疲れないためには体を動かさない、と連想してしまいます。
しかし、体を動かさない方法はよくありません。
どんどん筋力が衰えてしまうため、逆に疲れやすい体質へと変わってしまいます。
むしろ体を動かします。
激しい運動は除き、適度な運動をすることは、疲れを取る効果があります。
なぜ体を動かすことで、逆に疲れが取れるのでしょうか。
疲れの正体は、血中にある「乳酸」が原因です。
乳酸とは、食事を食べた結果できる物質です。
体内のエネルギー代謝によってできる物質のため、人が生きているかぎり、乳酸の生成を防ぐことはできません。
乳酸が血中にたまり始めると、体が疲れを感じるようになります。
この乳酸を取り除けば、すなわち疲れも取れます。
最も手軽な方法は「散歩」「ジョギング」といった適度な運動です。
体を動かすことで適度に汗をかき、汗とともに乳酸を体外に排出するので、逆に疲れが取れてしまいます。
また体中の血液の循環がよくなるので、尿とともに排出されやすくなります。
そのうえ、体を動かすことで精神的なストレスの解消にもつながるため、相乗効果が生まれます。
では、毎日適度な運動を続けるための取り組みやすい方法ですが、おすすめは「一駅前で下車して、歩いて帰ること」です。
社会人なら通勤で電車に毎日乗りますので、この習慣に乗じて、散歩も習慣にすればいい。
英語を勉強していればリスニングをしたり、オーディオブックを聞いたりして歩けば、勉強にも運動にもストレス発散になります。
さらに電車に乗る距離が短くなるので、節約も実現できます。
いいことばかりですから、都合が合えば、ぜひ取り入れてみませんか。
「一駅前で下車して、歩いて帰る」は、シンプルなコツですが、効果は抜群です。