絶対ミスしてはいけない」と考えるのは良くありません。
余計にミスを促す考え方だからです。
「絶対ミスしてはいけない」と考えた瞬間、心にプレッシャーが生まれ、緊張が高まります。
うっかりミスをしている様子を想像してしまい、余計なストレスを生み出します。
悪い想像は悪い結果をもたらします。
人間は「絶対」という言葉に弱い。
変な方向に妄想が膨らみ、本番が怖くなる。
どんどん不安や心配がまして、心も体も硬直していく。
アクセルやブレーキを、過剰に踏みすぎてしまうのです。
少しミスをしたくらいで、動揺しないことです。
「3回までミスしても大丈夫」と考えましょう。
人間ですから、ミスをすることもあります。
うっかり恥ずかしい姿を見せることもあれば、笑われることもあります。
言い間違えることもあれば、発言を撤回することもあります。
誤解や勘違いをすることもあれば、先入観や思い込みもあります。
自分に優しくなりましょう。
ミスがあるのは、人間らしいことと言えます。
「3回までミスをしても大丈夫」と思えば、自分の許容範囲が広がります。
聞き手も、3回までは見て見ぬふりをしてくれるでしょう。
心にゆとりができて、緊張がほぐれるのです。
「緊張したくない」
そう思ったとき、考えてほしいことがあります。
なぜあなたは緊張したくないのでしょうか。
大舞台や勝負所で自然と湧き出てくる気持ちですが、心の裏にある気持ちに気づいてください。
緊張したくない気持ちには、実は大切な意味が隠れています。
緊張したくない気持ちとは「物事をうまく進めたい」という気持ちの表れです。
トラブルも何もなく、平穏かつスムーズに物事を進めたいから、できるだけ緊張を避けたいと思います。
つまり、責任感が強い証拠なのです。
もし責任感がなければ、どうなるでしょうか。
責任感がゼロなら緊張もゼロ。
無責任ならミスや失敗をしても気にしないので、心が張り詰めることはありません。
油断と不注意ばかりになり、大きなことを成し遂げられません、
「緊張したくない」という思いは、それだけ責任感が強いからこそ出てくる気持ちです。
責任感が強い人ほど、緊張もしやすくなる傾向があります。
「緊張したくない」と思う自分を褒めましょう。
立派な責任感があり、向上心が強い証拠です。
人として恥ずかしいことではなく、むしろ立派なこと。
1つ確実に言えるのは、責任感は、ないよりあったほうがいい。
責任感は、人を育てます。
責任感があれば、いつか立派なことが成し遂げられるでしょう。
緊張したくない気持ちになれば、あなたの長所が垣間見えた瞬間です。
あるインタビューで、70代の高齢者がこう言いました。
「これを経験するのは初めてです。少し緊張します」と。
不思議な印象を受けませんか。
緊張すると言いながらも、若々しさを感じるのではないでしょうか。
新しいことに挑戦する姿は、見た目は高齢者でも、心は若者でした。
顔のしわは多くても、心のしわは少ない。
私たちは年齢を重ねるにつれて、だんだん緊張する経験が少なくなります。
知っていることが増える一方、知らないことが減っていきます。
初めての経験が少なくなる一方、慣れた経験が増えます。
落ち着いた時間が増える一方、はらはらどきどきする時間が減っていきます。
変化が少なくなるばかりでは、感動も減るばかり。
しかし、緊張する機会が完全になくなるわけではありません。
本人の心がけと努力しだいで、いくつになっても緊張を経験できます。
人生は、素晴らしい可能性で満ちています。
緊張を経験できるうちは、年齢を重ねても心は若々しさを保てます。
緊張しているうちはぼけません。
緊張は、心の老化を防ぎ、若返らせる力があります。
緊張できるうちは、まだまだ若い。
緊張を楽しんでいるうちは、もっと若い。
心と体が引き締まった生活を送っているかぎり、若々しさを保てます。
緊張感を持って仕事をしている人は、高齢になっても、生き生きしていることこそその証明です。
試験・試合・告白。
スピーチ・プレゼン・面接。
緊張する場面を乗り越えた後、ある快感が味わえます。
「解放感」と「達成感」です。
緊張した後の解放感と達成感は、最高に快感です。
心を縛り付けていた鎖がほどかれ、心が自由になります。
一気にストレスがなくなり、心が軽くなります。
どっと押し寄せる安心感は言葉で表現できません。
緊張の度合いが高ければ高いほど、解放感も爽快です。
