あがり症とは何でしょうか。
あがり症の克服も大切ですが、まずあがり症の意味について確認しましょう。
人前に立ったとき緊張する性格のことをあがり症と考えている人もいるようですが、そうではありません。
あがり症は、どのようなメカニズムでなるのでしょうか。
あがり症のメカニズムを知る前に、まず緊張のメカニズムから整理しましょう。
もともと緊張には「体の防御反応」という意味があります。
「この状態になればあがり症」という厳密な定義はありません。
そもそも「あがり症」という言葉は医学用語ではなく、人前で極度に緊張しやすい性質の俗称です。
あがり症は交感神経が極度に刺激された反応ですが、反応の現れ方には個人差があり、一概には言えません。
なぜ人前に立ったとき、緊張するのでしょうか。
なぜあがり症になるのでしょうか。
あがり症の原因を大きく分けると、次の5つが代表的です。
あがり症は、性格が影響している部分があります。
次の7つの性格は、普通の人よりあがり症になりやすい傾向があります。
あがり症を確認するときの目安としてください。
あがり症になりやすい性格もあれば、なりにくい性格もあります。
もちろん性格は簡単に変えられませんが、あがり症の克服の参考にはなるでしょう。
意識すれば、改善の糸口になるかもしれません。
あがり症は遺伝なのでしょうか。
「親の性格が子どもに移る」
「身長の高い親からは、身長の高い子どもが生まれやすい」
あがり症は病気なのでしょうか。
あがり症とは「人前で極度に緊張しやすい性格であること」をいいます。
まずあがり症という言葉はあくまで俗称であり、医学用語ではありません。
世の中には、さまざまな薬があります。
目薬・風邪薬。
胃腸薬・鼻炎薬・便秘薬・睡眠薬。
あがり症の一般的な治療法をご紹介します。
重度のあがり症は「社交不安障害(SAD)」と呼ばれる病気に該当する可能性があります。
病気には、正しい治療が必要です。
あがり症の原因は何でしょうか。
「あがり症」という言葉から「緊張の原因は人目に慣れていないこと」と思われがちです。
もちろん人目に慣れていない影響もありますが、それがすべての原因と思い込むのは良くありません。
本番で緊張しないためには、イメージトレーニングが有効です。
イメージトレーニングは、自分の自由に想像していいのですが、お手本がいるとスムーズです。
あなたの身近に発表が上手な人はいませんか。
緊張をしない対策といえば、何を思い浮かべるでしょうか。
「深呼吸をする」「メンタルを鍛える」「ポジティブ思考になる」など、さまざまな方法を思い浮かべるのではないでしょうか。
もちろんそうした方法も有効ですが、実はもっと単純でシンプルな方法があります。
「自分はできる」
どんな状況でも、自分を信じることが大切です。
本当は自信がなくてもいいのです。
上手に発表するには、慣れが大切です。
緊張しないためにも、慣れが大切です。
最初はうまく発表ができなくても、何度も練習をしていくにつれて、だんだんスムーズにできるようになります。
あがり症を克服した人の中には、不思議な事例が存在します。
「いつの間にかあがり症が治っていた」という事例です。
「昔はあがり症で悩んでいたのに、大人になってからいつの間にか治っていた」
あがり症の克服について、2つの対立した意見が聞かれます。
・「場数を踏むのが最も有効」という意見
・「場数を踏むだけでは治らない」という意見
時間に対する考え方を変えると、心の持ちようも変わります。
「10分間は、10分間」
「1時間は、1時間」
「緊張して寝られない」
緊張しているときは、強い興奮のため、なかなか寝られません。
横になっていても目をつぶっているだけ。
緊張で汗をかきやすい体質の人がいます。
汗をかく場所には個人差があります。
顔に汗をかく人。
あがり症の人が困る場面の1つが「面接」です。
面接という場面にも緊張しますが、もっと困るのは、短所について質問されたときでしょう。
面接官から短所を聞かれたとき、あがり症の説明を避けて通れません。
あがり症は、自分のチャームポイントだと考えましょう。
「あがり症は短所。自分の弱点。チャームポイントではない」
そう思うかもしませんが、深呼吸をして落ち着いてから、もう一度考えてみてください。
「あがり症」と聞いたとき、どんな印象を持つでしょうか。
・人前で話すのが苦手
・ささいなことですぐ赤面する
「メンタルを鍛えたことがない」
「もともとメンタルが弱いから、鍛えても無駄」
臆病者や小心者は、メンタルトレーニングに否定的な人が少なくありません。
スピーチ・プレゼン・面接。
「緊張したら失敗」と考えていないでしょうか。
緊張に悪いイメージがあるせいか、いつの間にか頭の中で「緊張=失敗」と思い込んでいることがあります。
「スピーチで失敗したら大変だ」
「プレゼンでミスをしたら大変なことになる」
人前で話すとき、やはり恐れるのは失敗です。
極度の緊張やあがり症で悩んでいるとき、頼りになるところ。
それは病院です。
心療内科でカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
あがり症の克服で気になるのが、年齢です。
苦手を克服するなら、若いうちのほうがスムーズにできる傾向があります。
若いときのほうが思考に柔軟性があるため、あがり症の矯正がしやすくなります。
緊張する場面に限って、下痢になる経験はありませんか。
たとえば、試験前・試合前・面接前・スピーチ前・プレゼン前などです。
緊張すると、体に多少の違和感が生じるのは普通です。
ネガティブ思考の人は、被害妄想に要注意です。
ネガティブ思考になっていると、性格上、被害妄想に発展しやすい傾向があります。
根拠も証拠もないのに、悪いほうに考えても良くありません。
あがり症とは何でしょうか。
あがり症の克服も大切ですが、まずあがり症の意味について確認しましょう。
人前に立ったとき緊張する性格のことをあがり症と考えている人もいるようですが、そうではありません。
人前で話すなら、誰もが緊張するのが普通です。
緊張そのものは、人の正常な反応。
程度に差はあるものの、緊張によって汗をかいたり体が震えたりするのも普通です。
では、あがり症とは、どういう状態のことなのか。
あがり症とは「人前で極度に緊張しやすい性格であること」をいいます。
普通に緊張する程度なら、あがり症とは呼びません。
あくまで極度に緊張しやすい性格を限定した呼び方と考えるのが適切です。
注意したいのは「医学用語ではない」という点です。
重度のあがり症は「社会不安障害」と呼ばれることもありますが、あがり症という言葉は、医学用語ではなく俗称です。
そのため「あがり症」という言葉が載っている辞書もあれば、載っていない辞書もあり、さまざまです。
あがり症の現れ方も、人によって差があります。
大量の汗は出るが腹痛はない人もいれば、腹痛はあるが汗は出ない人もいます。
あがり症は、性格上の問題と考えがちですが、それは誤解です。
あくまで人前で極度に緊張しやすい性格のことであり、工夫や努力によって改善が可能です。
軽微なあがり症なら、個人の努力でも工夫によって改善が期待できます。
