人間関係に疲れてきたら、一度、人間関係を見直してみましょう。
その人間関係は、そもそもあなたに合っていない可能性が大です。
人は、誰かと接しているときに、トラブルが起きないように相手の顔色や機嫌に応じて、接しています。
趣味が異なっていても「そんな趣味に興味ありません」と拒絶すると、相手の気分を損ねて、人間関係にひびが入りかねません。
そこで「面白そうですね」と、それなりの返事をして、相手の趣味に合わせて話を進めることが、よくあります。
相手の性格によって話題も違いますから、相手に合わせたり、同意したりします。
考え方が違っていても、素の自分を出すとトラブルになりますから、相手の考えに妥協します。
無意識ですが、人と接するとき、そういう「調整」を私たちは行っています。
自分らしくない自分を出して、トラブルが起きないように相手に合わせているということです。
地球上では、性格の異なる人ばかりです。
十人十色と言います。
自分とまったく同じ人は、世界に1人もいません。
しかし、この調整機能のおかげで、社会では異なる人間同士がうまく協力し合っています。
さて、問題なのは「どれだけ相手に合わせるか」です。
自分と性格が似ていれば、その調整は小さくなります。
しかし、性格や趣味が異なる人だと、自分が相手に合わせて話を進めたりしないといけないので、大きな調整が必要です。
性格がまったく異なる人と一緒にいると、それだけ疲れます。
そういう人たちこそあなたにとって成長の糧になりますが、あまりにずっと一緒にいると、その疲れも限界に達します。
そこで、時にはあえて距離を置いてみます。
これも立派な世渡り術です。
完全に関係を絶つというのは、社会における人間関係では難しいですが、せめて距離を置くくらいなら問題ありません。
ちょっと話をする機会を減らすだけでも、疲れ方はまったく異なるでしょう。
自分と合わない人間関係とは、たまには距離を置いて、元気を取り戻しましょう。