宿命は、生まれたときから、すでに決まっています。
後から変えようと思っても、変えられません。
自分の力では決められないし、変えることができません。
変更のできない宿命なのですから、真正面から向き合っていかないといけないのです。
向き合ってこそ、そもそも自分に内在する特徴を最大限に生かせるようになります。
しかし、変えようもないことを否定している人がいます。
「私は、自分の両親が嫌いだ」
「自分の生まれたところは、田舎だから嫌い」
「アメリカ人として生まれたかったな」
こうしたことを言っても、仕方ないのです。
いくら嘆いて愚痴を言っても、どうしようもありません。
宿命に関しては、選択肢はありません。
もう決まっていることなのです。
大好きになってしまえばいい。
自分の好き嫌いを一切捨てて、すべて、まるごと受け入れてしまいます。
「私は自分の両親が大好きだ」
「生まれた土地に感謝」
「日本人として生まれてよかった」
宿命は、あなたの原点です。
土台であり、基本です。
そうした土台をしっかり固めてこそ、大きなピラミッドが作れるようになります。
宿命を否定する人は、人生で失敗します。
土台を否定して、どう大きなピラミッドを作ることができるのでしょうか。
宿命を肯定して、受け入れ、強固にさせてこそ、大きなピラミッドを組み立てていけます。
「人生では基本が大切だ」と言われますが、基本とはまさに「宿命」のことを言います。
自分の宿命をありのまま受け入れて、大好きになってこそ、次のステップが踏めるのです。