完全にあがり症を治すのは難しくても、程度を抑えることなら今からでも取り組めます。
あがり症を克服するには、予防や改善に向けた積極的な取り組みが大切です。
あがり症は、どのようなメカニズムでなるのでしょうか。
あがり症のメカニズムを知る前に、まず緊張のメカニズムから整理しましょう。
もともと緊張には「体の防御反応」という意味があります。
差し迫った状況になったとき、臨戦態勢に体を整えなければいけません。
人は何らかのストレスを受けると「アドレナリン」「ノルアドレナリン」という2種類の物質が分泌されます。
アドレナリンもノルアドレナリンも、恐怖や興奮をもたらす物質の1つ。
アドレナリン・ノルアドレナリンが分泌されると、交感神経が優位になり、体が活発に働くようになります。
交感神経とは、体を活発にさせる作用をする自律神経です。
交感神経が刺激されて優位になると、血圧・心拍数・発汗などが促され、臨戦態勢に整います。
これが、臨戦態勢として心や体が引き締まる状態、つまり緊張です。
あがり症の基本的なメカニズムは、緊張と同じです。
ストレスを受けると、アドレナリン・ノルアドレナリンが分泌され、交感神経が優位になる。
体が活発に働くようになり、血圧・心拍数・発汗などが促される流れです。
ただし、あがり症の人には、次の特徴がよく見られます。
まだ成功体験を積んでいないと、人前でどうすればいいかわからず、緊張しやすくなります。
慣れが不十分なまま、いきなり大舞台を経験すると、極端に緊張しやすくなります。
失敗体験による悪影響もあります。
過去に大きく失敗した体験があると、その記憶が悪影響を及ぼし、人目に対して体が拒否反応を起こすようになります。
人のDNAの中には、緊張しやすい遺伝子も見つかっています。
また体質的にアドレナリン・ノルアドレナリンが分泌されやすかったり、交感神経が優位になりやすかったりする人もいます。
遺伝的・体質的な特徴があると、緊張の影響を受けやすくなります。
こうした事情があると、ちょっとした人目でも、敏感かつ過剰に体が反応します。
「普通の汗が出すぎる」「声や手足が震える」「顔が赤くなる」などです。
結果として、あがり症という状態になるのです。
ただし、あがり症は克服できない症状ではありません。
あがり症の人でも、正しい訓練や治療に取り組んだ結果、人前でもまったく緊張しなくなった事例は数多く存在します。
「自分にはできない」と諦めるのではなく、少しでも克服に向けて取り組みましょう。
「この状態になればあがり症」という厳密な定義はありません。
そもそも「あがり症」という言葉は医学用語ではなく、人前で極度に緊張しやすい性質の俗称です。
あがり症は交感神経が極度に刺激された反応ですが、反応の現れ方には個人差があり、一概には言えません。
あがり症であるかを見分けるには、幅広く特徴を確認する必要があります。
一般的にあがり症には、次の15の特徴がよく見られます。
1つや2つは誰でも当てはまりますが、複数が当てはまるなら要注意です。
これらの特徴を参考にしながら、自分のあがり症をチェックしてみてください。
5個以上が当てはまるなら「あがり症の傾向がある」と判断できます。
10個以上が当てはまるなら「あがり症」と考えていいでしょう。
このチェックを使えば、ある程度自分の状況を把握できるでしょう。
簡易的なチェックですが、自分があがり症かどうかを確かめる目安の1つにしてください。
なぜ人前に立ったとき、緊張するのでしょうか。
なぜあがり症になるのでしょうか。
あがり症の原因を大きく分けると、次の5つが代表的です。
「自意識過剰」「エゴイズム」「完璧主義」「心配性」「過剰な責任感」です。
自分に対する意識は社会生活で必要です。
客観的な視点は、人付き合いにも役立ちます。
常識やマナーを守るにも自意識は欠かせません。
ただし、自意識も過剰になると、意味合いが変わります。
周りが見えなくなり、意識が自分だけに向かうのは良くありません。
他人が自分をどう見ているかを気にしすぎる状態になると、余計な緊張を生み出します。
自分の印象を気にする状態が常に続くと、落ち着けず、リラックスできません。
自意識過剰になると、疲れやすくなったり情緒不安定になったりなど、ストレスを生む原因になります。
自分を立派に見せたい気持ちは誰にでもあるでしょう。
適度の範囲ならいいですが、過剰に発展すると、エゴイズムに変わります。
自分を立派に見せることだけに注意が向くと、過剰な緊張を招きます。
エゴイズムの目立つ言動は、聞き手への配慮を忘れるだけでなく、周りに不快感を与える場合もあります。
スピーチでもプレゼンでも、本当の主役は、話し手ではなく聞き手です。
大切なのは、利他主義です。
あくまで聞き手を第一に考えて発表することが重要です。
完璧にやり遂げようとするのは、緊張をもたらす原因です。
完璧な仕事を目指す姿勢は素晴らしいですが、かたくなに執着するのは、余計な緊張を生む原因になります。
完璧主義は、ミスに弱い欠点があります。
1つでもミスをすると、理想が崩れて動揺を招き、収拾が難しくなります。
「絶対ミスをしてはいけない」
「本当にうまくいくだろうか」
ミスや失敗を恐れるのは、普通の感覚です。
心配も、適度の範囲ならミスや失敗の防止に役立ちます。
しかし「心配性」というほど病的な状態になると、意味が変わります。
小さなことまで際限なく心配しすぎるのは、余計な緊張や心労を増やすだけ。
心配性は、過度の緊張を招く原因になります。
普段から過剰な責任感を持っている人は、人前でも発表でも強く責任を感じる傾向があります。
たとえば「必ず成功させなければいけない」「自分の将来がかかっている」などの考え方です。
もちろん責任感があるのは素晴らしいこと。
仕事の責任を重んじて、最後までやり抜く姿勢は、社会人として立派であるのは間違いありません。
しかし、過剰な責任感となると、プレッシャーが過剰になり、緊張を高めます。
小さなミスや失敗でも、必要以上の責任を感じてしまい、過剰なストレスを生みます。
自分を追い込んでしまい、あがり症に発展しやすくなります。
あがり症は、性格が影響している部分があります。
次の7つの性格は、普通の人よりあがり症になりやすい傾向があります。
あがり症を確認するときの目安としてください。
何事も完璧にこなそうとする完璧主義は、あがり症の大敵です。
1つの間違いもなく、パーフェクトに進めようとする心がけは立派ですが、そのプレッシャーがかえって緊張を高めます。
完璧主義の人は「完璧にしないことが完璧」という考え方を身につけると、気持ちが楽になるでしょう。
細かいところまで配慮して念入りなのは、素晴らしい性格の1つです。
普通の人が気にしないことまでいちいち気に病む性格がある分、ストレスも増え、緊張を高めます。
細かいことまで注意を向けて心配する性格は、あがり症にもなりやすい傾向があります。
たとえスピーチやプレゼンが問題なく進んでいたとしても、心配性の人は「本当に大丈夫だろうか」と余計な心配をします。
問題がなくても問題があるように妄想するため、自分で余計な緊張を増やします。
自分から進んで物事をしようとせず、何事も引っ込みがちな性格は、緊張を高めやすくなります。
