執筆者:水口貴博

宿命を生かす30の意味

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「なぜ死ぬのか」という質問はナンセンス。借りたものは返すのが当たり前。

「なぜ死ぬのか」という質問はナンセンス。借りたものは返すのが当たり前。 | 宿命を生かす30の意味

「なぜ人は死ぬのですか」

こういう究極的な質問をする人がいます。

難しい質問に思えますが、シンプルに考えれば当然のことです。

あなたの体は、レンタルだからです。

つまり、一時的に神様からお借りしたものだからです。

レンタルは返すことが前提となっているから、借りることができます。

借りられているだけでも、感謝することです。

借りることができなければ、あなたは今ここに存在していません。

レンタルは一定の期間満了の時期に近づけば、返さなければなりません。

それは、不思議なことでも何でもなく、当然のことです。

レンタルしているものを返すから、ほかの人がまた借りることができるようになります。

耳の痛い話ですが、あなたの体も神様からレンタルしているのです。

いずれ返さなければならなくなるときがやってきます。

つまり「死と直面する」ということです。

「なぜ死ぬのか」と言われても、その理屈は通りません。

「レンタルしたものを、なぜ返さなければならないのか」と言っていることと同じです。

借りたものは返すのが当然です。

借りたものを返さないと泥棒になります。

指名手配されます。

警察に捕まり、地獄に落ちてしまいます。

ほかの人が借りられなくなり、迷惑をかけてしまいます。

誰でも死にたくないのは同じです。

借りたものを返したくない気持ちになるのは、みんな、同じです。

しかし、死ななければならないのです。

レンタルしたものは返さなければならないように、人間も生まれた瞬間から死ぬプログラムがインプットされています。

一時的に肉体を神様から借りて、今、あなたは生きています。

自分の肉体がまた土に還るとき、ほかの人がまたレンタルできるようになります。

それが「輪廻転生りんねてんせい」です。

あなたの死は、ただ借りたものを返すというだけです。

返したとき、ほかの人がまた借りられるようになります。

命のバトンタッチができるのです。

宿命を生かす意味(30)
  • 借りたものは、返す。
まとめ

宿命を生かす30の意味

  1. 宿命は変えられない。
  2. 宿命は、あなたの原点。
  3. 宿命を受け入れて、自分の持ち味にしよう。
  4. どうしても好きになれない宿命は、反面教師として受け入れる。
  5. 身の回りの現実から、大切な学びを見つける。
  6. そもそもの性格は、受け止め方しだいで変わる。
  7. 変えられないということは、安定しているということ。
  8. 宿命ほど、節約できることはない。
  9. 花の咲かないタネはないように、才能のない人間もいない。
  10. 自分の性格は、恵まれた才能の1つである。
  11. 「変えよう」という発想から「ありのままを生かそう」という発想へ。
  12. アンバランスこそ、自然の形。
  13. 宿命は、奪われることのない財産である。
  14. なぜ人として生まれたのかは、誰にもわからない。
  15. 宿命は、あなたの生き方を教える道しるべ。
  16. 傷のついている宿命ほど、輝いている。
  17. 傷のない宿命は、傷をつけるために行動しよう。
  18. 不自由さを持っている人ほど、幸せに気づくセンサーが敏感になっている。
  19. 自分を褒めると、両親を褒めたことになる。
    両親を褒めるためには、自分を褒めよう。
  20. 「できないこと」は、世の中にはあり得ない。
  21. DNAの遺伝による宿命がある。
  22. 「どれだけ長く生きたか」ではなく「どれだけ濃く生きたか」が大切。
  23. 神様はあなたに「中途半端さ」という宿題を与えた。
  24. 愛を勉強するために、私たちは中途半端として生まれてきた。
  25. 本当の手本とは、親子関係がうまくいっている人のことをいう。
  26. 傾いている振り子ほど、パワーが生まれる。
  27. 電車の乗り間違いをしていませんか。
  28. 余裕がなくなったときには、ひとまず足を止めてみよう。
  29. 思いもよらない成り行きを、大切にしよう。
  30. 「なぜ死ぬのか」という質問はナンセンス。
    借りたものは返すのが当たり前。

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