解放感と達成感のあまりの快感に、涙を流したり笑いがこみ上げたりする人もいます。
緊張する場面を乗り越えた、貴重なご褒美なのです。
しかし、ここで気づいてほしいことがあります。
そもそも緊張した後の解放感と達成感は、緊張しなければ味わえません。
解放感と達成感を味わいたいなら、緊張する体験をするしかないのです。
ここに気づけるかどうかです。
緊張した後の解放感と達成感の素晴らしさに気づけば、緊張を求めたくなります。
緊張に立ち向かう勇気や度胸も出やすくなります。
解放感と達成感を楽しみにしようではありませんか。
緊張した後の解放感と達成感を楽しみにすればするほど、ストレスに立ち向かう度胸と行動力が強くなります。
料理をよりおいしく味わうために欠かせないもの。
それは、スパイスです。
ワサビ・コショウ・ショウガ・ニンニク・トウガラシ。
スパイスはなくてもいいですが、やはりあったほうがいい。
あるスパイスは、食欲を刺激します。
あるスパイスは、食の風味を深めてくれます。
あるスパイスは、眠気覚ましになることもあるでしょう。
ぴりりとしたスパイスがあるからこそ、料理をより味わい深くさせます。
緊張も同じです。
緊張とは、人生のスパイスです。
より味わい深くさせるために必要な存在です。
ある緊張は、パフォーマンスの向上に役立ちます。
ある緊張は、心の成長を促してくれます。
ある緊張は、思い出づくりを促してくれます。
なくても生きることはできますが、あったほうが、より人生を深く味わえます。
人生には、ときどき適度な緊張が必要です。
緊張があるおかげで、人生に新しい豊かさがもたらされます。
人生に緊張がないと、刺激がなくて、きっと退屈な毎日になるでしょう。
緊張という名の人生のスパイスをありがたく受け入れましょう。
「緊張するな」と思ったときは「人生のスパイスだ」と考え直してみてください。
この事実に気づくと、ますます人生が味わい深くなるでしょう。
きちんと緊張することも、大切な仕事の1つだと考えてください。
「緊張する場面では、きちんと緊張する」
悪いことではなく、まっとうな考え方です。
緊張が必要な場面では、きちんと緊張するのが正解です。
報告・相談・連絡。
特に重要な発言をする場面では、緊張が欠かせません。
まったく緊張していないより少し緊張しているほうが、威厳や信頼感が出ます。
あくまで適度の範囲ですが、緊張することは悪くありません。
むしろ必要な仕事です。
「適度な緊張」は「緊張感」に変わります。
緊張感は、真剣で誠実な雰囲気をつくり出します。
たとえば、会社で会議があったとします。
ある出席者が、ある重要なことをへらへらしながら発言したとき、どう感じるでしょうか。
緊張感がないと、行き当たりばったりの軽い発言に聞こえ、重要な印象が感じられません。
無責任で投げやりな印象が出てしまい、かえって失礼な態度に映る場合もあります。
重要なことは、緊張感を持って発言したほうがいい。
緊張感を持って発言すると、真剣で誠実な雰囲気が出て、発言に重みが出ます。
発言の重要性がきちんと伝わることで、仕事もスムーズになります。
すべての緊張を取り除くのではありません。
重要な発言をする場面では、適度に緊張しておくほうがいい。
緊張が必要な場面では、きちんと緊張するのが仕事なのです。
緊張に意味がないと思うのは誤解です。
緊張には大きな意味があります。
もちろんどれも正解ですが、意外な意味も隠れています。
緊張は、リラックスの素晴らしさに気づく機会でもあります。
同じリラックスでも、強い緊張を経験したことがある人とない人では感じ方が違います。
強い緊張を経験したことがある人のほうが、リラックスをしたとき、より感慨深い幸せを感じることができます。
地獄のような緊張を経験したからこそ、リラックスの時間がいかに素晴らしいか、身にしみるほどよくわかるのです。
幸せは、大げさなことではありません。
特に嬉しいことがなくていい。
特別なことをする必要もない。
ただぼんやりした時間を過ごすだけで、十分な幸せだと気づけます。
緊張が、日常にあるささいな幸せの気づきを促してくれます。
緊張という先生が「リラックスはこんなに素晴らしいのですよ」と教えてくれます。
緊張できることに感謝しましょう。
緊張する時間は、リラックスの素晴らしさに気づく時間です。
苦しいかもしれませんが、苦しむことも大切です。
苦しさによる反動が幸せの気づきを促します。