消極的な心では、メンタルが弱い状態のため、小さな緊張でも強く感じやすくなります。
もともと小さなことでも恥ずかしく思う性格の人は、緊張にも敏感であるため、あがり症に発展しやすくなります。
自分は「恥ずかしがり屋」と思い込みがあると、ますます恥ずかしがる性格が悪化します。
実際のところ、恥ずかしがる原因の多くは、自意識過剰が関係している場合が目立ちます。
自意識過剰を改善することで、恥ずかしがる性格も同時に改善される可能性があります。
もともと気が弱く、引っ込みがちな性格の人は、あがり症になりやすい傾向があります。
思ったことを言うのが苦手なら、人前ではさらに大きなプレッシャーを感じます。
気持ちを態度に表現するのが苦手だと、スピーチやプレゼンでも苦労します。
物事を悪いほうに考える性格は、余計な緊張をもたらす原因になります。
たとえば聞き手の1人が笑ったとき、ネガティブ思考の人は「ばかにされた」と考えます。
せっかく好意的な笑いでも、悪いほうに考えると、余計なストレスを生んでしまうのです。
あがり症になりやすい性格もあれば、なりにくい性格もあります。
もちろん性格は簡単に変えられませんが、あがり症の克服の参考にはなるでしょう。
意識すれば、改善の糸口になるかもしれません。
次のような性格の人は、あがり症になりにくい傾向があります。
人見知りをせず、普段から人と接するのが好きな人は、人前でも緊張しにくい傾向があります。
外向性に富んだ性格は、人付き合いの経験も多くなるため、コミュニケーション能力も高くなります。
社交性に富み、対人関係をスムーズにこなすことができれば、人前での発表も楽になります。
もともと緊張しやすい性格でも、社交と対人関係に優れていれば、上手なアドリブで切り抜けられるのです。
細かいことは気にしない。
ワイルドで、度胸もあり、物事を恐れずに行動する。
時には規則やルールを無視することもある。
一見すると少し乱暴に見えますが、大胆で大ざっぱな性格は、人前の緊張に強い傾向があります。
前向きな性格があると、人前での発表でも、プラスに働きます。
何事も良いほうに受け止める性格は、あがり症になりにくい傾向があります。
物事を肯定的に受け止めるため、ストレスに強くなり、緊張をはねのけやすくなります。
心が強くなり、ストレスをストレスに感じにくくなります。
上記の3つの性格は、あがりにくい性格です。
もし自分に当てはまる部分があれば、あがり症なのは勘違いなのかもしれません。
あがり症は遺伝なのでしょうか。
「親の性格が子どもに移る」
「身長の高い親からは、身長の高い子どもが生まれやすい」
「運動神経の良い親からは、運動神経の良い子どもが生まれやすい」
「がんの家系では、子どももがんになる可能性が高い」
世間では親から子への遺伝の話がよく聞かれます。
あがり症についても、親から子へ遺伝しそうに思われますが、実際はどうでしょうか。
現在のところ、緊張に関する遺伝子は見つかっていますが、あがり症に関する遺伝子は見つかっていません。
「緊張に関する遺伝子こそあがり症の原因」と主張する専門家もいれば「あがり症と遺伝は無関係」と主張する専門家もいます。
そのため、あがり症と遺伝の関係については、まだ明確な結論が出ていないのが現状です。
ただし、現在のところ医学界では「あがり症は遺伝ではなく、本人の性質や性格によるもの」という考え方が有力です。
あがり症を発症する多くが「後天的要素」といわれています。
たとえば、幼いころから親の考え方や行動習慣を見ているうちに、子どもにも自然と反映された可能性があります。
ささいなことで不安になる親なら、その様子を見ている子どもにも自然と影響します。
また付き合う人間関係からも影響を受けます。
付き合う人間関係に悲観的な考えの人が多いと、自分にも影響を受けやすくなります。
なかでも特に大きな影響を与えるのが「考え方」と「過去の失敗体験」です。
悲観的な考え方が身についていると、精神状態が不安定になるため、あがり症を引き起こすきっかけになる可能性があります。
また過去の失敗体験も影響します。
人前の発表に関して強烈な失敗体験があると、心の傷となってトラウマになります。
似たような状況になったとき「また同じ失敗をするのではないか」という強迫観念が生まれます。
自然と自分を追い込んでしまい、あがり症に発展しやすくなるのです。
あがり症は、後天的要素が強い症状です。
あがり症と遺伝は無関係と考え、自分の努力によって克服することが大切です。
あがり症は病気なのでしょうか。
あがり症とは「人前で極度に緊張しやすい性格であること」をいいます。
まずあがり症という言葉はあくまで俗称であり、医学用語ではありません。
「医学用語でないなら病気でもない」と考えがちですが、そうとも言い切れません。
あがり症の中でも重度のタイプは「社交不安障害(SAD)」である可能性があります。
社交不安障害とは、人と接する場面で極度に強い不安や緊張を感じ、社会生活に支障を来す障害のことをいいます。
たとえば、電話をかけたり人前で話したり目上や初対面の人と話したりする場面を、普通に対応できない状態です。
あがり症の中でも重度のタイプなら、病気である可能性があるため、個人で治療するのは注意が必要です。
「まだ大丈夫」「なんとかなるだろう」など油断して、放置するのは良くありません。
重度のあがり症を放置しておくと、さらに別の病気を発症することもあります。
たとえば、ノイローゼ・うつ病・パニック障害です。
重度のあがり症によって本格的な病に発展すればするほど、完治までに時間がかかります。
性格の問題として片付けるのは良くありません。
重度のあがり症なら、きちんと病院で診てもらい、治療してもらうことが大切です。
あがり症に関する相談先は「精神科」「心療内科」が一般的です。
迷ったときは、総合病院の受付で相談すると正しく案内してくれるでしょう。
できるだけ初期段階のうちに受診するほうが、治療も改善も早くなります。
世の中には、さまざまな薬があります。
目薬・風邪薬。
胃腸薬・鼻炎薬・便秘薬・睡眠薬。
酔い止めに効く薬もあれば、水虫に効く薬もあります。
胃がんの原因に深く関わっているとされるピロリ菌も、薬を服用するだけで除菌することが可能になりました。
以前は治らない病気であった肺結核も、現在では薬の服用によって完治が可能となりました。
医学の進歩によって多くの病気を治すことができています。
現在では治療が困難とされているがんも、いつの日か薬の服用だけで治療できる日がやってくるかもしれません。
さて、ここで素朴な疑問です。
あがり症を治す薬はあるのでしょうか。
さまざまな薬があるなら、あがり症を治す薬があってもよさそうですが、実際はどうなのでしょうか。
結論から言うと、現在のところ、あがり症を治す薬はありません。
緊張は、慣れによる影響を強く受けます。
中には失敗体験やトラウマによる影響によるあがり症もあり、薬だけで完治させるのは不可能な状況です。
あがり症の克服には「場数」と「成功体験」が基本です。
実際に人前で話す機会を経験して、人前で話すことに慣れます。
もちろんいきなり大勢の聴衆の前で発表するのではなく、最初は少人数の聴衆から慣れていきます。
少人数の人前から始め、場数を増やしながら成功体験を積み上げていくことで、あがり症の克服が期待できます。
トラウマがあったとしても、成功体験を積み上げていくことで小さくしていくことが可能です。
ただし、あがり症を完治する薬はありませんが、緊張による諸症状を緩和させる薬ならあります。
いわゆる精神安定剤です。
あがり症の原因の1つは、アドレナリン・ノルアドレナリンの過剰な分泌です。
アドレナリン・ノルアドレナリンの分泌が過剰になると、交感神経が強く刺激されます。
その結果、発汗・震え・赤面などの反応が体に表れるようになります。
薬の力でアドレナリン・ノルアドレナリンの分泌を抑えれば、発汗・震え・赤面などの諸症状の緩和が可能です。
精神安定剤の入手は、医師による処方が一般的です。
病院の「精神科」「神経科」などに行き、症状を説明して、薬を処方してもらうといいでしょう。
薬物療法と平行しながら場数を踏んでいけば、あがり症の克服の近道になるでしょう。
あがり症の一般的な治療法をご紹介します。
重度のあがり症は「社交不安障害(SAD)」と呼ばれる病気に該当する可能性があります。
病気には、正しい治療が必要です。
もちろん人によって適切な治療法が異なりますが、あがり症の治療法は、以下の3種類が一般的です。
薬物療法は、ほかの療法に比べて、比較的値段が安く済ませられる方法です。
たとえば、不安や心拍数を抑える薬を服用して、緊張による諸症状を和らげます。
ただし、薬だけで症状を完治させるのは難しいため、本人の努力をサポートする位置づけで使われるのが一般的です。
薬物療法だけであがり症の克服や完治は難しいため、ほかの療法と併用されるのが一般的です。
人によって緊張を感じる場面が異なります。
その人が緊張を感じやすい場面を軽い程度から経験して慣れていくことで、苦手意識の克服を目指します。
成功体験を積み重ねることで、トラウマや恐怖心を小さくさせることが可能です。
具体的なプログラムの内容や期間は、症状によって異なります。
あがり症は、誤った思い込みやネガティブ思考によって引き起こされている場合があります。
その誤った考え方を本人に気づかせ、正しい認識を促すことで、あがり症の改善と克服を目指していきます。
前向きな考え方を習得するだけでも、精神状態の安定を促すことが可能です。
ただし、認知療法だけであがり症の克服は難しいため、ほかの療法と併用されるのが一般的です。
あがり症の原因は何でしょうか。
「あがり症」という言葉から「緊張の原因は人目に慣れていないこと」と思われがちです。
もちろん人目に慣れていない影響もありますが、それがすべての原因と思い込むのは良くありません。
実際は別の要因が関係している可能性もあります。
それが「上手に話す技術の不足」です。
人目に慣れていても、上手に話すことができなければ、緊張を促す結果になります。
したがって、あがり症の原因を大きく分けると、次の2つに分類できます。
人前で話すとき、緊張して平常心を失う原因は、一方もしくは両方が不足している可能性があります。
それぞれ別の技術であるため、分けて考えることが大切です。
普段私たちが人と話をするときは「1対1」が基本です。
多くても「1対2」「1対3」という程度でしょう。
しかし、スピーチやプレゼンなどでは大きく状況が異なります。
一度に大勢の人前で、しかも一方的に話し続ける状況は、普段の生活ではなかなかありません。
そのため人前で話す技術が不足していると、慣れていない状況に強いストレスを感じ、緊張を高めてしまうのです。
自分の言いたいことをわかりやすく説明するのも、技術が必要です。
会話に慣れている人ならスムーズですが、普段人と接することが少ない人の場合、とっさにうまく話せない場合があります。
たとえ人目に慣れていたとしても、上手に話す技術の不足が不足していると、やはり緊張を促す結果になります。
あがり症で悩んだとき、どちらに該当しているか振り返ってみてください。
一方ではなく、両方が該当している場合もあります。
不足している技術を重点的に訓練することで、人前で話す上達もスムーズになります。
本番で緊張しないためには、イメージトレーニングが有効です。
イメージトレーニングは、自分の自由に想像していいのですが、お手本がいるとスムーズです。
あなたの身近に発表が上手な人はいませんか。
「この人の発表はスマート」と思う人なら、誰でもかまいません。
話し上手な先輩がスピーチする機会があれば、ぜひ聞かせてもらいましょう。
説明上手な上司がプレゼンをする機会があれば、ぜひ見させてもらいましょう。
たとえ年下や部下でも、発表が上手なら、年齢や立場に関係なく、素直にお手本として見習うべきです。
実際に見聞きすると、どう話せばスマートなのか、イメージしやすくなります。
一度でもお手本を見たことがあれば、イメージトレーニングもスムーズになります。
話し方や身ぶりや手ぶりなど、お手本の様子をコピーするようなイメージで真似をしましょう。
言葉や文章のコピーは問題になりますが、話し方や身ぶり手ぶりのコピーなら問題にはなりません。
ユーモアの言い方・話し方・話の進め方・ボディーランゲージ。
実際に発表が上手な人の話し方を見聞きすることで、多くの点を見習えるでしょう。
お手本が堂々と発表している様子を吸収すれば、その堂々とした様子も再現しやすくなります。
もし身近にお手本がいなければ、インターネットの動画サイトで探すのもOKです。
動画サイトなら、スピーチやプレゼンのプロの様子をいつでも簡単に視聴できます。
直接本人に会うことはできませんが、動画なら、何度も繰り返し視聴できるメリットがあります。
自分が尊敬する人なら、ますます吸収しやすくなるでしょう。
お手本を見習いつつ、自分なりにアレンジを加えると、自分らしい発表に仕上がります。
緊張をしない対策といえば、何を思い浮かべるでしょうか。
「深呼吸をする」「メンタルを鍛える」「ポジティブ思考になる」など、さまざまな方法を思い浮かべるのではないでしょうか。
もちろんそうした方法も有効ですが、実はもっと単純でシンプルな方法があります。
自信なのです。
とにかく実力を身につけて、自信をつけてしまえばいい。
「偽りの実力」ではなく「本物の実力」であることが条件です。
自信をつけることは緊張対策にもなります。
緊張は、不安や心配によって生まれる感情です。
では、なぜ不安や心配が生まれるかというと、自信がないからです。
緊張は、自信がつくにつれて小さくなる性質があります。
本来、自信があるなら、緊張は小さくなります。
もちろん完全に緊張をゼロにするのは難しいですが、ゼロに近づけることなら可能です。
たとえば、スピーチやプレゼンの緊張を防ぐには、事前の練習が大切といわれています。
練習量に応じて緊張が小さくなるのは、練習によって自信がつくからです。
練習すればするほど、慣れと習熟によって自信がついて緊張も小さくなります。
スポーツの試合で本当に勝てる自信があるなら、緊張も小さくなります。
試験で必ず合格できる自信があるなら、やはり緊張も小さくなります。
交際相手へのプロポーズも、100%OKをもらえる自信があるなら、緊張は小さくなります。