一度でも徹底的な緊張を経験しておけば、感性が鋭くなり、リラックスした時間をより深く楽しめるでしょう。
緊張で苦しんだ分だけ、リラックスできる幸せに気づけるのです。
あなたは今、緊張感がありますか。
もし緊張感があるなら、周りから見て、きっと魅力的に見えているはずです。
緊張感には、人を魅力的に見せる力があります。
緊張感を持って行動すると、自然と魅力的な雰囲気が漂い始めます。
行動がきびきびします。
表情がきりりとなります。
発言がスマートになります。
緊張感が出ていれば、大人っぽい雰囲気やクールな印象が出ます。
これらは、ファッションやメイクだけでは表現できない魅力です。
内面から湧き出る独特の美しさ。
緊張感は、ファッションやメイクではありませんが、ファッションやメイクのように自分の印象を整える効果があります。
魅力的になりたいなら、緊張感を大切にしてください。
緊張感とはオーラの一種。
緊張感のある人は、真剣に人生を生きている雰囲気が出ます。
意識と品格を高め、大人のシャープな雰囲気をつくり出します。
同じ人でも、緊張感がある状態とない状態では、見え方が変わります。
緊張感のない若者は、普通の少年少女ですが、緊張感のある若者は、美男美女に見えます。
緊張感のない中年は、普通のおじさんおばさんですが、緊張感のある中年は、紳士淑女になります。
緊張感を持っている人は、クールでスマートに映ります。
緊張感とは、自分の魅力を高めるものであり、引き出すもの。
「緊張が嫌い」と拒むのではなく、上手に緊張を利用してください。
一般的に緊張が強ければ強いほど、デメリットが目立ちます。
不快感や嫌悪感も強くなります。
最初は軽い緊張も、過度になると震えに変わります。
さらにひどくなると、めまい・腹痛・頭痛を引き起こします。
緊張の度合いが強くなるにつれて、デメリットが目立ちますが、メリットもあります。
それは「緊張が強い分だけ、印象的な思い出にもなる」という点です。
人は、嬉しい出来事より、苦しい出来事のほうがよく覚えているもの。
危険に関する出来事のほうが、生命にかかわるため、記憶に深く残りやすい特徴があります。
あなたが今までひどく緊張した場面があるなら、おそらくすべてよく覚えているでしょう。
快適な出来事より不快な出来事のほうが、よく覚えています。
緊張が強ければ喜んでください。
苦しい緊張は、思い出ができる前触れです。
緊張で苦しんだ分だけ、印象的な思い出に変わります。
「今、印象的な思い出をつくっている瞬間」と思えば、感慨深くなるでしょう。
思い出は、時間がたつにつれて印象が前向きに変化する特徴があります。
当時は苦しかった思い出も、時間がたつにつれて、心地よくなったり懐かしくなったりします。
恥ずかしさしかない出来事も、時間がたつと、反省点が見つかることも少なくありません。
3年後・7年後・15年後、今回の緊張がどんな印象に変わっているでしょうか。
「あのときは緊張して大変だったけど、今となっては良い思い出。経験できて良かった」
そう言える日が来るでしょう。
人生は、有限です。
およそ30000日しかありません。
記憶に残らないような毎日を送るより、1つでも記憶に残る日を作ったほうが幸せです。
緊張したら、心の中でこう唱えましょう。
「緊張させてくれてありがとう」と。
緊張させてくれた人や場面に感謝しましょう。
お礼を言いましょう。
「緊張なんて嫌い。感謝できない」と思うかもしれませんが、とにかく感謝してみてください。
心の中で、ありがたい気持ちを持つだけでいいのです。
緊張に感謝すると、ストレスの受け止め方がネガティブからポジティブに変わります。
緊張しなければ、どうなっていたでしょうか。
油断をして、事故に発展していたかもしれません。
不注意によって、人生の落とし穴に落ちていたかもしれません。
気力が失われ、ダメな人間になっていたかもしれません。
しかし、緊張したおかげで、油断しなくて済みました。
ミスや失敗を防げました。
メンタルが鍛えられました。
印象深い時間を過ごすことができ、思い出が1つ増えました。
だから「緊張させてくれてありがとう」と感謝するのです。
緊張に感謝すると、デメリットではなくメリットに注意が向くようになります。
過度な緊張に陥らないためにも、緊張に感謝することが大切です。
緊張に感謝すると、疲労やストレスが小さくなり、心が軽くなります。