恐怖・不安・心配もなくなります。
裏を返せば「緊張するのは、まだ自信がついていない証拠」と言えます。
緊張しなくなるくらい十分な自信をつけましょう。
十分な実力を身につけ「絶対うまくいく」と思えるまで、ひたすら練習を重ねる。
練習によって自信をつけることが、緊張に強くなる王道です。
「自分はできる」
どんな状況でも、自分を信じることが大切です。
本当は自信がなくてもいいのです。
自信はなくても、前を向き、胸を張り、堂々とする。
嘘でもいいから「自分はできる」と信じるからこそ、緊張する場面でも心が強くなります。
自分はできると信じることで、自己暗示の力が働き、潜在的な可能性を引き出せます。
しかし、ここで注意したいことがあります。
「自分はできる」と信じることを、練習をサボることと一緒に考えてはいけません。
「『自分はできる』と信じているから、練習もサボっていいよね」という考えは間違っています。
自分を信じているからとはいえ、練習をサボっていいわけではありません。
「自分を信じる気持ち」と「練習による慣れ」は、完全に別です。
信じる気持ちは心を強くさせますが、慣れるためには練習が必要です。
「自分はできる」と信じて練習をサボると、本番ではがちがちに緊張して、ミスや失敗の連続になるでしょう。
信じることは、サボることではありません。
「自分はできる」と信じていても、練習は必要です。
夢に出てくるくらい、徹底的に練習すること。
少し慣れていたとしても、初心を思い出して練習に打ち込むこと。
どれだけ「自分はできる」と信じていたとしても、徹底的な練習が欠かせません。
「自分はできる」と信じつつ十分練習をした人が、本番を乗り越えられるのです。
上手に発表するには、慣れが大切です。
緊張しないためにも、慣れが大切です。
最初はうまく発表ができなくても、何度も練習をしていくにつれて、だんだんスムーズにできるようになります。
スピーチ・プレゼン・面接など、発表に慣れれば慣れるほど上達して、緊張もしなくなります。
人前での発表に緊張するなら、とにかくまず慣れることから始めましょう。
本番でもリハーサルでもいい。
たくさん場数を経験して慣れていくことが大切です。
いくら練習をしても、なかなか慣れない人もいるでしょう。
何度練習してもなかなか慣れないなら「才能がないせいだ」とぼやきたくなるかもしれません。
たしかに人によって慣れる早さに違いはあります。
先天的な能力の影響で早く慣れる人もいれば、ゆっくり慣れる人もいます。
しかし、違いがあるとはいえ、小さな差です。
慣れに才能は必要ありません。
慣れは、すべての人に備わっている能力です。
必要なのは、練習量のみ。
オリンピックや世界一を目指すなら才能は必要になるかもしれませんが、一般のスピーチやプレゼンなら才能は不要。
慣れる早さに個人差はありますが、十分練習を積み重ねれば、必ずいつかは慣れます。
たとえば、5分のスピーチをしなければならないとします。
何度練習しても慣れないなら、体質や性格の問題ではなく、練習量が足りないだけです。
自分が十分だと思っていても、実際は不足しています。
5回や10回の練習では足りません。
もっと練習量を増やすこと。
人間は、慣れる生き物です。
5分のスピーチでも、100回練習すれば、嫌でも慣れます。
慣れないことを、才能のせいにしないことです。
原因は、単なる努力不足、練習不足。
自分の才能を恨む暇があるなら、1回でも多く練習することです。
練習量こそ、上達と緊張防止の基本です。
あがり症を克服した人の中には、不思議な事例が存在します。
「いつの間にかあがり症が治っていた」という事例です。
「昔はあがり症で悩んでいたのに、大人になってからいつの間にか治っていた」
あがり症で悩む人からすると、うらやましい限りでしょう。
自然と治ったという成功事例があるなら、自分も放置で良いのではないかと思いますが、要注意です。
自然とあがり症が治る事例には「ある共通点」があります。
結局のところ、生活のどこかで成功体験を積み重ねているのです。
長く生きていると、さまざまな出来事を経験することになります。
特に社会で仕事をしていると、厳しい出来事を経験することも多くなります。
自分の気持ちを伝えたり、人を説得したりする場面もあります。
やりにくい仕事をするのは日常茶飯事。
難しい仕事を成し遂げたり、忙しい時期を乗り越えたりするでしょう。
言いにくいことを伝えなければいけない場面も、たくさん経験するはずです。
多種多様な人生経験を通して成功体験を積み上げていくことで、自然とメンタルが強くなっていく。
結果として、あがり症が治る場合があります。
自然にあがり症が治った事例は、本人も気づかないうちに大量の成功体験を積み上げていることにあるのです。
したがって、人生経験も成功体験もなければ、あがり症の自然な克服は困難です。
「失敗体験をしなければいい」「緊張から逃げればいい」という状態では、永遠に克服できません。
あがり症には「上手に話す技術」も関係しています。
上手に話す技術は、実際に練習や経験をしないかぎり、自然と上達しません。
努力も行動もせず、場数も成功体験もなければ、自然とあがり症が治る可能性はゼロ。
時間に任せるような克服方法は、普段から「諦めない心」と「積極的な行動」を心がけている人だけに通じる話です。
きちんとあがり症を克服したいなら、あがり症の克服に向けた積極的な挑戦が必要です。
あがり症は、正しい方法と経験を積み上げることで克服できる症状です。
あがり症の克服に大切なのは「場数」と「成功体験」です。
無理のない範囲から、少しずつ場数と成功体験を積み重ねていけば、だんだん緊張にも強くなれます。
完全にあがり症を克服できなくても、悪影響を小さくすることなら、誰でも十分可能です。
あがり症の克服について、2つの対立した意見が聞かれます。
それぞれ逆の意見のため、どちらが本当なのか迷うところでしょう。
結論から言うと、どちらも正解です。
あがり症の克服には、場数を踏むことが効果的である一方、場数を踏むだけであがり症が治らない状況があるのも事実です。
なぜ場数を踏むだけであがり症が治らないのか。
それは、場数の踏み方に問題があります。
誤った場数の踏み方は、主に次の2つがあります。
一方、もしくは両方に該当していると、場数を踏むだけでは治りません。
むしろ場数を増やすにつれて、かえってあがり症を悪化させる可能性があるため、慎重になる必要があります。
あがり症を克服するには、上記2点に注意しながら進める必要があります。
あがり症を克服するために大切な条件が2つあります。
場数を増やしても、それが失敗体験ではいけません。
失敗体験が増えると、むしろあがり症が悪化します。
一方、成功体験があっても、場数が少ないなら不十分です。
いくら成功体験があっても、場数が少ないと慣れることができないからです。
いきなり場数を踏めばいいわけではありません。
場数と成功体験の両方を満たしてこそ、あがり症を克服できます。
正しい段階さえ踏んでいけば、あがり症の克服は誰でも可能です。
この点を理解しておくことが大切です。
時間に対する考え方を変えると、心の持ちようも変わります。
「10分間は、10分間」
「1時間は、1時間」
これが普通の考え方でしょう。
しかし時間感覚は、受け止め方によって長くも短くも感じられる性質があります。
時間を短く区切ってみると、時間の感じ方が変わり、印象まで変わる場合があります。
たとえば、スピーチを10分間する状況があるとします。
「10分間もスピーチをしなければいけない」と思うと、強いプレッシャーを感じる人も多いでしょう。
このとき「10分間」を10分割にして考えてみます。
「1分間のスピーチを10回繰り返すだけ」と考えてみてはいかがでしょうか。
1分間のスピーチなら簡単に感じるでしょう。
1時間のプレゼンなら「10分のプレゼンを6回繰り返すだけ」と考えてみます。
1時間なら長く感じますが、6分間なら短く感じるのではないでしょうか。
「たった10分のプレゼンを6回繰り返すだけ」と思えば、むしろ短く感じる人もいるかもしれません。
最終的に合計時間は同じですが、考え方を変えるだけで感じ方まで変わります。
時間を短く区切るときは「だけ」と考えられるところまで小さくするのがポイントです。
「10分だけ」「1分だけ」と考えることで、緊張がほぐれ、心が軽くなるでしょう。
時間とは不思議な存在です。
長い・短いという概念は、現実ではなく、頭の中に存在します。
最終的な合計時間は同じでも、受け止め方を変えることで印象も変わるのです。
「緊張して寝られない」
緊張しているときは、強い興奮のため、なかなか寝られません。
横になっていても目をつぶっているだけ。
一向に眠気がやってくる様子がない。
寝られないと、翌日は睡眠不足になってしまいます。
寝よう寝ようと思えば思うほど、余計に緊張が高まってしまう。
いつまで経っても寝られる気配がなく、悩み苦しむ人も多いのではないでしょうか。
さて、緊張して寝られないときにどうするか。
対処法は数多く存在しますが、大きく分けると2種類しかありません。
「緊張の原因に関係したことをする方法」と「緊張の原因に関係しないことをする方法」です。
最も一般的な方法といえば、緊張に関係しないことをする方法でしょう。
たとえば、読書・マッサージ・ストレッチ体操・アロマセラピーなどです。
ホットミルクやココアを飲んだりクラシック音楽を聴いたりするのも、神経の高ぶりを抑えるのに有効です。
ぼんやりテレビを見るのも、人によっては有効でしょう。
緊張の原因に関係ないことをすることで、緊張から注意をそらすことができ、気持ちがリラックスします。
緊張がほぐれるにつれて自然な眠気が出てきて、うまく寝られる場合があります。
もう1つの方法は「緊張の原因に関係したことをする方法」です。
緊張の原因に関係したことをすれば、余計に緊張して寝られなくなると思いますが、そうとも限りません。
緊張の原因に関係したことをすることで、焦り・不安・心配が軽くなり、寝やすくなる場合があります。
たとえば、翌日にプレゼンがあるため、緊張して寝られない状況があるとします。
そんなときは、一度寝るのを諦め、翌日のプレゼン資料を見直します。
プレゼン資料を眺めていくうちに、焦り・不安・心配が軽減されます。
だんだん心が落ち着いて、自然な眠気が出てくる場合があります。
さて、どちらの方法が適しているかは、時と場合によって判断が変わります。
判断の目安としては「どちらのほうがリラックスできるか」という点で考えてみてください。
一方とは限らず、場合によっては両方試したほうがいいこともあります。
寝られない原因が緊張なら、リラックスを促す選択肢を選べば間違いありません。
緊張で汗をかきやすい体質の人がいます。
汗をかく場所には個人差があります。
顔に汗をかく人。
脇に汗をかく人。
胸に汗をかく人。
少し緊張しただけで大量の汗をかく人もいるでしょう。
汗をかくとシャツが透けやすくなり、恥ずかしく感じる人もいるのではないでしょうか。
さて、緊張で汗をかきやすい体質について考え方があります。
まず緊張で汗をかきやすい体質を恨んだり憎んだりするのは良くありません。
体質を恨んだり憎んだりすると、ますます自己嫌悪やストレスがエスカレートして、汗をかきやすい体質が悪化します。
では、どう考えるか。
最もスマートな考え方は「個性」です。
「これも私の個性」と考えましょう。
あらためて考えると、緊張で汗をかいても何も悪いことではありません。
他人に迷惑をかけることでもなければ、著しく生活に支障が出るわけでもありません。
汗をふく手間が増えるくらいでしょう。
「緊張くらいで汗をかくなんてかわいい」と考える余裕を持ってみませんか。
「緊張で汗をかくのはかっこ悪い」と考えるのは誤解です。
世の中には緊張で汗をかく人に「チャーミング」と好感を持つ人もいます。
「緊張で汗をかくのは情けない」と考えるのも誤解です。
緊張で汗をかいている人を「一生懸命頑張っている」と評価する人もいます。
汗をかきやすい体質を個性として受け入れたほうが、緊張と上手に付き合えます。
前向きに自分らしさを受け止められるので、気持ちも楽になるのです。
あがり症の人が困る場面の1つが「面接」です。
面接という場面にも緊張しますが、もっと困るのは、短所について質問されたときでしょう。
面接官から短所を聞かれたとき、あがり症の説明を避けて通れません。
説明の仕方に悩むところでしょう。
ストレートに表現すると、マイナスの印象が目立ち、自分の評価に悪影響が出ます。
たとえば、次のような言い方は好ましくありません。
私はあがり症です。
人前で話すのが大変苦手です。
少人数の人前でも緊張してしまい、体が震えます。
いつもスムーズに話せなくて、周りに迷惑をかけます。
人前で話す仕事はできないのでよろしくお願いいたします。
ストレートに「あがり症なので、人前でスムーズに話せない」と説明するだけでは、何のアピールにもなりません。
プラスに評価されることはなく、マイナスの評価を受けるだけになります。
しかし、やはり言い方を工夫することで、印象を変えることができます。
過去にあがり症を克服する努力をしたことがあるなら、あがり症という短所があっても、前向きなアピールができます。
私はあがり症で、人前で話すのが苦手です。
人前での発表は得意とは言えませんが、ミスや失敗がないよう、いつも万全の準備を心がけたうえで本番に臨んでいます。
たとえば、原稿がなくてもすらすら話せるまで練習したり、友人に聞き手になってもらったりしています。
あがり症なので人の3倍の練習を心がけています。
本番で震えることはありますが、今まで大きな失敗をしたことはありません。
「あがり症だからこそ万全の準備を心がけている」という点は面接官の心を動かします。
たとえあがり症でも、前向きに努力している様子が見られればプラスの評価になります。
丸い卵も切りようで四角にできるし、逆に四角い豆腐も切りようで丸くできます。
言い方しだいです。
あがり症という短所も、表現を工夫すれば、立派なアピールポイントに変わるのです。
あがり症は、自分のチャームポイントだと考えましょう。
「あがり症は短所。自分の弱点。チャームポイントではない」
そう思うかもしませんが、深呼吸をして落ち着いてから、もう一度考えてみてください。
人前で極度に緊張しやすい性質のことをあがり症と呼びます。