緊張のある時間は、実は有意義な時間であることに気づけます。
張り詰めた空気を楽しめるようになります。
緊張させてくれた人や場所に対しても、温和な気持ちを持てるようになります。
緊張に悩んでいると、永遠に続くような錯覚に陥りがちです。
重要な局面が近づくにつれて緊張も強くなり、心が落ち着きません。
情緒が不安定になり、感情の波も激しくなる。
苦しいストレスのせいで、時間の進み方がいつもより遅く感じられる。
「緊張が死ぬまで続くのではないか」
心に余裕がなくなると、おかしな方向に考えが向かい、非常識な発想をしてしまいます。
しかし、ここで気づいてほしいことがあります。
今の緊張が終わるときを考えてみてください。
終わりのない緊張はありません。
どんな緊張も、永遠に続くわけではない。
人前での恥ずかしい試練も、いったん乗り越えれば、緊張から解放されます。
「あの緊張は何だったのだろうか」と不思議に感じるでしょう。
むしろ緊張に苦しんでいた自分が、懐かしく感じるでしょう。
「また経験したい」と思い始めるようになることもあります。
終わるまでの我慢。
緊張に苦しむのは一時的です。
長い人生から見ると、一瞬の出来事。
「終了が迫っている」とわかれば、永遠に続くような感覚から解放されます。
「まだ終わらない」から「もうすぐ終わってしまう」という気持ちに変わるでしょう。
いずれ緊張から解放される日が来るのですから、気楽に考えようではありませんか。
気楽に考えたほうが、明るい気持ちで立ち向かえます。
緊張とは何でしょうか。
緊張とは、人生が与えた愛のむちです。
あなたの成長のために、わざわざ人生が厳しい課題を与えてくれました。
絶妙なタイミングで、絶妙な難易度の課題が与えられたと思いませんか。
計画的に人生が与えたことだからです。
運命だと思うこと。
恐れず、拒まず、逆らわず、受け入れましょう。
人生からの愛のむちを憎んではいけません。
愛のむちを憎むと、ますます痛みが強くなります。
愛のむちから逃げ続けていると、いずれ人生はあなたに愛想を尽かしてしまいます。
今は、緊張を前向きに受け入れてください。
慌てず、落ち着いて立ち向かいましょう。
少々激しいときもありますが、歯を食いしばって我慢です。
苦しいですが、その苦しみがいいのです。
苦しんだ分だけ、メンタルが鍛えられます。
あくまで人生からの愛情表現です。
痛みは伴いますが、死ぬわけではありません。
愛のむちだとわかれば「迷惑」から「感謝」に変わります。
「痛いだけ」から「痛いけど気持ちいい」に変わります。
人生は、あなたを憎んでいるのではなく、愛しているのです。
人生の愛のむちを感謝できるようになれば、緊張できることを感謝できるようになります。
人生がむちを打ってくるのは、あなたのため。
むちが厳しいのも、あなたのためです。
わざわざあなたのために、人生が準備してくれた成長の機会です。
頻度で緊張を考えたとき、大きく分けて2種類あります。
たとえば、難しい話し合いなら、頻繁に経験する緊張です。
社会で仕事をしていれば、深刻な問題が発生して、話し合いをしなければいけない場面が多々あります。
言いにくい内容であればあるほど、緊張も高まります。
初めてのレストランに行ったり、新しい人と出会ったり、新しい習い事を始めたりすれば、誰でも緊張します。
不慣れに接する行動は、自分の意志と努力によってつくり出せます。
しかし、どんな緊張でも、自由に経験できるとは限りません。
人生では、限られた時期しか経験できない緊張があります。
たとえば、受験やプロポーズといったタイプの緊張は、学生や未婚のうちしかできません。
受験で緊張できるのも、学生のうちだけです。
受験を乗り越えて社会人になれば、受験で緊張することもなくなるのが一般的です。
プロポーズで緊張するのも、未婚のうちだけです。
結婚して既婚者になれば、特別な事情がないかぎり、プロポーズで緊張することもなくなります。
試合や発表会による緊張も、次が人生最後の経験になるかもしれません。
何でも経験できると思えるスピーチ・プレゼン・面接も、次が人生最後の経験になるかもしれません。
今しかできない緊張があります。
限られた時期しか経験できない緊張に気づくことです。
「次が人生で最後になるかもしれない」という意識を持ちましょう。
ラストチャンスと思えば「後悔がないようしっかり経験しておこう」という熱い気持ちが湧き出てきます。