あがり症の人が人前に立つと、緊張で汗をかいたり震えたり赤面したりなど落ち着きません。
一見すると、かっこ悪い姿に見えるかもしれませんが、本当にそうでしょうか。
たとえば、あがり症の人がいて、人前での発表の際、緊張でまごついている様子を思い浮かべてみてください。
冷や汗をかいている。
顔を赤らめている。
少し震えている。
緊張でそわそわしている様子は、見方によってチャーミングに見えるでしょう。
少なくともあがり症は、人に実害を与えるものではありません。
誰かを困らせるものでもなければ、けがさせるわけでもありません。
あがっている本人は少し大変かもしれませんが、見ている側からすると、ほほ笑ましく思えるもの。
あなたがあがり症の人をチャーミングに思うように、あがり症のあなたも、他人からはチャーミングに思えるでしょう。
世の中には、人前に立ったくらいでは緊張できない人もいます。
人前に立っても緊張できない人から見れば、簡単に緊張できる様子は、うらやましく思えるでしょう。
「人に見られたくらいで反応するなんて、なんて自分はチャーミングなのだろう」
客観的に自分を観察すると、ほほ笑ましいことに気づくはずです。
自分で思っているほど、悪い姿ではありません。
だからあがり症は、あなたのチャームポイントです。
「あがり症」と聞いたとき、どんな印象を持つでしょうか。
あがり症にはネガティブなイメージが持たれがちです。
もちろん人前でスムーズに話せるほうがスマートなのは事実ですが「短所」と断言するのは大げさです。
見方や生かし方さえ変えれば、あがり症は、短所ではなく長所になるからです。
たとえば「自分があがり症」という自覚があれば、スピーチやプレゼンでは、入念な準備が必要だとわかるでしょう。
あがり症だからこそ、前向きにほかの人より何倍も努力するなら、立派な努力家です。
あがり症を生かした付き合い方をしていれば、あがり症は長所に変わります。
就職活動でも、あがり症なので人の何倍も準備をしているエピソードを紹介すれば、採用担当者の心を動かせます。
また、あがり症は「繊細な心の持ち主」「洞察力が鋭い人」とも言えるでしょう。
「相手からどう見られているか」と察する力が強い。
細かい作業や人間心理に関する仕事なら、あがり症を強力な武器として生かせます。
「あがり症を絶対悪いこと」と思い込まず「あがり症にも良いところがある」と考えてください。
あがり症は、短所ではなく長所です。
素晴らしい可能性が秘められています。
あがり症も個性の1つ。
自分のチャームポイントとして生かしたほうが、あがり症と上手に付き合えます。
「メンタルを鍛えたことがない」
「もともとメンタルが弱いから、鍛えても無駄」
臆病者や小心者は、メンタルトレーニングに否定的な人が少なくありません。
もちろん過去にメンタルを鍛えた経験があって、成果がなかったなら、諦めがちになるのも理解できます。
ベストを尽くし、それでも克服できなければ、悲観的になるのも仕方ないでしょう。
しかし、今までメンタルを鍛えたことがないなら話が変わります。
今までメンタルを鍛えたことがなければ、まったく弱気を克服できないのも当然です。
メンタルトレーニングをしなければ、弱気が克服されないのは普通です。
今までメンタルを鍛えたことがなければ、まず挑戦してみる価値があります。
「心を鍛えても無駄」「弱気を克服できない」というのは思い込みかもしれません。
実際にメンタルを鍛えてみると、思いのほか成長して、簡単に心の弱さを克服できるかもしれません。
一度本気でメンタルトレーニングに取り組んでみてください。
「中途半端に取り組む」ではなく「本気で取り組む」という点がポイントです。
本気でメンタルを鍛えると、見違えるほど成長できる可能性もあります。
弱気が消え、強気になれるかもしれません。
臆病が消え、勇敢になれるかもしれません。
メンタルを鍛えた経験がないからこそ、大きな成長幅も期待できるでしょう。
どれだけ成長できるかは、あなた次第。
自分が生まれ変わるつもりで挑戦してみませんか。
成長幅は未知数ですが、少なくとも可能性はあります。
スピーチ・プレゼン・面接。
「緊張したら失敗」と考えていないでしょうか。
緊張に悪いイメージがあるせいか、いつの間にか頭の中で「緊張=失敗」と思い込んでいることがあります。
たしかに緊張がなければ、どれだけ楽でしょうか。
声や手足の余計な震えは、ないほうがいいに決まっています。
人前でも緊張せず、堂々とできれば、練習どおりに実力を発揮できるでしょう。
しかし「緊張したら失敗」と考えるのは大げさです。
緊張ばかりに気を取られ、本質を見失っていないでしょうか。
緊張よりもっと大切なことがあります。
結果を出せるかどうかです。
たとえ緊張しなくても、発表の結果を出せなければ意味がない。
なぜ私たちが緊張を恐れているかというと「緊張すると結果を出しにくくなるから」です。
練習どおりに結果を出したくても、声や手足に震えがあると、妨げになります。
それがいつの間にか「緊張したら失敗」という大げさな考えに膨らんでいます。
結局のところ、緊張しても、結果を出せればOKです。
声が震えていても、伝えたいことが正しく伝わればいい。
心や体が張り詰めた状態になっても、聴衆が満足してくれればいい。
多少の緊張は、気合と集中力が高まって便利と考える。
自分の緊張で聴衆が笑ってくれたら、それでよしと考える。
「緊張をするかどうか」より「結果を出せるかどうか」を気にしたほうが、現実的かつ建設的です。
まず結果を出すことに集中しましょう。
大切なのは、緊張しないことではなく、結果を出すことです。
「スピーチで失敗したら大変だ」
「プレゼンでミスをしたら大変なことになる」
人前で話すとき、やはり恐れるのは失敗です。
言い間違える。
どもってしまう。
恥をかいてしまう。
ミスや失敗を想像すると、ますます恐怖心も強くなります。
しかし、失敗すると大変なことになるのは、本当でしょうか。
自分が失敗したときの人生への悪影響を考えてみてください。
「一時的な悪影響」ではなく、あくまで「人生への悪影響」です。
恥をかくことはあっても、大けがをするわけではありません。
笑われるかもしれませんが、家族や友人を失うわけではありません。
少し評価は落ちるかもしれませんが、借金を背負うわけではありません。
寿命が縮みそうな気がするかもしれませんが、本当に寿命が縮むわけではありません。
最悪の状況を想定したとしても、命までは取られません。
失敗したときのリスクを再確認すると、人生への悪影響がないことに気づくはずです。
あったとしても「泣いて済む程度」「笑って済む程度」ではないでしょうか。
失敗したとしても、人生の良い思い出になります。
成功してもよし。
失敗してもよし。
人生に悪影響がないのですから、あまり難しく考えすぎず、気楽にいきましょう。
悩みすぎていることに気づきましょう。
妄想が膨らみすぎていることに気づくだけでいいのです。
人生に悪影響がないとわかるだけで、気持ちが楽になります。
肩の力を抜いてリラックスしたほうが、ますます緊張がほぐれます。
極度の緊張やあがり症で悩んでいるとき、頼りになるところ。
それは病院です。
心療内科でカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
「緊張くらいでわざわざ病院に行くなんて大げさ。恥ずかしい」と思うかもしれません。
緊張くらいで病院を受診するのに気が引ける人も多いでしょう。
病院に行くと、精神障害のレッテルを貼られそうな不安を抱く人もいるでしょう。
「病院に行くと負け」と考え、かたくなに意地を張っている人もいるかもしれません。
小さなことを大げさに騒いでいる印象を受ける人もいるのではないでしょうか。
しかし、自分にとって深刻な悩みなら、やはり病院は頼りになるところ。
悩んでいることを1人で抱えていても仕方ありません。
緊張とはいえ、悪化すると病気に発展することもあります。
悪くなってから受診するのは遅い場合もあります。
何事も早めに行動することが大切です。
なかなか改善しない悩みであり、問題に行き詰まっているときは、素直に病院を頼るのが賢明です。
心療内科でカウンセリングを受けると、緊張を改善するヒントが見つかるかもしれません。
先生に自分の状態を正しく診断してもらうことで、新しい発見が見つかる可能性もあります。
何らかの薬を処方してくれることもあります。
あがり症の克服に役立つ講座や教室などを紹介してもらえることもあるでしょう。
先生と話をするだけでも、気持ちが楽になるはずです。
症状が完全に解決しなくても、症状が軽くなるだけでも意味があると考えてください。
「物は試し」という気持ちも大切です。
じっとしているだけでは何も解決しません。
病院は、病気になってから行くところではなく、悩んでいるときに行くところ。
緊張に悩んだときは、心療内科で診察を受けてみましょう。
できるだけ緊張やあがり症について評判の良いところを受診するのがおすすめです。
できるだけカウンセリングに力を入れている病院のほうが、たっぷり悩みを聞いてもらえます。
病院なら守秘義務が徹底しているので、悩みを思う存分相談できます。
勇気を出して病院の扉を開けることで、新しい道が開ける可能性は十分あります。
恥ずかしがらずに心療内科で診察を受けることが、緊張に強くなるきっかけになります。
あがり症の克服で気になるのが、年齢です。
苦手を克服するなら、若いうちのほうがスムーズにできる傾向があります。
若いときのほうが思考に柔軟性があるため、あがり症の矯正がしやすくなります。
一方、年を重ねるにつれて、思考の柔軟性が失われていく傾向があります。
俗にいう「頭が固くなる」という現象です。
視力や筋力が落ち、記憶力も衰える。
多くの知識が増える一方、余計な偏見や固定観念も増える。
「今さら努力しても無駄だろう」と諦める気持ちも強くなりがちです。
中年くらいの年齢になると、あがり症の克服が難しくなる印象を持つ人もいるのではないでしょうか。
さて、あがり症は、大人になっても克服できるのでしょうか。
結論から言えば、もちろん可能です。
あがり症の克服に年齢は関係ありません。
年齢が高くなるにつれて、あがり症の克服に時間はかかるかもしれませんが、大きな問題ではありません。
あがり症の克服に大切なのは「いかに成功体験を積み重ねるか」です。
大人になってからも成功体験を積み重ねることは可能です。
多くの失敗体験を経験済みだとしても、それ以上に成功体験を積み重ねればいいのです。
すでにトラウマがあったとしても、治療が不可能ではありません。
できる範囲から少しずつ成功体験を積み重ねていけば、記憶の上書きによってトラウマを小さくすることが可能です。
現在では「精神安定剤」という科学的なアプローチが可能になっているため、以前より克服できる見込みが高くなっています。
むしろ大人のほうが、人生経験が豊富なので、人前で上手に話ができる可能性を秘めています。
人目に慣れてさえしまえば、若い人以上に面白い話ができるでしょう。
あがり症は、何歳になっても治ります。
30代や40代はもちろんのこと、それ以上の年齢でも克服できます。
必要なのは、本人の意志と行動力です。
緊張する場面に限って、下痢になる経験はありませんか。
たとえば、試験前・試合前・面接前・スピーチ前・プレゼン前などです。
緊張すると、体に多少の違和感が生じるのは普通です。
時には腹痛を起こすこともあるでしょう。
ただし、腹痛だけでなく、下痢まで起こるなら注意が必要です。
緊張する場面に限って下痢になるなら「過敏性腸症候群(IBS)」の可能性が疑われます。
一言で言えば「ストレス性の下痢」です。
人は強い精神的ストレスを受けると、自律神経の働きが乱れます。
多くの場合、一時的な不快感や情緒不安定という程度で済みますが、体質によって胃腸が強く悪影響を受ける場合があります。
その結果、下痢を引き起こしやすくなるのです。
大切なのは「過敏性腸症候群は病気である」という点です。
「性格の問題」「仕方ない」「治らない」と決め付けないことです。
市販の下痢止めで対処するのもいいですが、あくまで応急処置です。
下痢止めは、緩和であって治療ではありません。
また過敏性腸症候群は病気であるため、胃腸薬や下痢止めを使っても効かない事例も多数あります。
病気の自己診断は危険です。
個人が自己判断で直そうとしても、かえって悪化させる可能性もゼロではありません。
この病気は、ストレスを受けたときに発症するため、血液検査や内視鏡検査では身体的な異常が見つかりにくい特徴があります。
過敏性腸症候群の疑いがあるなら、早めに専門医を受診しましょう。
過敏性腸症候群は「消化器内科」が一般的です。
正しい治療を受ければ、症状の改善も期待できます。
早期発見と早期治療が重要です。
ネガティブ思考の人は、被害妄想に要注意です。
ネガティブ思考になっていると、性格上、被害妄想に発展しやすい傾向があります。
根拠も証拠もないのに、悪いほうに考えても良くありません。
一度冷静になったうえで現実を振り返り、被害妄想をすることがないよう考え方を改めることが大切です。
自分の偏った考え方に気づき、できるだけ被害妄想の解消を目指しましょう。
軽微な被害妄想なら、ポジティブ思考を身につけることで大幅な改善が期待できます。
ただし、すべての被害妄想がポジティブ思考で改善できるとは限りません。
被害妄想とはいえ、病的なほど重度の場合は話が変わります。
特に幻聴や幻覚が目立つなら要注意。
被害妄想が日常生活に支障が出るほど重度なら、単なる性格の問題ではなく、ある病気の可能性があります。
「統合失調症」です。
統合失調症とは、幻覚・幻聴・妄想が生じて、考え方・感じ方・行動習慣などに統一感がなくなる精神的な病気です。
青年期に発症することが多いのが特徴です。
発症の原因は、残念ながらいまだ解明されていません。
現在のところ、完治は難しい病気ですが、薬によって症状の緩和が可能です。
病院で診てもらうなら「精神科」「神経科」「精神神経科」が対象です。
心理的に受診しにくいかもしれませんが、放置したところで自然と治る病ではありません。
統合失調症は、完治が難しい病の1つといわれています。
統合失調症の死亡率は、健常者より2.0倍から2.5倍ほど高いデータもあり、放置は危険です。
自己判断に頼らず、専門医の受診をおすすめします。